小学校新学習指導要領の展開 体育科編
平成20年版

小学校新学習指導要領の展開 体育科編平成20年版

新学習指導要領のねらいを具体化する完全ナビ&ガイド!

本書では、発達段階に応じて明確化・体系化された指導内容の具体的な授業展開例をビジュアルに紹介しました。コミュニケーション能力、論理的思考力の育成なども視野に入れ、実生活につながる新しい体育科の授業づくりにかかせない1冊です。


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ISBN:
978-4-18-839016-0
ジャンル:
学習指導要領・教育課程保健・体育
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 180頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年11月20日
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
T 体育科の改訂のねらいと要点
1 新しい教育課程の特徴
(1) 学習指導要領改訂の基本的な考え方
(2) 教育課程の基本的な枠組み
2 体育科の改善の基本方針
(1) 運動領域の基本方針
(2) 保健領域の基本方針
3 体育科の改訂の要点
〈運動領域〉
(1) 指導内容の体系化
(2) 発達段階に応じた指導内容の明確化
(3) 体力向上の重視
(4) 運動の取上げ方の弾力化
〈保健領域〉
4 体育科の領域及び内容の変更一覧
(1) 領域の変更一覧
(2) 運動領域の内容の変更一覧
(3) 保健領域の内容の変更一覧
U 新しい体育科の目標と内容
1 目標の考え方
(1) 教科の目標
(2) 学年の目標
2 領域及び内容の変更点
(1) 領域構成の変更点
(2) 内容構成の変更点
A 体つくり運動系
B 器械運動系
C 陸上運動系
D 水泳系
E ボール運動系
F 表現運動系
G 保健
3 これからの学習指導のポイント
〈運動領域〉
(1) 身に付けさせたいことへ向けてのしっかりとした指導
(2) 知識や技能を活用する学習活動の工夫
(3) 体力の向上
〈保健領域〉
(1) 学習内容を明確にした指導
(2) 知識を活用する学習活動の工夫
V 指導計画作成のポイント
1 複数学年での計画をどのように具体化するか
(1) 学年配当の基本的な考え方
(2) 具体的な配当の仕方
中学年の年間指導計画例 /高学年の年間指導計画例
2 単元計画作成の基本的なポイント
(1) これからの方向
(2) 学習の進め方の工夫
3 保健領域の指導計画作成のポイント
(1) 授業時数を適切に配当する
(2) まとまりを重視した効果的な配当時間をするなどの工夫をす
(3) 体育・健康に関する指導の指導方針との関連を重視する
(4) 保健領域と運動領域,学校給食との関連を重視する
W 新しい体育科の学習指導の展開例
低学年
【1】体つくり運動
○多様な動きをつくる運動遊び
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例/「体ほぐしの運動」との関連
【2】器械・器具を使っての運動遊び
○固定施設を使った運動遊び
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例/「体ほぐしの運動」との関連
【3】走・跳の運動遊び
○走の運動遊び
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例/「体ほぐしの運動」との関連
【4】水遊び
○浮く・もぐる遊び
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例/「体ほぐしの運動」との関連
【5】ゲーム
○ボールゲーム
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例/「体ほぐしの運動」との関連
【6】表現リズム遊び
○表現遊び
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例/「体ほぐしの運動」との関連
中学年
【1】体つくり運動
○多様な動きをつくる運動
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例
【2】器械運動
○マット運動
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例/「体ほぐしの運動」との関連
【3】走・跳の運動
○小型ハードル走
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例/「体ほぐしの運動」との関連
【4】浮く・泳ぐ運動
○泳ぐ運動
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例/「体ほぐしの運動」との関連
【5】ゲーム
○ネット型ゲーム
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例/「体ほぐしの運動」との関連
【6】表現運動
○リズムダンス
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例/「体ほぐしの運動」との関連
【7】「毎日の生活と健康」
○健康な生活とわたし
単元名:「毎日の生活と健康」(第3学年)/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/本時の指導
高学年
【1】体つくり運動
○体力を高める運動
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例/「体ほぐしの運動」との関連
【2】器械運動
○跳び箱運動
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例/「体ほぐしの運動」との関連
【3】陸上運動
○走り高跳び
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/目標記録のもたせ方について/安全な学習のために/年間計画への取上げ方の例
【4】水泳
○クロール
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例
【5】ボール運動
○ゴール型
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例/「体ほぐしの運動」との関連
【6】表現運動
○表現
単元名/授業づくりの基本的な構想/単元の目標/単元計画/1単位時間の展開例/年間計画への取上げ方の例/「体ほぐしの運動」との関連
【7】「けがの防止」の内容について
○けがの防止
単元名:「けがの簡単な手当」(第5学年)/単元の目標/単元計画/本時の指導
【8】「病気の予防」の内容について
○病気の予防
単元名:「病原体がもとになって起こる病気の予防」(第6学年)/単元の目標/単元計画/本時の指導
X 体育科の授業と関連する内容について
1 「特別活動」,「体育・健康に関する指導」と関連的な指導
2 「総合的な学習の時間」との関連
3 家庭・地域との連携
4 幼稚園での領域「健康」との連続的な指導
5 中学校での「保健体育科」との関連的な指導
付録:小学校学習指導要領「体育」

まえがき

 学習指導要領は,ほぼ10年に1回の割合で改訂が行われてきている。学習指導要領の改訂に先だって,中央教育審議会答申(平成20年1月17日)は,@基礎的・基本的な知識・技能を習得すること,A知識・技能を活用する学習活動,B問題解決的な学習や探究活動という方向性を示し,これを受けて改訂が行われている。

 これらのことを踏まえ,体育科においては,生涯にわたって健康を保持増進し,豊かなスポーツライフを実現することを重視して改善が図られた。その際,心と体をより一体としてとらえ,健全な成長を促すことを重要視し,引き続き保健と体育を関連させて指導することとしている。

 したがって体育科の学習においては,生涯にわたって健康を保持増進し,豊かなスポーツライフを実現することができるよう,発達段階に即して指導内容を明確にし,知識や技能を活用する学習活動などにより思考力・判断力等を身に付けることができるようにすることが求められる。

 このような改善は,運動領域では,その学習が情緒面や知的な発達を促し,集団的な活動や身体表現などを通じてコミュニケーション能力を育成することや,筋道を立てて練習や作戦を考え,改善の方法などを互いに話し合う活動などを通じて論理的思考力をはぐくむこと,また,それぞれの運動が有する特性や魅力に応じて,基礎的な身体能力や知識を身に付け,生涯にわたって運動に親しむことができるようにすることなどを踏まえてのものと考えられる。保健領域では,生活習慣の乱れやストレスなどが健康に影響することを学ぶことが重要であり,健康の概念や課題,心身の発育・発達と健康,生活習慣病などの疾病の予防,保健医療制度の活用,健康と環境,傷害の防止としての安全などの内容について学ぶことにより,自らの健康を管理し改善していく資質や能力を育成していくことを踏まえてのものと考えられる。

 本書は,小学校体育科の授業において,従前の考え方と改善の方向性を踏まえつつ,体力及び運動の技能から構成される身体能力とそれにかかわる知識並びに保健にかかわる内容を明確にした指導の方向性についてのアイデアを提供しようとするものである。

 新学習指導要領体育科が示している理念と指導内容を踏まえて,子どもたちが運動の特性や魅力に応じて学習することにより,体力の向上につながり実生活で生かすことができるようになること,健康の保持増進のための資質や能力の育成を図ることができるようになることを願ってやまない。

 終わりに,本書の発行に当たり,明治図書の石塚嘉典・湯浅拓子氏に大変お世話になったことに対し厚くお礼を申し上げる次第です。


  平成21年2月   /渡邉 彰 /今関 豊一

著者紹介

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同志社大学教授

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順天堂大学准教授

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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