- 推薦の言葉 /村上 敏治
- はじめに
- 第一章 思いやりの心を育てるために
- 1 思いやりとは、「思い」、「遣り」である
- 2 「思いやり」とは、人間が人間として生きようとする道徳の基礎
- 3 「子どもの心に響かせる」ということ
- 第二章 先生と子どもの心の響き合いを求めて
- 1 思いやりを育てる子育て十か条「あいうえお かきくけこ」
- 2 思いやりの心はぬくもりのある家庭で育つ
- 3 あいさつは相手に感謝し、相手を敬う思いやりの行為である
- 4 「いいこと」、「悪いこと」のけじめを身につけさせること
- 5 母性的なやさしさと、父性的なきびしさと
- 6 親の一言が子どもの心に響く
- 7 つかず、はなれず、支援するということ
- 8 親の涙を見たとき
- 9 お祈りをする母親の姿
- 10 子どもを諭すということ
- 11 家族での食事を大事にするということ
- 12 子どもはお母さんの手作りがうれしい
- 13 時間のゆとりは心のゆとり、心のゆとりは思いやりの心を育む
- 14 友達と夢中になって遊ぶ中で
- 15 親と子どもの心が響き
- 第三章 心を響き合わせる道徳の授業づくり
- 1 心が響き合う学級づくりと道徳教育
- 2 道徳教育の求めるもの
- 3 子どもの成長と道徳性
- 4 道徳授業にあたっての教師の基本的な姿勢
- 5 道徳の時間は学校の全教育活動で行う道徳教育の「要」
- 6 学級経営と道徳授業―思い出の道徳授業から
- 思いやり「カーテンの向こう」
- 親切に「ぐみの木と小とり」
- お年寄りにやさしく「F駅のホームでの出来事」
- 7 家庭・地域社会と連携して全校で取り組むあいさつ指導
- 8 参観日には積極的に道徳授業にチャレンジしよう
- 第四章 保護者の方へ
- ―豊かな心づくりを求めて
- 1 学級担任から保護者の方へ
- 2 家庭教育と学校教育の橋渡し
- 母からの贈り物/ 大切にしたい「もったいない」という言葉/ 自分を律し、がまんする心を/ 感謝の心と謙虚な姿
- 3 先生たちに校長の願いを語る
- 教育は一期一会/ 心を育むこと ここからの出発/ 先生の姿は、子どもに説得力をもつということ/ 子どもはすばらしい感性をもっているのだ
- 4 豊かな道徳性は「生きる力」の礎
推薦の言葉
京都教育大学名誉教授 /村上 敏治
道徳は、人間の生き方全体にかかわるものであるから、その全方位の視点を展望しなくてはならない。それをそれぞれの視点に細分して論ずるとすれば、拡散するだけで浅薄なものになる。
本書は、道徳教育の全視点を展望しながら、それを「思いやり」と「あいさつ」に焦点を定めて、そこに全道徳の問題を凝集することによって、真に説得力のある、的確な、そして分かりやすい論説になっている。この労作は著者の多年の経験の蓄積を背景にした本物である。私が本書を推薦するゆえんである。
「思いやり」とか「やさしさ」とか「親切」などという語は、口に甘く耳に聞いて何となく分かると見られやすい。真実はそうではなくて「きびしさ」に裏付けられたものでなければ、真実の実践力にはならない。このことは、本書に掲げる多くの事例が証明している。そこに道徳や道徳教育の楽しさと厳しさとが分かる。あいさつを「ありがとう」の一点に凝集するというのも同じく然りである。
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明治図書
















