新年度準備から行事運営まで
令和の学年主任ハック100

新年度準備から行事運営まで令和の学年主任ハック100

新刊

総合50位

今、学年主任が実装するべきすべての技術を、この一冊に

学校現場を取り巻く状況が目まぐるしく変化する昨今、学年主任に求められることもまた大きく変化している。新年度準備、学年団開き、同僚との交流から、学年会議の運営、行事運営、学期末・年度末の業務まで、令和の学年主任に相応しい100の「引き出し」を紹介。


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PDF
ISBN:
978-4-18-716314-7
ジャンル:
学校経営
刊行:
対象:
小・中
仕様:
四六判 224頁
状態:
在庫あり
出荷:
2026年3月16日

目次

もくじの詳細表示

[イントロダクション]つなぎ合う・支え合う・育ち合う学年プロデューサーになろう!
新年度準備から行事運営まで 令和の学年主任ハック100
学年主任になるための準備
001 学年主任としての心構えをつくる
002 これまで以上の視野をもつ
003 「何してるの?」と積極的に尋ねて回る
004 引き継ぎでは「TAG」を確認する
005 あらかじめ指導要録に目を通す
006 年間予定をカレンダーに落とし込む
007 「5つの基本的欲求」で自己分析する
008 苦手なことを意識し,相互依存体制をつくる
009 思考ツールの日常使用でファシリテーション力を上げる
学年団開き
010 学年団開きは共同作業から始める
011 スタートの会議はホワイトボードの前で行う
012 学年目標を「ルーブリック」に落とし込む
013 子どもたちの1年後をイメージして目標を決める
014 「やらないことリスト」を一緒につくる
015 役割分担は得意分野で決めず,挑戦したいことで決める
016 メンバーががんばろうとしている教科に関心をもつ
017 宿題は学年でそろえて,誰でも対応できるようにする
新年度準備
018 教材選定の場で,価値観のすり合わせを行う
019 年間カレンダーを囲んで,チームで見通しをもつ
020 学年統一で,観察の観点を決める
021 学年用ポータルサイトをつくる
022 学年ルールはミニマムにし,実態を通してつくる
023 学年名簿はデジタルで共有する
024 「やることリスト」は使いまわす
学年会議の運営
025 会議スケジュールはあらかじめ決めておく
026 GTOルールでストレスの少ない会議にする
027 会議はエピソードトークから始める
028 「やることベース」で会議をまとめる
029 話し合うテーマは3つに絞る
030 メンバーが意見を言いやすい声かけをする
031 情報共有か意思決定かを明確にする
032 他学年と同じタイミングで学年会を開いて交流する
033 議事録はクラウド上に残す
034 理由や根拠と考えをセットにして伝達する
035 案を複数出してから決定する
036 会議の場所は適度に変える
日常の業務
037 出勤してからのルーティンを決めておく
038 通信のネタに困ったときのリストをもつ
039 通信のフォーマットを決めておく
040 週の時間割はクラウドで共有する
041 昼休みにはときどき校内を散歩する
042 提出書類の早さを競う
043 必ず週一は,定時退勤日をつくる
044 電話連絡は業間に行う
045 リマインドツールで予定を管理する
046 教材のことは教材販売業者に聞く
047 支援を要する子どもの記録をつける
048 共有データにナンバリングする
日常のかかわり
049 チャット連絡では件名をかく
050 「みんなが助かる仕事」をメンバーに任せる
051 耳に痛い話よりも,心に痛い気付きを促す
052 気軽に隣の教室をノックする
053 メンバーの学級経営に関心をもつ
054 メンバーの求めに応じてアドバイスをする
055 笑い合った話こそ,みんなで共有する
056 1人の時間を大切にする
057 歩きながらプチ会議をする
058 アンラーンして,メンバーの取組を学ぶ
059 任せた仕事は,その過程を把握する
060 目線を上げ,頻繁に周りを見る
授業づくり
061 時間割をマネジメントする
062 学習の手引きを共有する
063 月に一度は授業を見合う
064 ときには一緒に授業づくりをする
065 デジタルの学習資料を共有財産にする
066 授業の相談は研究主任も巻き込む
067 子どものノートを見せ合う
068 初任の先生には,必ず早めに授業を見せる
069 二次元コードのリンクを一か所に集約する
070 授業づくりにAIを活用する
行事運営
071 年間カレンダーに日程を埋めていく
072 行事を実施するまでの仕事を細分化する
073 進捗チェック表を見えるところに貼っておく
074 ゴールイメージをエピソード風に共有する
075 子どもに任せる部分を探す
076 主任ではなく,メンバーを主にして行事を行う
077 運動会の隊形移動図をつくり,子どもたちに持たせる
078 行事運営をしながら,引き継ぎ資料をつくる
共有スペースの運営
079 掲示のスピードを競う
080 掲示は,メンバーと同じタイミングで行う
081 行事予定を共有スペースに掲示する
082 掲示物の年間計画を立てる
083 子どもたちに手伝ってもらう
084 子どものクールダウン場所をつくる
学期末・年度末の業務
085 SSC法で学期を振り返る
086 ダブル・ループで振り返り,質を高める
087 エピソードで学期を振り返る
088 通知表や指導要録は一足先に取り組む
089 持ち帰りチェック表をつくる
090 引き継ぎ資料を共同編集する
091 最後の学年通信は全員でつくる
同僚・保護者との交流
092 報連相は「W+SBAR」形式で伝える
093 報連相は管理職との責任分担だと考える
094 悩んでいないことでも,相談してみる
095 保護者にも行事予定と準備物を配付する
096 先生たちとの会話は,とにかくまず聴く
097 学校側の視点を一旦捨て,保護者対応する
098 通信は改行を増やし,漢字を減らす
099 質問に答えるよりも,人脈をつくってあげる
100 主任として自信をもてないのは,普通だと知る

はじめに

 はじめまして。千葉修平と申します。

 少しばかり,私の経験を踏まえながら,本書『令和の学年主任ハック100』でお伝えしたいことに触れておこうと思います。


 学年主任の在り方が変わってきている――。


 そう感じたのが10年ほど前のことです。

 当時勤めていた学校では,「教員の若返り化」と呼ばれる現象が,まさに目の前で起こっているような状況でした。

 そうした中で生まれたのが20代の学年主任たちでした。

 今では,普通のことかもしれませんが,20年前を振り返ると,まったくあり得ないことです。

 ある程度,仕事の見通しが立ち,授業づくりや学級経営に対しても的確に指導・助言できる存在,それが当時の学年主任像でした。

 歯に衣着せずに言えば,少し怖い印象があったのも事実です。


 ですが,20代の学年主任が続々と生まれ始めてからは,そうしたことを求めることができなくなるという事態が,現場で出てきたのです。

 代わりに,穏やかで,緩やかな雰囲気の学年団が増えました。

 学年主任の在り方が変わるのは,必然のことでした。

 こうしたことを踏まえ,これまでの学年主任像と,学年団像を捉え直すことにしました。

 そうして導き出したのが「相互依存できる学年団の形成」という考え方です。


 データ的に,全国の現状も見ておきます。

 文部科学省が令和6年3月に公表した「令和4年度学校教員統計調査結果の概要(確定値)」という資料に,小学校の年齢構成が,グラフで表されている部分があります。


 この資料を見ると,20代から30代半ばまでの層が厚く,40代半ばの世代が少なくなっています。


 このことから,今後,活躍し始める30代の方が増える一方,20代で学年主任を経験していなかった方が,30代,40代で突然抜擢されるということも出てくると思います。

 つまり,「経験の二極化」のような事態です。


 経験の差は判断の差として出ます。

 従来であれば,初めてのことであっても,経験でカバーできていました。

 それが難しい場面が多い中で,重要となるのが,「相互依存できる学年団の形成」という考え方です。


 本書で紹介するハックは,以上のことを基にして,執筆しました。

 どんな世代の方が,学年主任になっても,また突然任命されたとしても,何とかなるものをピックアップしたつもりです。

 本書が少しでも,みなさまの学年団運営のお役に立てましたら幸いです。


  2026年1月   /千葉 修平

著者紹介

千葉 修平(ちば しゅうへい)著書を検索»

1978年愛媛県生まれ,和歌山県育ち。京都府舞鶴市立小学校,和歌山県和歌山市立小学校を経て,和歌山県田辺市立小学校教諭。全国算数授業研究会幹事。探究実践サークル「Curious」副主催。算数と探究を軸にしながら,日々の実践に取り組む。初任者指導を担当して以来,人を育てることや組織を成長させることにも関心をもつ。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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