- はじめに
- この本の使い方
- びっくりドキドキサイエンスマジック
- 1 もこもこ手袋で遊ぼう
- ひんやり,シュワシュワ! 重曹の不思議!
- 2 グミでもこもこ火山を作ろう
- グミで二酸化炭素を閉じ込めよう!
- 3 ポンッ! 手のひらでプチ爆発!
- 水素と酸素を2:1で混ぜると爆発するぞ!
- 4 1円玉で「最密充填構造」の秘密を探ろう
- 1円玉マジック! できるだけつめて並べる方法を考えよう
- 5 虹の玉手箱を作ろう
- 晴れていれば,いつでも美しい虹の七色を観察できるよ
- 楽しく簡単な電子工作
- 6 LEDコマを作って回そう
- 身近なLEDを使ってコマの工作に挑戦
- 7 トランジスタを使ったおつまみ点滅回路を作ろう
- 2種類のトランジスタでLEDの点滅回路を作ろう
- 8 光受信機でリモコンの赤外線信号を聞いてみよう
- フォトトランジスタで赤外線信号を見つけよう
- 9 LEDイルミネーションを作ってはんだ付けに挑戦
- はんだを使って部品をつなげてみよう
- 10 光ファイバーLEDを作って遊ぼう
- LEDと光ファイバーできれいな照明を作ろう
- 静電気で実験しよう
- 11 静電気で何でもくっつけよう!
- 「パチパチ君」,今日からあなたは「くっつく君」
- 12 静電気でいろいろ浮かせよう!
- 「静電気クラゲ」もバッチリ! いろんな物が空中浮遊!
- 13 静電気でいろいろ動かそう!
- くっつく・逃げる静電気の性質を利用したおもちゃ作り
- 14 静電気でバチッとスパーク@
- 「パチパチ君」が「指カミナリ」にパワーアップ!
- 15 静電気でバチッとスパークA
- ドキドキ・わくわくの「百人おどし」と「静電気着火」
- 電気と磁石の不思議な関係
- 16 New電気ぶちゴマで遊ぼう
- 見えない力でギュイ〜ンと加速して高速回転するよ
- 17 モーターで発電しよう
- 電池がなくても自分の力だけで簡単に発電ができるよ
- 飛ばして動かして命中させて
- 18 ミニピークをトレペ芯で作って遊ぼう
- まっすぐ飛ばしてヒーローになろう!
- 19 ミニピーク発射機を作ってもっと遊ぼう
- キツネ投法ができなくても,これがあれば!
- 20 高性能空気ロケットで目指せ!体育館天井到達
- 目指せ! 体育館天井に到達
- 21 コブラ・ウィーヴで弾けよう!
- 棒が鎌首をもたげたコブラの姿になりながら弾けるよ
- 22 回転球体の不思議な動き
- 回転させると逆立ちするいろんなコマの動きを楽しもう
- 自然の不思議を感じよう
- 23 ウミホタルを観察しよう
- ミジンコのような小さな生き物が青紫色に発光するよ
- 24 クズ鉄砲とカヤの矢 野外植物遊びで楽しもう
- 天気のいい日は外に出て植物で遊んでみよう!
- 25 100gの粘土で作るスーパー土団子
- 粘土が宝石のように光るぞ!
- おわりに
- 著者紹介
はじめに
2006年4月に『ワークシートでらくらく科学クラブ』を刊行しました。学習指導要領で「クラブ活動」が縮小化される中,かなりの需要があり,ありがたいことに版を重ねることができました。その後「自由研究にも使える」と銘打った『Part2』を,「超簡単確実成功」と銘打った『Part3』を続けて刊行することができました。学校のクラブ活動としてもですが,担任教師がちょっと時間の空いたときにする実験や物作りのノウハウ本としても活用されていると聞き,とても嬉しくなりました。2011年には東日本大震災があり,我々教師にできることは……と考えた結果「学校で学べるサバイバル術」と題した『緊急番外編』も刊行しました。そこから2年の時を経てもう一度初心に帰り,できるだけ簡単でやりやすい実験や物作りをわかりやすく提供したい……そんな欲求に駆られました。
学校のクラブ活動は時間の設定が難しいのです。多くの学校では時間割に組み込むのではなく,年間何回かの特別企画なのです。したがって下校の準備を済ませて会場に集まり,45分間で準備と実験もしくは製作を行い,片付けもしなければなりません。「続きは次の時間に」とは言えないのがつらいところですし,そんな数回のクラブ活動でも子どもたちはとても楽しみにしています。実験を行う教師側がそれに応えるべくネタを用意するのもなかなか大変で,例え数回でもホームセンターや100円ショップに奔走し,これでもないあれでもないと品定めをするのは大変負担だろうと思います。
そこで今回は「材料入手」という点をとても重視しました。年間の費用も限られた中,1回の実験でかかる費用を200円以内に収め,さらにどこで何を購入したら簡単に入手できる……という「材料入手の方法」をどの実験ネタにもスペースを割いて作りました。実際にこの実験ネタを用いて何度も科学教室やクラブで実施している「プロ教師」がその材料の入手方法を示したのですから間違いはありません。安心して準備にかかれると思います。
しかも今回はいつものメンバーだけでなく現役の中学校教員と科学館のスタッフにも参加してもらいました。全日本教職員発明展で入賞した実績がある教員や,北陸電力エネルギー科学館ワンダーラボで日夜電子工作を開発・指導するメンバーに実験ネタを提供してもらい,さらに充実した楽しい科学クラブ本にすることができました。どうぞ今までと同じように,見開きのワークシートをB4コピー用紙に印刷し,子どもに渡して,クラブの時間(実験教室の時間)を充実させられたらと思います。必ずや子どもたちの笑顔がいっぱいの実験室になるものと確信します。
2013年10月 著者 /國眼 厚志・高田 昌慶・福井 広和・緒方 秀充・木村 肇
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- 明治図書
- すぐに実践できる内容が紹介されており,クラブ活動や理科の発展的な学習(ものづくり)などで十分活用できます。バックにある理論も解説されていて,そういった意味でも役立ちそうです。まだ,実践していませんが,早く授業で活用してみたいです。2017/3/2840代・小学校教員
- 科学クラブの担当になって困るのは、やっぱり材料代です。楽しいことをさせてあげたいし、お金は掛けたくないし…。この本は、本当に役に立ちます。ありがとうございました。2015/7/2050代・小学校教員
- 授業での幅広い活用ができる。2015/5/530代・中学校教員