- はじめに
- T “再現構成法もどき”でもいいさ
- ─ 一歩踏み出した今の自分を大切に─
- 1 これも道徳?─「再現構成法」の授業との出会い─
- ・資料『晴れたらいいね』
- 2 初挑戦までの道のり─いくつかの授業から学んだもの─
- 3 挑戦─「再現構成法」での道徳授業,夢の第1作─
- 4 これが道徳!!─今の私の「再現構成法」─
- U “再現構成法もどき”から“再現構成法”の道徳授業へ
- 1 出会い
- 2 まねでもいいかな
- 3 何かがちがう
- 4 壁にぶつかって
- 5 授業の主人公は?
- ・資料『待っているから…』
- ・資料『手のひらのつぼみ』
- V “再現構成法”の道徳授業の実践─「はじめの一歩」を踏み出してみませんか─
- [1学年の実践]
- *みんな生きている(低 3─(2)を中心として)
- ・資料『サッチャンはね』
- ・先生のねらい(願い)を母さんのぬくもりと共に子どもたちへ
- *自由にのびのびと(低 3─(2)を中心として)
- ・資料『花びらのぼうけん』
- ・再現構成法と役割演技
- [2学年の実践]
- *私の心は……(低 2─(2)を中心として)
- ・資料『すきとおった落ち葉』
- ・再現構成法に直した資料って?
- *ぼくが,ほしかったのは……(低 2─(2)を中心として)
- ・資料『大きいりんごと小さいりんご』
- ・視点の変換によるまとめを!
- [3学年の実践]
- *支えられている,ぼくの「いのち」(中 3─(2)を中心として)
- ・資料『クロのニャーン』
- ・一枚絵による再現構成法
- *ごめんね,もう,しないよ(中 1─(2)を中心として)
- ・資料『きじばとのぽっぽ』
- ・子ども中心の授業を実現する支援材(教具)
- [4学年の実践]
- *友達ってなあに(中 2─(3)を中心として)
- ・資料『コスモスがゆれている』
- ・導入って何をすることなの?
- *友達って味方のこと!?(中 2─(3)を中心として)
- ・資料『たけしくんのぼうし』
- ・読み物資料だけでもできるよ再現構成法
- [5学年の実践]
- *希望さえあれば……(高 3─(2)を中心として)
- ・資料『ポケットの中の真実』
- ・資料の仕掛けと教具
- *小さな命と自然と(高 3─(1)を中心として)
- ・資料『白い腹』
- ・再現構成法って教師主導型授業!?
- [6学年の実践]
- *人を愛する美しさ(高 3─(3)を中心として)
- ・資料『カーテンの向こう』
- ・高学年だからこそ再現構成法で
- *奉仕の心は(高 4─(4)を中心として)
- ・資料『病室607号』
- ・ねらいの個別化
はじめに
ハイハイと元気よく発言する子。
一言も語らずじっと黒板を凝視する子。
授業後になって「あそこでね〜」と話しかけてくる子。
それぞれ違いはあるけれど、私たちにとっては、どの子もかけがえのない宝物。
そんな子どもの心に小さな灯をともしたい。
子どもといっしょにぬくもりのあるやわらかな授業をつくっていきたいという、熱き思いから生まれた再現構成法。
私たちは子どもと再現構成法の摩訶不思議な魅力にとりつかれ、授業実践を重ねてきました。
理論的構想は、立石喜男先生におゆすりすることとして、教室の中での、ワクワク、ドキドキ、ゾクゾク、シュ〜ン、フッ〜、……の再現構成法ならではのドラマを明治図書の仁井田康義氏、平野真弓さんのお力添えでまとめてみました。
再現構成法を愛する仲間がもっともっとふえて、多くの方と語りあえる日がくることを願って……。
鬼(遠仁)に近づくにも
はじめの いっ〜〜ぽ
1998年2月立春 /八木下 陽子
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- 明治図書