まえがき
AETは一校一人の時代
AETが導入されてから10年以上が経とうとしています。その当時はT・Tそのものが一般的でなく戸惑う先生方も多かったように思います。現在では世界各国から多くのAETが日本にやってきています。わたしの勤務する春日部では中学校で一校一人の割合でAETが指導に当たってくれます。こんなことは10年前では想像もつきませんでした。本当に有り難いことと受け止めています。
その結果,国際理解教育の浸透が進み,English-speaking people(英語を話す人々)の範囲は広いのだということが生徒のみならず職員室にも広がっています。これは,日系のアメリカ人がAETとして勤務していることを理解していただければ一目瞭然です。顔は日本人でも言語や習慣はアメリカ人であることが世界の一面を学校の中に映し出してくれるのです。さて,先生方やAETのお陰で教材も多くなり,ゲームも一般的になりました。AETと接する時間も増えました。
しかし,わたしたち教師の生活空間はそれほど変わってはいません。朝学校へ来れば,「おはよう」と出席確認をして,生徒の表情を見て健康の観察を行います。職員室に戻り,「今日の5時間目のAETとのT・Tはどうしようか。」などと悩んでいることがあります。「うん,これにしよう。」と教材を決めて,AETと授業についての相談を始めます。時には,AETにゲームなどのやり方を上手に説明できないこともあります。また,校務分掌の都合で話し合いすらままならないこともあります。これはわたしだけの悩みでしょうか? 案外,これが難しいのです。そこで,やり甲斐のある効果的な教材を短時間で説明でき,子供たちの喜びへとつなげられないかと考えました。
幸いにも,わたしの勤務校のAETであるPhilが今まで7年間実践した内容を一緒にまとめたいと提案してくれました。そのため,本書は日本語解説,英語解説,教材の3部構成となっています。時に忙しいとき,明日の授業を本書から選択して次のようにAETに話してみてはどうですか。“ I壇 like to have this game for the class. But I知 very busy today. Could you read this instruction?”
/野畑 昭徳
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明治図書















