- はじめに
- 道徳の時間について語ろう
- 〜もっとすてきな自分を目指して〜
- 道徳の時間をつくろう
- 〜子どもたちが切実感や必要感を感じられるように〜
- 道徳の時間を工夫しよう <実践> @―M
- @ 「だまっていないで」
- 第2学年 1−(4) 誠実・明朗
- A 「明るくあいさつ」
- 第2学年 2−(1) 礼儀
- B 「しんせつの花をさかせよう」
- 第2学年 2−(2) 思いやり・親切
- C 「たすけあい」
- 第2学年 2−(3) 信頼・友情,助け合い
- D 「元気になった」
- 第2学年 3−(2) 生命尊重
- E 「わがまま」
- 第3学年 1−(1) 節度,節制・自立
- F 「よく考えて」
- 第3学年 1−(2) 思慮・反省
- G 「かがやく自分になろう」
- 第3学年 1−(3) 勤勉・努力
- H 「みんな友だち」
- 第3学年 2−(3) 信頼・友情,助け合い
- I 「大好きな風景」
- 第3学年 3−(3) 敬けん
- J 「きまりをまもる力」
- 第3学年 4−(1) 公徳心・規則の尊重
- K 「はたらくって気持ちいい」
- 第3学年 4−(2) 勤労
- L 「ぼくの学級」
- 第3学年 4−(4) 愛校心
- M 「力強く生きる」
- 第4学年 3−(3) 敬けん
- 道徳の時間と生活をつなげよう
- 〜支える,つながる道徳の時間〜
- 道徳の時間を楽しむ教師でいよう
- 〜共に学び続ける〜
- おわりに
はじめに
道徳の時間は,基本的に週1時間しかありません。その1時間をとても大切に思います。これまでの自分をしっかり振り返り,自分のこれからの生活に夢と希望を抱き,来るべき自分の未来に向けてこつこつと準備をする,それが道徳の時間だと思います。
道徳の時間に育つ道徳性はオンリーワンです。オンリーワンということは,世界のどこを探しても同じものはないのです。子どもたちが,自分の人生をつくっていくために,このオンリーワンの道徳性を,もっと豊かなものにしていってほしいと日々願っています。そして,道徳の時間の中で感じたものを大切にし,自分も自分以外も大事にしながら,オンリーワンの中のナンバーワンを目指していってほしいと思います。
道徳の時間をもっと楽しいものにしていきたいと考えます。道徳で取り扱う内容が漠然としていると,どうしても授業も漠然となりワンパターンに陥りやすくなります。そのワンパターンからの抜け出すために,指導方法に走り過ぎてしまい,ただ活動が楽しいだけの学習にもなってしまっては,ねらいに迫ることはできません。
そこで,今回は板書と発問に徹底してこだわることに重点を置いて,授業の質を上げようと取り組んでみました。まだまだ未熟な実践ではありますが,その取組の中の実践を今回いくつか紹介させていただきます。本書を読まれる先生方のこれからの実践に少しでもお役に立てたなら幸いです。
2008年7月 鹿児島大学教育学部附属小学校 /永田 孝哉
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- 明治図書
- 具体的事例が多く大変参考になりました。2021/1/830代・小学校教員