小学校英語セミナー35
子どもに合った教材づくり・授業づくり

小学校英語セミナー35子どもに合った教材づくり・授業づくり

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英語嫌いを作らない、教材づくり・授業づくりを提案

子どもがコミュニケーション能力や国際理解を深めるためには、子どもたちの興味・関心に添った教材の開発や授業づくりがポイントになります。この究極の実践研究課題に本誌はさまざまな視点から解答を提供します。明日の指導に役立つアイデア満載の特集です。


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ISBN:
978-4-18-598710-3
ジャンル:
外国語・英語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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特集 子どもに合った教材づくり・授業づくり
なぜ子どもに合った教材づくり・授業づくりなのか /影浦 攻
提言/子どもに合った教材づくり・授業づくりのポイント
(1) 言語材料や活動の開発 /岩切 宏樹
(2) 英語環境や場面設定の充実 /八巻 充憲
(3) 発達段階や系統性を考慮した計画 /山並 明子
(4) 評価を効果的に授業へ反映させる工夫 /梶原 道宏
子どもに合った教材づくり・授業づくりのアイデア
(1) 「英語ノート」をどう活用するか /今井 京
(2) ICTの教材をどう活用するか /勝部 雅
(3) 読み物教材をどう活用するか /宮里 寿子
(4) 活動中心の教材をどう活用するか /古池 博文
(5) 視聴覚教材をどう活用するか /岩ア 達義
(6) ALTの生きた英語をどう活用するか /木村 進
事例/子どもに合った教材づくり・授業づくりの実際
(1) My Townで楽しく道案内しよう 「道案内をしよう(Where is 〜?)」(5年) /鐘尾 浩二
(2) 主体的に取り組む英語活動 /岩田 千瀬
(3) Something Oneの教材づくり・授業づくり /田村 早苗
(4) 将来の夢,近未来の自分は…?
〜中学校生活に向けて〜 /小澤 晃
(5) 「英語ノート」とALTの役割分担 /宮路 直子
(6) タングラムで遊ぼう /渋谷 徹
連載
小学校英語拠点校の実践報告・第4回
IGでつくる英語活動の授業 /久保 千夏
英語活動新しい指導のベーシック・最終回
5年/年間計画と言語材料の解説講座 身近な話題からも世界への窓が開く /アダチ 徹子
6年/年間計画と言語材料の解説講座 スキット活動で広げる言語材料 /東 仁美
「英語ノート」5年版の使い方・生かし方講座 TTで使いこなす /梅本 龍多
「英語ノート」6年版の使い方・生かし方講座 Can you play the piano? /三浦 邦子
「英語ノート」指導資料の読み方・生かし方講座 『英語ノート』は文化教材盛りだくさん /川上 典子
知って役立つ「英語ノート」CD・ICT活用のテクニック集 英語ノートにひと工夫 ―意味のあるやりとりのために― /上原 明子
「英語ノート」の活用メソッド・最終回
外来語の実践プラン 英語と外来語の違い /近藤 千代
「ジェスチャー」の実践プラン 高学年でも体を使って楽しく活動!! ―世界の「こんにちは」を知ろう― /福井 美子
「遊び」の実践プラン カードゲームで遊ぼう /都外川 潔
「文字」の実践プラン アルファベットで遊ぼうW /荒武 真奈美
「文化」の実践プラン 数で遊ぼう(5年 Lesson3) /上妻 薫
「交流」の実践プラン ゲストにインタビュー /佐藤 広幸
外国語活動で育てる能力の指導原則・最終回
音声や基本的表現に慣れ親しもう! /竹内 理
外国語活動の当面する課題の克服策・最終回
評価と研修と連携に関する課題 /影浦 攻

授業は易しく楽しく

   編集代表 /影浦 攻


 外国語活動で気を付けなければならないことに,教師が外国語活動の経験が豊富になり指導に慣れれば慣れるほど,子どものニーズや興味・関心から離れていき,子どもから見ると授業の内容が難しくなり,指導方法が手が込んでしまいついていけなくなってしまうという皮肉な現象が起こることがある。

 教師は日々指導内容を研究し,指導方法を改善しながら教師としての力量を高めていき教師として成長していくものであり,そのことは大切なことであり,必要なことでもある。

 外国語活動に最初に取り組んだころは,英語や指導方法に対する不安などから,子どもの反応に一喜一憂し子どものニーズを敏感に感じながら授業改善に取り組んできた。ところが,教師が指導に慣れてくると,英語自体も易しすぎると感じ,つい高度な内容を教えてしまい,ゲームなどもひねりを加えて子どもがすんなり入っていけなくなってしまうことがよくある。

 ある研究開発学校のベテランの教師が,小学校の英語は易しく,方法もありふれているので,これでは研究公開をしても恥ずかしいから,内容も量的に増やし高度なものを扱い,ゲームも手の込んだものを工夫したと感想を述べていた。その結果,指導内容が多くなり,授業が窮屈になってしまった授業を参観したことがある。「授業は易しく楽しく」を再認識する必要がある。

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