動きができる 小学校低学年の運動遊び

動きができる 小学校低学年の運動遊び

投票受付中

動きができる「運動遊び」の特性と指導のポイント

小学校低学年の運動遊びでは、改訂のポイントである「基礎的な身体能力を身に付け運動を豊かに実践していくための基礎を培う」ことから、運動領域ごとに“動きができる”ことがねらいとなりました。発達段階に応じた運動の様子を具体的にイラストや図で提示します。


復刊時予価: 2,277円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: 未販売

電子化リクエスト受付中

電子書籍化リクエスト

ボタンを押すと電子化リクエストが送信できます。リクエストは弊社での電子化検討及び著者交渉の際に活用させていただきます。

ISBN:
978-4-18-780810-9
ジャンル:
保健・体育
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 120頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

もくじの詳細表示

まえがき
第1章 動きができる「運動遊び」の特性と指導 [小学校低学年]
1 「ねらい」
2 小学校低学年の体育科教育についての課題
3 6つの「運動遊び」
A 体つくり運動
B 器械・器具を使っての運動遊び
C 走・跳の運動遊び
D 水遊び
E ゲーム
F 表現リズム遊び
4 「運動遊び」指導の要点
第2章 動きができる「運動遊び」の実践例 [小学校低学年]
A 「体つくり運動」
(1) 「体つくり運動」の特性
(2) 指導上の留意点
(3) 評価の仕方
A 「体つくり運動」 実践例
@体ほぐし 1
A体ほぐし 2
Bボールと一緒に遊ぼう
Cリングを使って遊ぼう
Dなわとび
E押しずもう・引きずもう
F運ぶ・支える
G跳んで・跳ねて
B 「器械・器具を使っての運動遊び」
(1) 「器械・器具を使っての運動遊び」の特性
(2) 指導上の留意点
(3) 評価の仕方
B 「器械・器具を使っての運動遊び」 実践例
@ジャングルジム,登り棒
A雲梯,平均台
Bゆりかご・前転がり・後ろ転がり
Cカエル倒立・カエルの足打ち・アンテナ
D跳び上がり・跳び下り
E足抜き回り・逆上がり
F跳び乗り・跳び下り
G両足踏み切りでのまたぎ乗り・開脚跳びにつながる動き
C 「走・跳の運動遊び」
(1) 「走・跳の運動遊び」の特性
(2) 指導上の留意点
(3) 評価の仕方
C 「走・跳の運動遊び」 実践例
@30m全力走
A障害物走
B折り返しリレー
C障害物リレー
D立ち幅跳び
E走り幅跳び
F走り高跳び
D 「水遊び」
(1) 「水遊び」の特性
(2) 指導上の留意点
(3) 評価の仕方
D 「水遊び」 実践例
@水中で歩いたり,走ったり
A電車ごっこで行ったり来たり
B水中鬼遊び
Cシーソー(バブリング,ボビング)
D水中石拾い,水中ジャンケン,水中股くぐり
E2人組でのふし浮き
F大の字浮き
G輪くぐり
E 「ゲーム」
(1) 「ゲーム」の特性
(2) 指導上の留意点
(3) 評価の仕方
E 「ゲーム」 実践例
@的当てゲーム(怪獣たいじ)
A中当てドッジボールゲーム(転がし→バウンド→投げる)
B中当てドッジボール(4対4)
Cボール蹴りゲーム(1対1)
D対陣ボール蹴り(4対4)
Eボール蹴りゲーム(4対4)
Fしっぽ取り鬼
G宝取りゲーム
F 「表現リズム遊び」
(1) 「表現リズム遊び」の特性
(2) 指導上の留意点
(3) 評価の仕方
F 「表現リズム遊び」 実践例
@飛行機になって
Aオートバイになって
Bジェットコースターになって
Cゾウになって
Dオオワシになって
Eクラゲになって
Fリズム遊び
あとがき

まえがき

 「子どもの体力の低下傾向」「運動習慣の二極化傾向」が指摘されている。文部科学省が毎年行っている「子どもの体力,運動能力調査」を見ると,

 ・体を動かす子どもの体力低下は少ない。

 ・運動頻度が高いほど体力がある。

 ・一日の運動量が多いほど体力がある。

とコメントされているが,このことは,体育の授業に大きな課題があるように思われてならない。

 それは,今回の学習指導要領体育科改訂のポイントである「基礎的な身体能力を身に付け運動を豊かに実践していくための基礎を培う」ことが,きちんと教育されてこなかったことに大きな原因があるのではないかと思われているからである。「基礎が培われていない」ところに発展はありえない。


 本書では,「基礎を培う」ことを「動きができる」ことである,ととらえている。

 小学校低学年の体育の授業は,これまで,「基本の運動」「ゲーム」という大雑把な領域のパターンでの扱いでした。運動のおもしろさ,楽しさを追求することはおおいに結構なことであるが,「動きができる」ところまで手が届かなかったように思われる。


 幸い,今回の学習指導要領体育科では,低学年の運動領域を,中・高学年との系統を図ることなどを踏まえ「体つくり運動」「器械・器具を使っての運動遊び」「走・跳の運動遊び」「水遊び」「ゲーム」「表現リズム遊び」の6領域で構成されました。

 これは,それぞれの領域がもつ運動特性,魅力に応じた動きを身に付けるために有効である。


 本書では,運動領域ごとに,“動きができる”ようにするために,実践場面で実証した教材を紹介し解説しました。

 このことについては,西体研・体育研究会(1974年,昭和49年発足・会員は,埼玉県内の小学校体育の指導者,体育研究の実践者 現在会員は160名 会長 西沢 宏)が開発したアイデア教材である。どうぞご活用ください。


  2011年1月   編著者 /西沢 宏

著者紹介

西沢 宏(にしざわ ひろし)著書を検索»

埼玉大学教育学部卒業・東京教育大学体育学部留学

埼玉大学教育学部附属小学校教諭・県教委指導主事

公立幼稚園長,小学校長,中学校長歴任

文部省体育実技講習会全国講師

埼玉県中体連副会長・埼玉県小体連会長

現在 西沢教育セミナー所長・西体研体育研究会会長

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ