- はじめに
- 第1章 郷土(ふるさと)を愛し,心豊かに生きる子どもを育てる
- 1 これからの道徳教育に特に求められるもの
- 2 郷土(ふるさと)を愛し,感謝し,大志をもつ
- 第2章 「ふるさとに生き,ふるさとに育つ」
- 子どもをつくる
- 1 主題について
- 2 主題設定にあたり
- 第3章 「ふるさとに生き,ふるさとに育つ」
- 諸活動
- 第1節 172人でのふれあい活動
- 第2節 敬老者91人への招待
- 第3節 850人のクリーン活動
- 第4節 大利小まつり 850人での発表
- 第5節 いろいろな方との
- クラブ活動・委員会活動
- 第6節 553人のもちつき
- 第4章 「ふるさとに生き,ふるさとに育つ子ども」を育てる総合的な道徳学習
- ◯身近な(主に家族・学校)人との交流を深める
- 1年生 『さいごまでがんばろう』 1―(2) 勤勉・努力
- 2年生 『正直に言おう』 1―(4) 誠実・明朗
- ◯ふるさとに生き,ふるさとに育つ一員である自分に気づく
- 3年生 『みんなが使う場所』 4―(1) 公徳心
- 4年生 『みんなの町を美しく』 4―(5) 郷土愛
- ◯ふるさとに生き,ふるさとに育つ人との交流を図る
- 5年生 『郷土を愛する心』 4―(7) 郷土愛
- 6年生 『だれに対しても公正・公平に』 4―(3) 公正・公平
- 特殊学級(ひまわり学級)訪問の取り組み
- 第5章 家庭・地域との連携
- 第1節 子どもを育てる638名のPTA会員の力
- 第2節 おやじの会との連携
- 第3節 小・中の連携
- 第4節 人材バンク
はじめに
本校は,昭和48年4月1日に開校した,今年25年目の学校です。開校以来,道徳教育を核に据え,特別活動・福祉教育などとの関連を図りながら,子どもたちのすこやかな成長を願い学校教育を推進してきました。
平成7・8・9年度に至り,大野城市教育委員会の道徳教育研究指定委嘱を受け,本市の教育施策のひとつでもある「心の教育」推進事業,ふるさと創生学校じまん事業とも合わせ,研究主題「思いやりの心が躍動する道徳教育の創造」を掲げ,道徳の時間と体験学習を結びつけ,また,学校の教育活動全体への地域のひと・もの・ことの結びつけを図ってきました。今こそ,子どもたちの教育は,地域と一体となって取り組む姿勢が重要だと考えたからです。子どもが「ふるさとに生き,ふるさとに育つ」ためには,地域の人がいつも「そば」におり,やさしく子どもをつつみこみ,みんなで育てる地域ぐるみの取り組みがあり,学校が中心となり活動することが大切だと思います。
今回の著書は,はからずも全国小学校道徳教育研究会の会場校となったことを機に,これまでの本校の地域ぐるみの取り組みを整理し,まとめたものです。いつでも,だれでも,どこでも地域の人に支えられながら大きくなっていく子どもたちの姿を夢みています。読者の皆さまからのご助言がいただければ幸いです。
最後に本校研究を温かくご指導・ご助言をいただいた関係各位をはじめ,本書の刊行にあたり,快く第1章を執筆いただいた文部省初等中等教育局小学校課教科調査官 押谷由夫先生に心より謝辞を申し上げます。
平成10年10月 福岡県大野城市立大利小学校 校長 /長嶺 大八郎
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- 明治図書