新幼稚園教育要領の展開

新幼稚園教育要領の展開

今回の改訂で「学校教育としての幼稚園」の在り方が明らかになった幼稚園教育要領。既に始まっている幼稚園の具体的な実践が多数収録されているので、新教育要領の理解だけでなく教育課程編成や指導計画の作成など、各園で実践する手がかりとして活用できる1冊です。


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ISBN:
978-4-18-837812-0
ジャンル:
学習指導要領・教育課程幼児教育
刊行:
対象:
幼児・保育
仕様:
A5判 200頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年11月18日
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もくじ

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まえがき
T章 改訂の経緯と基本方針
1 改訂の経緯
2 幼稚園教育要領の改善の内容
U章 これからの幼稚園教育
1 幼稚園教育が抱える課題 〜「不易の課題」と「今日的課題」〜
2 課題解決のための6つの観点
V章 新しい幼稚園教育要領の解説と事例
1 総則
2 ねらい及び内容
[1] 健康
教育要領本文と読み解きのポイント
実践事例1 体を動かす喜びを味わう
実践事例2 食育
[2] 人間関係
教育要領本文と読み解きのポイント
実践事例3 協同の経験を重ねる
実践事例4 家庭や地域社会との連携
実践事例5 規範意識の芽生えを培う
[3] 環境
教育要領本文と読み解きのポイント
実践事例6 思考力の芽生えを培う
[4] 言葉
教育要領本文と読み解きのポイント
実践事例7 言葉による伝え合い
[5] 表現
教育要領本文と読み解きのポイント
実践事例8 表現する過程
3 指導計画及び教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動などの留意事項
[1] 指導計画作成に当たっての留意事項
教育要領本文と読み解きのポイント
実践事例9 多様な体験
実践事例10 小学校との連携
実践事例11 特別支援教育(個別の指導計画など)
[2] 教育課程に係る教育時間の終了後等に行う教育活動などの留意事項
教育要領本文と読み解きのポイント
実践事例12 預かり保育
実践事例13 子育て支援
付録1 幼児教育振興アクションプログラム
付録2 幼稚園における学校評価ガイドライン

まえがき

 平成18年12月教育基本法が約60年ぶりに改正されました。教育基本法は,教育の機会均等の理念のもとに,日本の教育の基本を示すものです。今回の改正では,社会構造が大きく変化する中で,21世紀を切り拓く心豊かでたくましい日本人の育成をめざす観点から,これからの教育理念を示しています。特に,幼児教育では,人間の成長において幼児期の教育が重要であることから,第11条に,幼児期の教育は,生涯にわたる人格形成の基礎を培うものとしてその振興に努めることが,新たに示されました。これにともない,平成19年6月学校教育法が一部改正され,義務教育の目的が規定されるとともに,各学校段階の目的・目標が改正されました。幼稚園の目的は,「第22条 幼稚園は,義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして,幼児を保育し,幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて,その心身の発達を助長することを目的とする。」とされ,幼児教育としての独自性をもちつつ,学校教育としての一貫性を図ることが明示されました。

 こうした教育基本法や学校教育法の改正を受けて,中央教育審議会は「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善について」を答申(平成20年1月)し,今回の幼稚園教育要領改訂が行われました。学校教育の大きな転換期の中で,これからの「学校教育としての幼稚園」の在り方が明らかに示されました。

 教育には,時代を超えて継承すべき価値あるものとしての「不易」と,それを守り次の時代につないでいくために変わらなくてはならないものとしての「流行」があると言われています。まさに,新幼稚園教育要領では,幼稚園教育の基本を確認するとともに,そのことを幼児期の教育の基本として次の時代につないでいくために,幼稚園が変わらねばならないことを示しています。これまでの幼稚園が,必ずしも社会の変化に無関心であったというわけではありませんが,子どもや子育てを取り巻く環境が大きく変化する今日では,本来の子どもの育ちやその子育てを支えていくために,幼稚園が対応していかなければならない課題があるのです。

 本書は,こうした新幼稚園教育要領の趣旨についての理解を深め,これからの幼稚園の在り方を考える参考書として活用していただくことを目的として編集しました。その特色は,新幼稚園教育要領改訂の趣旨に基づいて,すでに始まっている幼稚園の実践を紹介し分かりやすく解説するとともに,各幼稚園で実践する際の手がかりを具体的に示していることです。

 本書は,三つの章及び付録から構成しています。T章は,幼稚園教育要領の主な改訂内容及びその経緯について,その概要をまとめています。U章は,これからの幼稚園について,継承すべき価値と変化に対応すべき課題について述べています。V章は,新幼稚園教育要領の構成に沿って,実践事例をあげ,具体的に分かりやすく解説しています。

 各幼稚園において,先生方が幼稚園教育要領改訂の趣旨についての理解を深め,教育課程編成や指導計画の作成,また保育の見直し等に,さらには園運営の在り方を検討する際に,活用されることを期待しています。

 最後に,本書の出版にあたっては,出版を薦めてくださった明治図書の仁井田康義様,また編集にあたって細やかな配慮をしていただきました明治図書の木村悠様に,心より感謝申しあげます。


  2008年12月   /神長 美津子 /岩立 京子

著者紹介

神長 美津子(かみなが みつこ)著書を検索»

東京成徳大学子ども学部 教授

前文部科学省初等中等教育局幼児教育課教科調査官

幼稚園教育要領解説作成協力者

岩立 京子(いわたて きょうこ)著書を検索»

東京学芸大学総合教育科学系 教授

筑波大学心理学系技官を経て,東京学芸大学幼児教育科で23年にわたり,幼児教育の専門家養成に従事。

幼稚園,小学校の研究会での助言者,幼児教育行政の委員などを経て現職。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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