中学校学級活動適応指導のファックス資料集 2年

中学校学級活動適応指導のファックス資料集 2年

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生徒一人一人が学級生活に満足するためのワークシート集。

学校生活へ適応できない生徒の増大が中学教師の頭を悩ませています。学校生活のリズムに乗り切れない生徒の出現が問題になっているわけです。本書はそうした傾向を是正する学級活動適応指導の指導案を作業シート付きで提供します。2年版。


復刊時予価: 2,277円(税込)

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ISBN:
4-18-862219-9
ジャンル:
特別活動
刊行:
2刷
対象:
中学校
仕様:
B5判 120頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

まえがき
1章 なぜ,いま中学校で適応指導なのか
1 いま,子どもたちの現状は
2 特別活動は期待に応えているか
3 なぜ、いま適応指導なのか
4 どのような考え方で適応指導を進めるのか
2章 2年学級活動適応指導のファックス資料
◆1 学級や学校の生活の充実と向上に関する適応題材◆
§1 中堅学年何でがんばるか
§2 学級の組織を考えよう〜係活動決めを通して〜
§3 上級生,下級生としてどう振る舞うか
§4 一年間の自分の活動計画を作ろう
§5 当番活動を効率よく行おう
§6 係活動の課題や問題を解決しよう
§7 学級の問題や課題に目を向けよう
§8 部活動の問題を解決する方法を考えよう
§9 生徒会活動を活発にする方策を考えよう
◆2 個人及び社会の一員としての在り方に関する適応題材◆
§1 悩み解決大作戦@〜悩みや不安について語り合おう〜
§2 悩み解決大作戦A〜友達の悩みや不安を解決しよう〜
§3 男女の協力とは何かを考えよう
§4 男女の特性について考えてみよう
§5 嬉しかった友達の一言を語り合おう
§6 元気を出す自分の秘訣を公表しよう
§7 家族の一員として
§8 家庭での義務と責任
§9 近所の人に自分のことを聞いてみよう
§10 友達とのけんかを解決する秘訣を考えよう
§11 ボランティア活動の体験談を発表しよう
§12 ボランティア活動は自分に何を与えてくれるか考えよう
§13 ボランティア活動の実践者に話を聞こう
◆3 健康や安全に関する適応題材◆
§1 健康づくりの実践報告会をしよう
§2 ストレス解消法を語り合おう
§3 お菓子や飲み物の功罪を研究しよう
§4 喫煙・飲酒・薬物乱用をする中学生について本音で語ろう
§5 性に関する興味と行動について語ろう
§6 人を愛することとはどういうことか語り合おう
§7 登下校中に身に降りかかる危険について考えよう
§8 登下校中の歩き方,それでよいか
§9 交通事故にあったらどうする
§10 校内で発生する事故の傾向を調べよう
§11 楽しく食べられる給食時の場づくりを工夫しよう
§12 給食の優れている点を見つけよう
§13 人を不愉快にさせる食べ方不愉快にさせない食べ方
◆4 学業生活の充実に関する適応題材◆
§1 自分を生かす選択教科の選択
§2 総合的な学習の時間で伸ばしたい自分の力
§3 失敗しない定期テストの準備計画をつくろう
§4 参考書や問題集の効果的な活用方法
§5 教科別で考える予習法と復習法
§6 勉強意欲を邪魔するものは何か
§7 学校図書館で見つけた素晴らしい本
◆5 将来の生き方と進路の適切な選択に関する適応題材◆
§1 卒業後に学べる場所にはどんなところがあるのだろう
§2 さまざまな社会体験活動を振り返ろう
§3 家族の仕事について調べてみよう
§4 職場体験を振り返ろう
§5 身近な人の生き甲斐について考えよう
§6 中学校卒業後の進路希望を語り合おう

まえがき

 平成10年,学校週五日制の下,各学校がゆとりの中で特色ある教育を展開し,生徒一人一人の豊な人間性や自ら学び,自ら考える力などの「生きる力」を育成することを目指して中学校学習指導要領が改訂された。

 この改訂は,詰め込み教育の反省に立って,教える内容を絞り,どの子にも基礎学力をつけさせ,学ぶ態度を身につけさせ,個性をより重視するという趣旨のもとに行われた。

 しかし,こうした理念は正しくとも,その目標は達成されたのかという疑問が,学力低下への批判となって強まっている。知識の量や学びの水準を抑えて学習意欲や関心を重視するという新学力観に基づいた改革ではあったが,その意に反して学力水準だけでなく学習意欲も低下させてしまっているのではないかという声が強まっている。

 特別活動においても,「好ましい人間関係の醸成」,「基本的なモラルや社会生活上のルールの習得」,「協力してよりよい生活を築こうとする自主的・実践的な態度の育成」,「ガイダンスの機能の充実」を基本方針とする新たな指導の方向性が示された。

 特別活動はその意義や必要性を否定する声は少なく,むしろその必要性や意義を評価する声は強い。しかし,そうした声にもかかわらず,特別活動の中核的内容である学級活動は,その趣旨を踏まえた十分な指導が展開されていない。

 これは,学級活動の目標が概念的でとらえにくいこと。内容や指導方法が多岐にわたること。週1時間のための準備や事前活動に煩雑さを感じること。また,十分な準備をしなくても,その場になればなんとかその時間の学級活動は消化することができてしまうことなどに原因がある。そのために,学級活動の時間が「総合的な学習時間」の補充に使われたり,ゲーム的な取り上げ方で「ライフスキル」が行われたりしている現状がある。「総合的な学習時間」の導入に伴って特別活動の存在感はますます薄れているといっても過言ではない。

 しかし,今の子どもたちの現実を見たとき,子どもたちの豊な成長を願ったとき,特別活動の特質を正しく踏まえた学級活動の指導・援助をより充実していかなければならないということは喫緊の課題である。

 そこで,実効性のある学級活動,効力性のある学級活動の実践が可能となるよう願って,適応題材に重点を置いて本書を編集した。本書では,学級活動適応指導ファックス資料集として,学校の実生活に即して起こりうる現実的な課題を取り上げ,生徒一人一人が確実に適応できる指導が可能となるようファックス資料を厳選した。

 学級の生徒一人一人がもつ欲求とその生徒を取り巻く環境との間で調和が保たれるようにしなければならない。生徒一人一人が満足を感じ,情緒的に安定して学校生活を送ることができるよう学級活動で指導・援助していくことが重要である。

 学級活動における適応指導は,学級の生徒たちに共通する実生活上のこうした衝突や軋轢(学級・学校生活上の諸問題)を認識され,生徒自らがその適切な解決や改善を図る取り組みと,衝突や軋轢をできるだけ生じさせないような取り組みを指導・援助していくことにねらいがある。

 学級担任の先生方が本書を有効に活用いだだき,有効性のある学級活動,実効性のある学級活動を展開してくださることを心より願っている。

 結びにあたり,本書の刊行の趣旨にご理解いただき,校務多忙な中にもかかわらず貴重な資料を提供していただいた諸先生方,刊行に際しご尽力を賜った明治図書出版株式会社の安藤征宏氏をはじめ編集部の皆様に心から感謝を申し上げる。


  平成17年4月   編者 /桑原 憲一

著者紹介

桑原 憲一(くわはら けんいち)著書を検索»

埼玉県川口市教育委員会学務課長

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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