- 本書の特色
- PART T 基礎文法理解編 「一発早わかり」の視点から解説
- Lesson 1 S+V,「何かヘン」「どこがヘン?」
- (1) Sって何? Vって何?
- (2) 一般動詞とbe(ビー)動詞
- (3) 原形・現在形・過去形
- 〈コラム1〉日本語と英語のS+V
- Lesson 2 現在形・過去形を徹底研究しよう!!
- (1) 現在形のsって何?
- (2) 否定形
- (3) 疑問形
- (4) 過去形はひとつだけ!
- Lesson 3 〜ing形とp.p.は半人前?(進行形・受動態)
- (1) 〜ing形
- (2) p.p.
- (1) 「否定」「疑問」の表し方
- Lesson 4 「完了形」って難しいかなあ?
- (1) p.p.がhave / hasといっしょになったら
- (2) p.p.がhadといっしょになったら
- (3) 「疑問」「否定」の言い方
- 〈コラム2〉完了・経験・結果・継続などということ
- Lesson 5 助動詞って2種類あった?
- (1) 疑問・否定の記号
- (2) モーダル(Modal)
- (3) モーダル(Modal)があるときの疑問形・否定形
- 〈コラム3〉willとbe going toなど
- Lesson 6 不定詞もこれで一発理解
- (1) toは「方向」を表す語
- (2) to+原形
- (3) 意味上の主語
- 〈コラム4〉名詞的・形容詞的・副詞的用法などということ
- Lesson 7 あれっ? thatって簡単じゃなかった?
- (1) thatの働き→次の3つに絞ろう!!
- (2) 何かを指す働き→「それ
- (3) 動詞+(that S+V…)
- (4) 名詞(that (S)+V…)
- 〈コラム5〉同格のthat
- Lesson 8 オオカミ少年出現!?
- (1) 名詞の文中での形
- (2) CとUの区別
- (3) CとUの使い方
- (4) theの問題
- (5) itの考え方
- Lesson 9 複合体も恐くない!
- (1) S+V( S+V…)という複合体
- (2) 複雑な形のV
- Lesson 10 関係代名詞ってこんなに簡単?
- (1) 名詞(who / which / that…)の型
- (2) 名詞,(who / which…)の型
- (3) 名詞+( S+V…)の型
- Lesson 11 やっかいだが便利なもの!
- (1) p.p.と〜ingの意味と使い方
- (2) 名詞とコンビになる
- (3) S+Vの状況を述べる
- (4) 〜ing / p.p.…,S+V…
- (5) その他の〜ingの使い方
- 〈コラム6〉分詞構文といわれるもの
- 〈コラム7〉like swimmingとlike to swim
- Lesson 12 表現上,感心する工夫!
- (1) 現時点からの距離感
- (2) 相手からの(心理的)距離感
- (3) 現実からの距離感
- 〈コラム8〉3つの「距離感」をどう見分けるか
- Lesson 13 Time lag(時間のずれ)って何?
- (1) Vと文中の他の動詞
- (2) モーダル(Modal)とV
- Lesson 14 文と文をつなぐ方法
- (1) 文とはどういうものか
- (2) 文と文が同じ資格でつながれるとき
- (3) 片方がもう一方に従うとき
- (4) 語(句)と語(句)をつなぐand / but / or
- Lesson 15 動詞 A B の型の決め手は?
- (1) この型の動詞
- (2) AとBになるもの
- Lesson 16 「比較」って楽しい!
- (1) 比較の種類
- (2) 形容詞・副詞の変化
- (3) 比較級による比較
- (4) 最上級による比較
- (5) 強調した比較
- Lesson 17 前置詞,一発攻略!
- (1) 前置詞とは何か
- (2) 主な前置詞のcore meaning(中心になる意味)
- @ in「〜の範囲内」/A at「〜の地点で」/B with「〜をプラスする」/C on「〜に接触している」/D to「〜の方向」/E for「〜のために・〜に対して」/F A of B「AとBをつなぐ働き」
- 〈コラム9〉as,before,afterは前置詞か
- PART U 読解&異文化理解編 英文テキストの読解練習・文化の視点からの内容解説
- Lesson 1 家族を他人に褒める文化と褒めない文化
- Lesson 2 ホテル・百貨店・駅などでの客への指示の仕方
- Lesson 3 大皿から料理をどう自分の皿に取るか?
- Lesson 4 日本とアメリカの医療制度の違い
- Lesson 5 家族同士の呼称はどうするのか?
- Lesson 6 百貨店のトイレで用便の音を消すための水洗音
- Lesson 7 pianistとピアニストの違いによる誤解
- Lesson 8 不充分な情報による大阪の悪いイメージ
- Lesson 9 日本は「富士山・京都」か「先端技術」の国か?
- Lesson 10 床の間が見える席が上座か?
- Lesson 11 女性の立膝についての習慣など
- Lesson 12 日本人の完全主義からくる英語コンプレックス
- Lesson 13 食習慣や学校のクラブの文化による違い
- Lesson 14 日米におけるホームステイ学生の扱い方
- Lesson 15 幼い子どもだけの留守番はよくないか?
- Lesson 16 個人主義の徹底におどろく山田夫妻
- Lesson 17 タイで子どもがトランプで遊んだら…
本書の特色
文法も異文化理解もこれ1冊でOK!
簡単! 納得! ユニーク英語丸わかり!
――これでわかる,読める,書ける――
PART T 基礎文法理解編 「一発早わかり」の視点から解説
本書は,英語とはどういうシステム(=文法)で意味を伝えるようになっているのかを,一般の人にわかりやすく説明したものです。この本を読めば,「なるほどそうだったのか」と英語の基礎的部分が理解できるようになっています。また,本書は小学校で英語活動に関わっておられる先生方やこれから関わろうとしておられる先生方に,英語という言語の基礎部分を簡単にかつわかりやすく再確認していただくことをめざし,英語の構造の基礎部分について,おもに中学校・高等学校レベル(一部,短大・大学)で学習したことを「一発でわかる!」説明を使用して編集されています。
たとえば,「動詞の過去形は距離感を表す」ということで,過去のこと,丁寧表現,仮定の表現をきわめて簡単に説明しています(Lesson12参照)。ですから,本書を一通り学習すれば,一般的な内容の本や新聞を読んだり,手紙やメールの交換をするというレベルで,英語の読み書きができるようになります。各Lessonには,そのLessonで学んだ英語の表現上のシステムが理解されているかどうかを確認するための練習題もつけてありますので,理解の確認ができるようになっています。
PART U 読解&異文化理解編 英文テキストの読解練習・文化の視点からの内容解説
Lesson毎に,それに対応するPARTTのLessonで学習した文法の復習をしながら,読み物として楽しみながら異文化問題を含む英文が読めるようにしてあります。そのLessonでターゲットにした文法が,実際の文脈の中でどのように使われているかを解説してありますので,必要に応じて辞書の助けを借りれば,読んでたやすく理解できます。
また,これら英語で書かれた短い話を読む,つまり,英語を読むという学習を通して,異文化を背景として生活している人たちとのコミュニケーション上起こりがちな問題とは具体的にどういうものかもよく理解でき,読者の心が日本文化だけの世界から異文化の人と交流する世界へ拡がるようになっています。
PARTTの説明を読み,練習題によって英語の基礎を確認し,PARTUの英文を読むことで,本書による説明が実際にどの程度役立つものかを試してください。最後には必ず,英語の基礎がわかり英語を読め,書けるようになっている自分に出会えるでしょう。
/著者しるす
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- 明治図書