職員室運営から時間術まで
令和の教頭・副校長ハック100

職員室運営から時間術まで令和の教頭・副校長ハック100

新刊

総合82位

今、教頭・副校長が実装するべきすべての技術を、この一冊に

学校現場を取り巻く状況が目まぐるしく変化する昨今、教頭・副校長に求められることもまた大きく変化している。職員室運営・組織づくり、保護者・地域との付き合い方から危機管理、タイムマネジメントまで、令和の教頭・副校長に相応しい100の「引き出し」を紹介。


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PDF
ISBN:
978-4-18-716225-6
ジャンル:
学校経営
刊行:
対象:
小・中
仕様:
四六判 224頁
状態:
在庫あり
出荷:
2026年3月16日

目次

もくじの詳細表示

[イントロダクション]予測困難な時代を乗り切ろう!
職員室運営から時間術まで 令和の教頭・副校長ハック100
任命される前に・されたら
001 もし自分が管理職ならと考える
002 リーダーシップやマネジメントについて学ぶ
003 教頭・副校長の心得などの本を揃える
004 法的根拠を意識する
005 家族の理解を得る
006 自校の教頭・副校長を観察する
007 データを集める
008 校長との違いを意識する
職員室運営・組織づくり
009 いつも上機嫌でいる
010 あえて暇そうにする
011 あえて自分でやらない
012 伸びそうな人に分掌を任せる
013 雑談スペースをつくる
014 「困ったら騒げ」を浸透させる
015 トラブルの報告にこそ「ありがとう」と言う
016 異職種の職員と積極的に関わる
017 職員室美化タイムをつくる
018 1日1回は校内を回る
019 道具を持って校内を回る
020 茶話会や学習会を企画する
021 学校教育目標を意識させる
022 他校の取り組みを積極的に取り入れる
023 重要な情報は複数の手立てで知らせる
024 職員の心身の状況をチェックする
025 職員への不満を口にしない
保護者・地域との付き合い方
026 保護者対応の原則をつくる
027 保護者対応は初期対応に全力を尽くす
028 トラブル時の保護者対応は事前準備を入念に行う
029 感情的な保護者には冷静に対処する
030 地域や保護者の声を集める
031 地域の協力者をリストアップしておく
032 地域の願いをどこまで受けるか決めておく
033 週に一度は地域を回る
034 PTAからの問い合わせにはすぐに対応する
035 学校便りを工夫する
036 業者など外部の方に丁寧に接する
校長・職員との付き合い方
037 常に自分が校長ならと考える
038 校長の癖をつかむ
039 校長の領域を侵さない
040 校長の秘書役として動く
041 校長とは定期的に情報交換の時間をとる
042 職員には自分から声をかける
043 会議後にコミュニケーションを図る
044 気になる職員と面談する
045 職員の勤務状況を把握する
046 放課後の教室を回る
047 若手にはコーチングを意識する
048 ベテランにはあえて相談する
049 難しい案件は根回しする
050 効果的な傾聴の方法を身につける
051 職員からの相談の聞き方に気をつける
052 頼られる管理職になる
053 助けを求められたら最優先で対処する
054 自分の弱さを隠さない
055 手柄は職員のものにする
056 短くすかっと指導する
057 ハラスメントに注意する
058 懇親会では感謝を伝える
危機管理
059 常に「さしすせそ」を意識する
060 点検をルーティン化する
061 不登校者への連絡基準を明確にする
062 トラブル時にはきめ細かく記録をとる
063 教育委員会の担当者にこまめに連絡を入れる
064 危機管理マニュアルを定期的に見直す
065 外部人材を積極的に活用する
タイムマネジメント
066 朝にTO DOリストを確認する
067 同時にやる,すぐにやる
068 締め切りは早めに設定する
069 無駄な時間・非効率的な時間を知る
070 集中力を高めて仕事に取り組む
071 情報は1冊のノートにまとめる
072 道具で時間を買う
073 1日5分の整理・整頓を心がける
074 色別ファイルで緊急度を分ける
075 電子データの管理を見直す
076 リマインダー・カウントダウンのアプリを使う
077 生成AIを活用する
078 報告の仕方を教える
079 仕事にメリハリをつけ,やらないことを決める
080 常にメモ帳を持ち歩く
研修・自己研鑽
081 目的と目標を明確化する
082 自分の得意・不得意を意識する
083 忙しくても学ぶ
084 手本となる人物を探す
085 自身の人間性を磨く
086 横のつながりを生かす
087 学びをアウトプットする
088 ライフワークを見つける
089 これから先の20年を考える
セルフマネジメント
090 睡眠時間は削らない
091 すぐに答えを出さないことに慣れる
092 自身の仕事を「見える化」し,達成感を味わう
093 愚痴を言う相手は慎重に選ぶ
094 8割主義で行く
095 体を動かす
096 すぐにできる感情コントロール法をもつ
097 心の安らぐ時間をもつ
098 日記を書く
099 自分へのご褒美を用意する
100 思い切って休む

はじめに

 本書を手にしてくださり,ありがとうございます。


 みなさんは,これから教頭・副校長として新しい一歩を踏み出す方でしょうか。それとも,すでに経験を重ねながら,さらによい仕事のあり方を模索している方でしょうか。

 どちらの方にとっても,不安や困りごとを和らげ,前向きに仕事に臨む手助けとなることを願って,私は本書を書き進めました。


 私自身は,児童数約千名の大規模小学校で教頭を4年間務めました。校長と2人だけの管理体制で,日常の多忙に加え,突発的な対応も数多く経験しました。

 着任して2日目のことです。報告書類を広げた直後から電話や相談,来客対応が次々と舞い込み,結局その書類に手をつけられたのは夕方でした。次の日からも朝から夕方まで途切れることなく様々な対応に追われ,「この状態で1年間やっていけるのか」と不安でいっぱいになりました。そのことを他校の教頭に相談すると「ゴールデンウィークまで頑張れば,きっと流れがつかめる」と言ってもらい,その言葉を支えに必死に取り組んだことを覚えています。

 確かに,ゴールデンウィークを過ぎた頃から少しずつ見通しが立つようになりましたが,それでも多忙であることに変わりはありません。


 運動会は違法駐車の対応ばかりで,1つの競技も見ることができないまま終わり,打ち上げでは子どもの活躍を語り合う先生方の輪に入れず,孤独感を味わったこともあります。

 また,突発的な事故や事件に夜遅くまで対応することもありました。警察や報道機関とのやりとりに追われ,精神的に追い込まれたこともあります。


 それでも教頭になって4年目には,運動会の競技を見る余裕も,子どもの話題に入っていけるだけの日頃の関わりもできるようになっていました。大きな出来事が起きても,あまり動じることなく対応できるようになってきました。


 それは数年の経験で教頭の仕事に慣れたというのもあるのですが,やはり様々な工夫をして,多忙を解消したり,人間関係を築いたりすることができたからだと思っています。


 その後,私は県教育委員会,市教育委員会で2年間ずつ行政職を経験し,数多くの管理職の姿を見てきました。

 そして現在は小学校の校長として,教頭とともに日々の学校経営にあたっています。


 本書では教頭として様々な困難を乗りきった経験と,その後の行政経験で多くの管理職を見てきた経験,さらに現在校長として教頭と接している経験を生かして,みなさんに役立つ情報をまとめました。


 教頭・副校長はとてもやりがいのある,学校経営の要です。本書が,みなさんが力量を高め,充実して仕事ができるための一助となることを願っています。


  2026年1月   /瀧澤 真

著者紹介

瀧澤 真(たきざわ まこと)著書を検索»

1992年より千葉県公立小学校教諭として勤務。その後,袖ケ浦市立蔵波小学校教頭,千葉県教育委員会教育振興部指導主事,袖ケ浦市教育委員会学校教育課長を経て,現在袖ケ浦市立蔵波小学校長。日本国語教育学会会員。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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