- はしがき
- 1章 完全実施で求められる指導のための基本提言
- §1 英語活動の充実と評価のポイント
- 英語大好きな子どもを育てる評価
- §2 今求められる英語活動指導の心得10か条
- 2章 完全実施・「英語ノート」完全活用の基礎知識
- §1 5年の年間計画と言語材料ガイド
- 言語材料を生かすコミュニケーション活動
- §2 6年の年間計画と言語材料ガイド
- §3 「英語ノート」の使い方・生かし方ガイド
- §4 「英語ノート」指導資料の読み方・生かし方ガイド
- §5 知って役立つ「英語ノート」CD・ICT活用の技法
- 3章 完全実施・「英語ノート」の代表内容実践プラン
- §1 「外来語」の実践プラン
- 〈外来語を知ろう〉
- §2 「ジェスチャー」の実践プラン
- 相手に伝わるジェスチャーで!
- §3 「遊び」の実践プラン
- What would you like?
- §4 「文字」の実践プラン
- 文字で遊ぼう
- §5 「文化」の実践プラン
- 「生活」は普段着文化の宝庫です!
- §6 「交流」の実践プラン
- 異学年で交流の第一歩
- 4章 完全実施の焦点研究・活動意欲を持続させる指導の工夫
- 1 なぜ子どもの活動意欲への配慮が大切なのか
- 興味が意欲を育てる
- 2 提言/なにが子どもの活動意欲を停滞させるか
- (1) わかる授業,価値ある活動を
- (2) 子どもは英語活動を楽しんでいますか
- 3 活動意欲を持続させる指導のポイント
- (1) 言語材料や活動の選択は工夫されているか
- (2) 指導計画づくりは工夫されているか
- (3) 活動の場面設定や場の工夫はされているか
- (4) ゲーム的要素は取り入れられているか
- (5) 達成感が得られるように工夫されているか
- (6) 教材・教具づくりは工夫されているか
- (7) ALTの協力を引き出しているか
- 4 事例/活動意欲を持続させる指導の実際
- (1) コミュニケーション能力の素地を育む活動を通して
- (2) 「行けるかな?」(6年)
- (3) 願いや思いに寄り添った活動
- (4) まずは英語環境の整備から
- (5) 明治小学校の実践から
はしがき
平成23年度から小学校に必修として外国語活動が導入されることになった。これは我が国の教育史上画期的なことであるといえる。そのために我が国の英語教育への期待が膨らむと共に,それを担当する教師の不安が多いこともまた事実である。外国語活動の必修化に向けて,国は英語ノートの作成や電子黒板等の普及等にも力を入れると共に,ソフト面の対応として教師の研修を行っているところである。また,それを受けて各都道府県や多くの市町村が小学校の教師を対象とした独自の研修を行う努力をしている。
小学校教師の不安は,英語自体に対する不安,自分が受けてきた英語の授業とは違った指導法に対する戸惑い,教材・教具の作成の工夫に対する不安,年間活動計画の作成や評価の方法に対する戸惑い,活動の開発に対する不安等,多くの不安や戸惑いがある。しかし,多くの教師は,その不安や戸惑いをこれまでの努力と研修等によって乗り越えてきたし,また更に乗り越えて,独自の視点で子どもが英語を大好きになるように外国語活動を創り出そうと日夜努力を重ねている姿が感動を与えている。
本書は,完全実施に向けて様々に準備をし,日夜努力をしている教師に向けて,基本的な指導の原則や評価の方法について改めて基本を確認するという観点から執筆した。また,外国語活動の主な教材である英語ノートについての基礎知識とその中にある代表的な単元を取り上げて,その授業の流れを示すことによって活用事例の一例を示した。更に,外国語活動を行う上で英語嫌いを生み出すことはぜひとも避けなければならない点であるが,そのために活動意欲を高めるための考え方や方法を具体的な事例を通して詳述した。これらの内容を通して,外国語活動の授業のあり方を考え,あるいは見直すヒントを得ていただければ幸いである。新しいことに対しては不安や戸惑いがあるのは当たり前である。それを乗り越えるためには,指導の基本的な考え方をしっかりと身に付け,後は子どものつぶやきや授業への参加の度合いを教師の目でしっかりと見つめて,子どもが心から楽しめる外国語活動を創造することが大切である。基本を身に付ければ応用はきくものである。
本書の執筆者は日常の学校での仕事に大変忙しい日々を送っておられる方々である。これらの方々は,外国語活動を長年経験して,子どもの視点を身近に感じ取り,それを授業に取り入れながら授業を工夫してこられた方々である。また,文科省の研究開発学校や県の指定を受けて外国語活動の研究を続けてこられた方々であり,それぞれの立場で外国語活動の授業の改善に対するヒントを執筆していただいた。心から感謝申し上げる次第である。
平成22年8月 編者 /影浦 攻
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明治図書
















