楽しいクラスづくりフレッシュ文庫62ギターで演出音楽授業のニューバージョン

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今の子どもたちのフィーリングにはギターの活用がベターという著者が,子心の乗りのよい曲や活用のノウハウを実践事例を入れながら紹介する。


復刊時予価: 2,244円(税込)

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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-698211-2
ジャンル:
音楽
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 116頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
第1章 だからギターなのである
1 すべてのジャンルの音楽を
2 ギター VS ピアノ
3 ウィーン少年合唱団 「好きな作曲家は?」
4 ギターが切り開く子供の可能性 〜特殊学級での実践から〜
第2章 ギターを買おう
1 こんなギターがおすすめ
2 練習を始める前に
3 ギターの基本 〜これだけはおさえよう〜
第3章 ギターで演出する音楽授業 ―基礎編―
1 簡単な曲を簡単な伴奏で
2 Fコード登場
3 カポと上手につき合う
4 マイナーコードを覚えよう
5 メジャーコードとマイナーコードで
6 全校生の前で
第4章 ギターで演出する音楽授業 ―応用編―
1 ギターで発声練習を
2 クラシカルな下降進行をおしゃれに
3 合奏曲にプラス1パートの工夫を
4 詞のイメージを大切にした伴奏アレンジを
5 ラテン系のリズムとギター
6 日本の響きとギター
7 ロックンロール専用リフを覚えよう
8 即興表現を楽しもう
第5章 ここでもギターは大活躍
1 結成! ビートルズクラブ
2 ギターで演出 学級づくり
あとがき

まえがき

 1981年のヒット曲「もしもピアノが弾けたなら」(作詞 阿久悠)が流行った年から16年たちました。

 16年たった今,この曲の功罪をちょっと考えてみたいのです。

 当時,この曲が爆発的にヒットしたのは,多くのピアノを弾けない人々の心をつかんだからなのでしょう。私も,ピアノをほとんど弾けません。だから,この曲に対する一種の憧れのような気持ちはよく分かります。

 私の周りを見ると,ピアノを弾けない先生の方が,ピアノを弾ける先生よりも圧倒的に多いようです。ですから,教育現場においても,この曲に憧れる気持ちは,無意識のうちに広がっていると言っていいでしょう。

 けれども,この「ピアノに憧れる気持ち」が問題なのです。ピアノに対する憧れが,音楽授業の形式(version=バージョン) に対して固定観念をもたらしていないでしょうか。つまり,「音楽の授業はピアノを使って行うのが最も望ましい」という固定観念です。

 当然のことですが,ピアノだけが楽器ではありません。ピアノは,数ある楽器の中の一つにすぎません。ピアノが弾けなくても,楽しい音楽授業はできるのです。

 そこで,お薦めなのが,ギターです。

 もし,これから練習を始めるとしたら,ピアノとギター,どちらの演奏が簡単でしょうか?

 それは,断然ギターでしょう。

 上級テクニックになれば,話は別で,一概にどちらが簡単だとは言えません。けれども,ある程度のレベル,つまり子供たちの歌の伴奏をしたいという程度のレベルでしたら,ギターの練習を始めたほうが近道です。詳しくは本書の中で述べますが,ギターは基本的には左手でコードを押さえ,右手にピックをもちズンジャカやればそれで伴奏はOKなのです。


 それに,値段を比べてみてください。もちろん上をみればピアノもギターもきりがありませんが,2〜3万円も出せば一般的なギターが手に入ります。しかも,持ち運びができるので,家で練習して翌日子供たちの前で演奏することが可能です。バスを使った遠足に持っていくこともできます。音楽の授業以外でも,いろいろな場面でギターは活躍してくれます。

 ピアノは弾けないけれどギターなら少々かじったことがあるという方は,すぐに手にとって本書をお読みください。きっと次回の音楽授業が待ち遠しくなることでしょう。

 また,本書では,これからギターを始める方のために,ギターの選び方から練習の方法についても述べました。ギターを練習して子供たちの歌のギター伴奏をやりたいという方にも,ぜひお読みいただきたい本です。

 そして,本書は,ピアノが弾ける弾けない,ギターの経験があるなしにかかわらず,音楽を楽しみたいすべての人に捧げる本です。ギターが弾けると,こんなに楽しいことがあるのです。その瘟感竄ぜひ多くの読者の皆様と分かち合いたいと思います。

 前半は,小学校下学年向けの実践を中心に,ギターの基礎的な知識や技能を中心に書きました。後半は,小学校上学年向けの実践を中心に,応用編という形にしてあります。前半は佐藤幸司が,後半は佐藤浩一が主に担当しました。(ちなみに,私たちは大学時代からの友人です。兄弟ではありませんので,念のため。)

 ギターを持って子供たちの前に立つと,

「先生,カッコいい!」

という声が聞こえます。

 みなさんも,ギター片手にかっこいい音楽授業のニューバージョンを楽しんでみてはいかがでしょうか。


   /佐藤 幸司

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