英語授業改革双書4
英語授業面白ゲーム集

英語授業改革双書4英語授業面白ゲーム集

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英語おもしろゲームの法則を明らかにし,カードを使ったゲーム,いざというときのゲーム,単語練習のゲームなどすべて実践を通した確かな例を。


復刊時予価: 2,211円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-756901-4
ジャンル:
外国語・英語
刊行:
20刷
対象:
中学校
仕様:
A5判 112頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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解説 「楽しさ」を生み出す法則性 /柳井 智彦
まえがき
第1章 英語おもしろゲームの法則
1 意外性を持たせよ!! 〔ゲームを楽しくする法則〕
2 得点を与えよ!! 〔ゲームを楽しくする法則〕
3 ジャンケンの活動があること!! 〔ゲームを楽しくする法則〕
4 カードの奪い合いがあること!! 〔ゲームを楽しくする法則〕
5 班対抗にしてみる!! 〔ゲームを楽しくする法則〕
・ちょっとひといき英語パズル@
第2章 カードを使ったおもしろゲーム
指導過程/ 準備/ やり方(説明)/ 実際の授業では(説明・指示)
あなたの持っている動物は〈1年生〉
Do you have a 〜?
当てたら勝ちよ ジャンケンポン!!〈1年生〉
Does he・she 〜?
今、何時!?〈1年生〉
What time is it ?
ペアワークをゲームに…〈1年生〉
canの肯定・否定文
親分ゲーム〈1年生〉
canを使った疑問文
・ちょっとひといき英語パズルA
回る、回る、好きなこと嫌いなこと〈2年生〉
不定詞:名詞的用法
Who am I ? 〈2年生〉
比較級
あなたによって描かれた絵ですか?〈3年生〉
過去分詞の後置修飾
第3章 いざというときのゲーム
指導過程/ 準備/ 実際の授業では(説明・指示)
1〜3の中から好きな数字を書きなさい〈全学年〉
不定詞:名詞的用法
導入はクイズゲームで〈3年生〉
関係代名詞:導入
単語:早書きゲーム〈全学年〉
単語:早書きゲーム
生徒の作品でリスニング〈3年生〉
関係代名詞:作文
第4章 単語練習にゲーム的要素を入れる
復習BINGO!!〈3年生〉
単語指導
・ちょっとひといき英語パズルB
フォニックスかるた〈全学年〉
付録 ゲーム得点盤
参考文献
あとがき

まえがき

 ある研究会でこんなことが話合われた。


 「BINGOゲームの目的は何か?」


 参加者は,

 「どの生徒も1回は単語を書かせることができる」

 「教師が言う英語を聞いて,どの単語か判断できるようになる」

 「意味を言って,単語を選ばせることもできる」

など,いろんな効果を言い始めた。


 しかし,その時心の中で,

 「なんでそれほどまでに,ゲームと学習を結びつけるのだろう」

と思うと同時に,

 「BINGOを生徒が喜ぶのは,単におもしろいからである」

 「楽しいから生徒はやるのである」

 「目的は,楽しむことである」


 この日からゲームに対する考えが変わった。


 英語授業におけるゲームは,遊びである。

 ゲームは楽しいひとときである。

 楽しむことが目的である。

 生徒が楽しんでいれば,それでいいじゃないか!!

  おまけに,英語で遊んでいるのだから・・・


 ゲームの第1の目標は,「楽しいこと」。

 その次に,「英語を使って……」とくる。


 それ以後もっぱら,楽しいゲームをこころがけた。


 そして,いろんなゲームを考え,創りだし,実践していく中で,楽しいゲームには何か法則があることに気付いた。

 単なるインタビューゲームでも,ジャンケンを取り入れるだけで,生徒は喜んでやるようになる。

 それにカードの奪い合いをいれると,さらに燃えることがわかった。


 第1章では,そんなゲームをより楽しくする5つの法則を示す。


 第2章では,実際のカードゲームを紹介する。

 又,各ゲームの後ろには,カードを載せておいたので,コピーしてお使いいただけたらと思う。


 第3章では,カードを使わないゲームである。

 ゲームにしにくいものをいかにゲーム性をもたせ,どう活動させるか。又,カードを作る時間がなかったとき,カードが無くてもできるゲームを1つ載せておいた。いろんなところで同じ方法でできると思う。


 第4章では,単語指導にゲーム性を持たせたものである。

 有名なBINGOゲームを少し形を変え,より学習性を持たせたものとして紹介する。

 最後に付録として,ゲーム得点盤を載せておいた。

 ゲーム得点盤は,向井祥一氏より教わった。



 さて,本書は,新任以来,授業にゲームを取り入れた記録でもある。

 うまくいったと思ったゲームは,すべて書いて残してきた。

 その一部が,第2章以下である。

 その間,日々の実践を検討してくださった,柳井智彦氏,築道和明氏,大鐘雅勝氏,さらに,技術家庭科が専門でありながら,適切なアドバイスを与えてくださった小島勇氏,ならびに,法則化サークルのメンバーの方々に感謝申し上げたい。


 最後に,大幅に原稿が遅れながらも,あたたかく見守ってくれた,樋口雅子氏,渡辺武男氏,又,「授業の原則10ヵ条」などにより,教員としての基礎を創ってくれた向山洋一氏に心より感謝申し上げたい。


 本書が,読者の方々にお役に立てれば幸いである。


   /瀧沢 広人

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