道徳授業技術双書23
新小学校道徳内容の研究と展開高学年

道徳授業技術双書23新小学校道徳内容の研究と展開高学年

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高学年22項のそれぞれについて解説し,具体的な実践記録で今後の授業のあり方を示唆しました。研究授業や授業研究には欠かせない重宝な書です。


復刊時予価: 2,490円+税

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-815703-8
ジャンル:
道徳
刊行:
2刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 186頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第
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目次

もくじの詳細表示

はじめに
第T章 道徳授業の組み立て
一 道徳授業の現状と課題
二 ねらいと資料と児童生徒(道徳授業のりんかく)
三 道徳授業の指導過程(四段階説)
四 資料分析の意義と観点
第U章 小学校道徳内容の解説と展開例
【四つの視点について】
〈項目1-(1)〉
解説
展開例 「節度」(五年)
〈項目1-(2)〉
解説
展開例 「不撓不屈」(五年)
〈項目1-(3)〉
解説
展開例 「自由・規律」(六年)
〈項目1-(4)〉
解説
展開例 「誠実」(五年)
〈項目1-(5)〉
解説
展開例 「創意工夫」(五年)
〈項目1-(6)〉
解説
展開例 「個性の伸長」(五年)
〈項目2-(1)〉
解説
展開例 「礼儀作法」(五年)
〈項目2-(2)〉
解説
展開例 「親切・同情」(五年)
〈項目2-(3)〉
解説
展開例 「友情」(六年)
〈項目2-(4)〉
解説
展開例 「寛容」(五年)
〈項目2-(5)〉
解説
展開例 「尊敬・感謝」(六年)
〈項目3-(1)〉
解説
展開例 「自然愛」(六年)
〈項目3-(2)〉
解説
展開例 「生命尊重」(五年)
〈項目3-(3)〉
解説
展開例 「敬虔」(六年)
〈項目4-(1)〉
解説
展開例 「責任」(六年)
〈項目4-(2)〉
解説
展開例 「公徳心・義務」(六年)
〈項目4-(3)〉
解説
展開例 「公正・公平・正義」(六年)
〈項目4-(4)〉
解説
展開例 「勤労」(五年)
〈項目4-(5)〉
解説
展開例 「家族愛・家庭愛」(五年)
〈項目4-(6)〉
解説
展開例 「愛校心」(六年)
〈項目4-(7)〉
解説
展開例 「愛国心」(六年)
〈項目4-(8)〉
解説
展開例 「国際理解・人類愛」(五年)

はじめに

―本編書の成立経過と内容の構成について―


 一 内容解説について

 前著『小学校道徳内容の研究と展開』が明治図書から刊行されたのは、一九八三(昭和五八)年のことでありました。広く全国の先生方に愛読されたことは、私としてまことに光栄であり嬉しい、ありがたいことでありました。その後、「小学校道徳内容の研究と資料分析」と題して、旧二八項目の内容の解説と資料分析について、月刊誌『道徳教育』に一九八五(昭和六〇)年から一九八七(昭和六二)年に至る二九ヶ月にわたって連載させていただきました。その間に、私の勤務大学も変わり、いよいよ多忙を増しました。

 その後、平成元年三月一五日に、小学校学習指導要領が全面的に改訂されました。

 明治図書出版では、つとにそれに向けて、改訂学習指導要領に沿った解説と、それぞれの項目内容による学習指導案と授業記録を附して、低・中・高学年三編に分けての出版を、私に依頼されました。依頼の趣旨はもっともであると考えて引き受けましたが、これは予測をはるかに上回る難事業でありました。

 第一に、改訂された学習指導要領は、従来の、全学年を通しての二八項目とは異なり、学年毎にその内容の数と文言が異なり、さまざまな工夫も加えられています。四つの視点が設定され、各内容の位置付けが決められたことによって、それぞれの内容の理解の仕方やねらいが多少とも異なってきていることもあって、『道徳教育』に連載した解説をそのまま掲載するわけにはまいりません。同じ趣旨の内容であっても、低・中・高学年にわたって内容の書き分けが必要となり、ほとんど全面的に書き直しました。

 第二に、第一学年及び第二学年の一四、第三学年及び第四学年の一八、第五学年及び第六学年の二二のそれぞれの項目内容についての指導案と授業記録をどのような先生方にお願いするのがよいかなどについて熟考しました。そして後に記すような観点で、五〇人を越える先生方に協力をお願いしました。


 二 第T章「道徳授業の組み立て」について

 これは旧編著の「道徳授業の構成」と題して掲載しましたものを書き直したものに加えて、『道徳教育』八七年九月号(三二二号)に掲載した「資料分析の意義と方法」という一文を書き改めたものとの二論説であります。


 三 第U章「四つの視点」について

 学習指導要領・道徳では、内容項目の位置付けとその内容を明確にするために、各学年ともに四つの視点を設定してあります。これは大変重要なものであります。この四つの視点の意義と、それぞれの趣旨の理解に資するために、きわめて簡潔に私見を述べました。

 以上は全学年を通じて共通して掲載します。


 四 「指導案・授業記録」について

 低学年一四、中学年一八、高学年二二の内容について、それぞれに指導案と授業記録の提供を全国の先生方に依頼するについて、次のような考え方を取りました。

(1) 全国各地で、都心部とそうでないところででも、道徳教育に熱心に尽力されているが、中央の雑誌や著述などに余り執筆の機会を得ておられない、若手の先生方にお願いする。

(2) わが国の道徳授業の現状にかんがみて、これから二〇歳代から三〇歳代の先生方に、学級担任として道徳授業をお願いするという実情に適合するように、ごく普通の、どなたにでもできるような授業の記録をお願いする。

(3) 授業をお願いしたのは、改訂学習指導要領の告示前でありますから、ねらい等の表記について、私の責任で訂正加除する。

(4) 授業記録の内容を改変することはもちろんできませんが、道徳授業の方法等についての定石に適合し、前記「道徳授業の組み立て」の拙稿の内容との整合を期するために、私の責任において何ほどかの加除修正を施しました。

(5) 指導案と授業記録の提供をお願いする先生方の選定について、次のように考えました。

 (@) 原則として、現在、学級担任教師として在職しておられる、比較的にお若い先生方にお願いする。(一部の例外はあります。)

 (A) 各先生方にお願いする内容項目は、編集部で事務的に割り当てを一任しました。また利用資料は、各先生方の任意の選択に委ねました。

 (B) 授業記録をお願いした先生方は、次のような方法で人選いたしました。

 (ア) 私から、また私と編集部とから、直接にお願いした先生方。

 (イ) 全国各地と言っても、私の立場から見て、都道府県にわたることはできませんし、またそれが良いとも言えません。そこで、次のように各地で指導的な立場に居られる左記の方々に御推挙・御指導をお願いしました。いずれも若手のすぐれた先生方をよくご存じの方々であります。記して、心からの謝意を表します。

  石川県教育委員会指導主事     村井加代子氏

  小松市教育委員会指導主事     藤本 義久氏

  福井県鯖江市立鯖江東小学校教諭  福岡りつ子氏

  福井県教育研究所若狭支所研究主事 田中 正夫氏

  岐阜県海津郡海西小学校長     奥村  怜氏

  岐阜県揖斐川町立小島小学校教頭  長澤  充氏

  滋賀県教育委員会学校教育課参事  岸  宏誠氏

  大阪府枚方市教育委員会教職員課長 渡邊利八郎氏

  岸和田市立城内小学校教頭     荊木  仁氏

  大阪市立南大江小学校長      田中 文男氏

  岡山県教育委員会指導主事     板野 敦子氏

  鳥取県米子市立義方小学校長(当時)畑田 茂夫氏

  米子市立福生西小学校教頭     大村 雅夫氏

  徳島県教育委員会指導主事     笹田 博之氏

  福岡県教育委員会指導主事     因 征四郎氏


 五 「考察」について

 上記のように、提供された授業記録の表記等について私が修正するということになりました。したがってその内容については私に責任がありますので、特にこれを批評したりすることを最小限度に止めました。そしてその替りに、内容解説の再確認、また本書に書けなかった道徳授業の方法上の問題などについての私見などを、コラム風に書くことを原則としました。これをも合わせての解説研究であると見なしていただければお役に立つと確信しています。

 明治図書出版編集部の仁井田康義氏から依頼を受けてから一年半を経過しました。また、学習指導要領が告示されてから半年以上を経過して、ようやく本書が上梓されることになりました。私自身が公私にわたっての多忙の中での、責任の大きな仕事でありました。まことに感慨無量であります。その間、授業記録の提供をしていただいた五〇人余の先生方、その先生方を御推挙御指導いただいた先生方に、心から敬意と謝意とを表します。

 多くの有為の先生方の御協力によって編集された本書が、全国の若い先生方のお役に立つことができたら、喜びこの上のないことです。


  平成元年八月 京都   /村上 敏治

著者紹介

村上 敏治(むらかみ としはる)著書を検索»

大阪府出身

広島文理科大学哲学科卒業

現在 京都教育大学名誉教授

   聖徳学園,岐阜教育大学教授

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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