新学習指導要領を完全網羅
中学音楽が魅力的に変わる!授業プランの新モデル24 第1学年編

新学習指導要領を完全網羅中学音楽が魅力的に変わる!授業プランの新モデル24 第1学年編

好評6刷

音楽授業が「より楽しく」「より知的に」生まれ変わります

演奏して感想を発表して終わり―。そんな音楽授業から脱却するべく、楽しいながらも音楽の学力がしっかり身に付くアイデア満載の実践例をご紹介します。1年編は、校歌を扱った活動から、長唄・和太鼓など伝統音楽の活動も充実させた全24事例を収録。


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ISBN:
978-4-18-787613-9
ジャンル:
音楽
刊行:
6刷
対象:
中学校
仕様:
B5判 136頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年12月10日
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もくじ

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はじめに
本書の使い方
CHAPTER 1 新しい音楽科教育の授業実践に向けて
[1] 中学校音楽科の課題と学習指導要領改訂の趣旨
1 ゆとりカリキュラムの課題
2 中学校音楽科の課題
3 学習指導要領改訂の趣旨
4 中学校新学習指導要領「音楽」の特色
[2] 音楽の授業を魅力的に変えよう
1 学習指導要領の内容と音楽科で求められている学力を理解する
2 生徒の発達段階を理解する
3 生徒の実態を適切に把握する
4 多様な題材を扱う
CHAPTER 2 中学校第1学年音楽科授業プランの新モデル24
[1] 歌 唱
1 校歌を大切に歌おうA(1)ア
ヒント ワークシートの工夫
解説 道徳との関連の図り方は?
2 長唄を歌おうA(1)イ
ヒント 教材選択,歌詞の音読,ワークシートの工夫
解説 変声期の生徒への配慮は,具体的にどのように行えばよいのか?
3 声部の役割を意識した合唱表現を工夫しよう〜13歳のパートワーク〜A(1)ウ
ヒント すべての道を「目標」に向けて指導案をつくる
解説 合唱コンクールと授業とのかかわりは?
4 階名唱に挑戦しよう 〜音名と階名って何?!〜A(1)ア
ヒント 調号のきまりを探し出す活動
解説 器楽での読譜と移動ド唱法の関係はどのように考えればよいか?
5 「赤とんぼ」を歌い継ごうA(1)ア
ヒント J-POPと日本の歌の比較
解説 歌唱共通教材「赤とんぼ」の魅力とは?
6 「花の街」の思いを工夫して表現しようA(1)ア
ヒント 学習カードの工夫
解説 歌唱共通教材「花の街」の魅力とは?
7 郷土に伝わる民謡を歌おうA(1)イ
ヒント わらべうた,郷土の音楽の教材化
解説 我が国の伝統的な声の特徴を感じ取れる1年生向けの歌唱教材とは?
[2] 器 楽
8 アドバイスを生かして表現しようA(2)アウ
ヒント 教材や学習形態の工夫
解説 〔共通事項〕の用語や記号を音楽活動を通して理解するとは?
9 リコーダーの音色や曲の雰囲気を生かしてアンサンブルを楽しもうA(2)イ
ヒント 教材や学習形態の工夫
解説 〔共通事項〕の用語や記号を音楽活動を通して理解するとは?
10 声部の役割を感じながらアンサンブルしようA(2)ウ
ヒント 声部の役割を感じ取り演奏を工夫するには
解説 表現方法や表現形態を選択する具体的な取組みは?
11 コミュニケーションを活用した授業をしようA(2)アウ
ヒント コミュニケーションの活用場面の設定
解説 コミュニケーションを図る指導のねらいは?
12 日本の音色「筝」を奏でようA(2)イ
ヒント 興味をひき,意欲が高まる工夫
解説 伝統的な歌唱や和楽器における姿勢や身体の使い方とは?
13 和太鼓に親しもうA(2)イウ
ヒント 扱う教材の工夫と活用
解説 我が国の伝統音楽における和楽器のよさを味わえる工夫とは?
[3] 創 作
14 作曲に挑戦しよう 〜音楽の構成を生かして〜A(3)ア
ヒント 「音楽の構成」を生かした創作の工夫
解説 生徒に伝えたい音楽の知的財産権の知識と意識
15 和太鼓で郷土を表現しよう〜グループアンサンブルを通して〜A(3)イ
ヒント リズムカードやワークシートの工夫
解説 単なる即興ではない音を音楽に構成する体験とは?
16 「平調子」の音階を使って曲をつくろうA(3)ア
ヒント ワークシートの工夫
解説 生徒が創作に生かしやすい音階は?
17 リコーダーで「名脇役」の旋律をつくろうA(2)ア(3)ア
ヒント 使用するコンピュータの機能を限定し実際の音とかかわらせる
解説 歌唱,器楽,創作,鑑賞が特定の活動に偏らないためには?
[4] 鑑 賞
18 筝の魅力を見付けようBア
ヒント ワークシートの工夫,ゲストティーチャーとの効果的な連携
解説 重要なキーワード「知覚」と「感受」の考え方とは?
19 能の世界を味わおうBアイ
ヒント能に親しませる工夫
20 我が国とアジア諸地域の雅楽を味わおう〜楽器の音色や響き〜Bアウ
ヒント 効果的に知覚・感受を深める「比較聴取」
解説 アジア地域の諸民族の音楽は,鑑賞でどのように取り上げると効果的なのか?
21 私のイメージを広げようBアイ
ヒント音楽の要素を楽しく知覚し感受させるワークシートの工夫
22 暮らしの中の音や音楽とのかかわりに気付こう〜「四季」の鑑賞からイメージ〜Bア
ヒント 意図的に音楽用語で発表させる
23 詩のイメージを感じ取って聴こうBア
ヒント教材の活用とねらいの焦点化
24 「越天楽」の特徴と歴史的背景を探ろうBアイ
ヒント 雅楽に親しませる工夫
解説 新たなキーワード「テクスチュア」のとらえ方や指導の仕方は?
解説 評価規準と評価基準の違いは?
付録 第1学年 年間指導計画について
執筆者一覧

はじめに

 中学校新学習指導要領は,周知のとおり,平成20年3月に告示され,平成21年度から3年間の移行措置を経て,平成24年度に全面実施される。

 今回の改訂においては,「生きる力」という平成10年告示の学習指導要領の基本理念を継承し,平成19年6月に一部改正された学校教育法によって,小・中・高等学校の教育を通して育成する「学力」の要素を盛り込み,次のように示している。

 @ 基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させる。

 A 上記@を活用して課題を解決するための必要な思考力,判断力,表現力その他の能力をはぐくむ。

 B 主体的に学習に取り組む態度を養う。

 つまり,学習指導要領に示されたミニマムな内容を,確実に習得させること。知識や技能の習得だけを学習成果とするのではなく,学習プロセスにおける思考,判断,表現する能力をはぐくむことが必要であること。また,学習活動を支える学習意欲は,基礎的・基本的な知識・技能を習得させることが重要である。そして学習活動においては,これらの三つの要素をスパイラルに身に付けさせることが「生きる力」をはぐくむことになる。

 音楽科においては,これまで,体験型の授業が多く,演奏や鑑賞することを体験し,演奏の楽しさや感想を発表することで終わっていた。つまり,「体験あって学習なし」である。

 これからの音楽科教育においては,指導のねらいを明確にし,生徒が感性を働かせて感じ取ったことをもとに,思考・判断し表現する一連のプロセスを大切にした学習の充実が求められている。例えば,音楽を形づくっている要素や要素同士の関連を知覚し,それらの働きが生み出す特質や雰囲気を感受する力を身に付けることによって,音や音楽のよさや美しさなどの質的な世界を感じ取ることは,一連のプロセスを大切にした指導につながる。

 本書では,各題材において,学習指導要領の指導事項とともに,生徒が学習するキーワードを冒頭に示した。そして,[3]題材の特徴(1)学習内容では,キーワードをどのように学習するかを記述し,(2)指導の工夫では,思考・判断・表現するための学習活動の全体像を記述している。

 また,評価規準の観点については,平成24年度からの新学習指導要領の全面実施に伴い,新しい学習評価が始まることから,本書では,新しい評価の観点を示している。

 本書が,感性の育成に重点をおき,授業を魅力的に変えるための役割を果たし,現職の先生や中学校教員を志す学生の皆様の指導書として,これからの指導方法や教材開発に役立ち,音楽科教育の発展に寄与できることを願っている。

 最後に,本書の執筆にご協力いただいた,授業を魅力的に変えるために実践されている先生方にお礼申し上げるとともに,明治図書の木村悠氏に感謝申し上げたい。


  平成22年10月   編著者 /原田 徹 /酒井 美恵子

著者紹介

原田 徹(はらだ とおる)著書を検索»

 昭和50年に武蔵野音楽大学音楽学部声楽科卒業。東京都の公立中学校教諭を経て,平成6年度より大田区教育委員会指導主事,平成10年度より東京都教育委員会指導主事,平成13年度より葛飾区教育委員会指導室長,平成16年度より江東区立砂町中学校校長,平成20年度より墨田区立錦糸中学校校長を歴任した。

 この間,東京都教育委員会の研究開発資料(音楽)作成の指導・助言,文部科学省中学校学習指導要領解説音楽編(平成20年9月)作成協力者,などで,新しい音楽科教育の在り方について提言をしてきた。また,全日本音楽教育研究会中学校部会会長,東京都中学校音楽教育研究会会長,東京都中学校吹奏楽連盟理事長を務めた。

酒井 美恵子(さかい みえこ)著書を検索»

 国立音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻卒業。東京都の公立中学校の音楽科教諭及び指導主事を経て,平成17年度より国立音楽大学にて音楽科教育法等の教職科目を担当。日本音楽教育学会,日本学校音楽教育実践学会などに所属。

 大学では,教員を目指す学生に対して,必要な資質・能力を高めることに重点を置いて授業を行う。また毎年,小・中学校での研究授業講師や都及び区市町村教育委員会主催の授業に関する研究会講師等を務め,ねらいの明確な楽しい授業を目指して教師とともに実践研究を行っている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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