- まえがき
- T章 マルチメディア時代におけるコンピュータの指導
- T マルチメディアと「情報基礎」
- U マルチメディアの活用で表現豊かなレポート作成
- V コンピュータリテラシーと情報リテラシー
- W 技術・家庭科におけるマルチメディア
- U章 コンピュータとマルチメディア
- V章 技術・家庭科の指導とマルチメディア
- T ワープロソフトを活用した指導
- 事例1 徳島県名西郡石井中学校
- 事例2 北海道檜山郡早川中学校
- 事例3 神奈川県相模原市鵜野森中学校
- U 表計算ソフトを活用した指導
- 事例1 兵庫県氷上郡氷上中学校
- V データベースソフトを活用した指導
- 事例1 函館市深堀中学校
- 事例2 鹿児島県熊毛郡岳南中学校
- 事例3 東京都足立区六月中学校
- W 図形ソフト・プレゼンテーションソフトを活用した指導
- 事例1 神戸大学発達科学部附属明石中学校
- 事例2 埼玉県浦和市美園中学校
- 事例3 埼玉県川口市青木中学校
- 事例4 埼玉県深谷市藤沢中学校
- W章 パソコン通信
- T パソコン通信・電子メール
- 事例1 京都府元綴喜地方中学校教育研究会
- 事例2 福井県勝山市勝山北部中学校
- U インターネット
- インターネットとその利用
- 事例1 三重大学教育学部附属中学校
- 事例2 東京都武蔵野市第六中学校
- X章 新しい指導法へのチャレンジ
- T 情報教育におけるティームティーチングによる指導
- U ティームティーチングを活用した技術・家庭科の指導
- 事例1 滋賀県栗太郡栗東中学校
- 事例2 埼玉県坂戸市浅羽野中学校
- Y章 コンピュータソフトの発達
- T OSの発達
- U プログラミング言語の発達
- V アプリケーション・ソフトの発達
まえがき
高度情報通信社会という言葉がごく普通に使われるほど,情報化の進展は著しく,我々の生活様式のみならず社会の様々なシステムを変更している。そうした中で,我々人間が日常的に行っている様々な活動の多くは,情報の交換や処理にほかならないことに気付く。今後の社会においては,一人一人が情報を効率的に収集したり,入手した情報を最大限に活用できる方法を考え,実践できることが必要となってくる。
こうした情報化の進展に学校も対応していかなければならない。21世紀の社会を築いていく子供たちに,高度情報通信社会の中で主体的に生きぬいていく力を身につけさせることは,これからの学校教育に課せられた重要な課題である。無論,社会の様々な変化に対して,学校教育でどこまで対応すべきかについては,慎重な判断が求められる。すなわち,情報技術の進歩のスピードが著しく,社会経済上の要請から情報教育の重要性が一層強調されているが,学校教育として,常に情報化の最先端を取り扱う必要はないのであって,学校教育としてふさわしくかつ評価の定まった内容を取り上げるという視点が大切である。
文部省は,コンピュータの教育に係って平成元年3月に中学校学習指導要領の改訂の際,技術・家庭科の領域に「情報基礎」を新設し,時代の変化への対応に応えた。
平成元年に改訂された当時,「技術・家庭科の『情報基礎』領域の履修率は」の問に,当時,責任者の一人であった私は,「すぐには無理ですが,やがて85%を超えることを期待しています。」と答えたものであった。しかし,全面実施最初の平成5年度に,早くも「情報基礎」の履修率は85%を超え86%となった。
このことは,コンピュータに関する学習が重要であり,これからの中学校教育とりわけ技術・家庭科で取り上げる学習内容に,必要であるということの認識の高まりが先生方にあったのではないかと考えられ,多くの関係者を喜ばせた。
その後,履修率は上がり,平成9年度には96%となった。このことは,コンピュータに関する学習の必要性が認められたことと,多くの先生方の研修意欲,熱意等によるものが大きかったものと深く感謝している。
平成8年8月,文部大臣は,「幼稚園,小学校,中学校,高等学校,盲学校,聾学校及び養護学校の教育課程の基準の改善について」の諮問を行った。平成10年秋を目途に答申することとしているが,各分科審議会における検討の指針となるものとして,これまでの検討の結果についての中間的なとりまとめを平成9年11月に公表した。そこでは,「情報基礎」領域に関して「必修の領域と選択して深める領域の設定」が明記された。
本書は,情報教育の今後のあるべき姿を先見的に見つめ,全国で研究している先生方のもので,新学習指導要領に示される内容に十分対応できるものと確信している。
本書が,新しい方向を示している「情報基礎」の授業改善に,少しでもお役に立つことができるならば,誠に幸せである。
1998年3月 /浅見 匡
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明治図書















