小学校英語セミナー32
授業の出発・何からどう始めるか

小学校英語セミナー32授業の出発・何からどう始めるか

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授業の出発を構想する視点と年度最初の授業プランを提案

英語によるコミュニケーションへの期待を持たせ、意欲付けする授業出発の要点とアイデアを山盛りでお届けする特集です。今、英語活動の出発に当たって心得ておかなければならないノウハウがここにあります。是非お読みください。


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ISBN:
978-4-18-598418-8
ジャンル:
総合的な学習
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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特集 授業の出発・何からどう始めるか
なぜ授業の出発が大切か /影浦 攻
提言/私がすすめる授業出発のアイデア
(1) 1年後の成果を思い描いて /藤井 佐代子
(2) 英語が使えたという安心感を /河田 嘉春
授業の出発を構想する視点と内容
(1) 子どもの興味・関心にどう添うか /渕上 啓子
(2) 指導のねらいにどう繋げるか /鈴木 秀明
(3) 活動の連続性をどう見通すか /小澤 晃
(4) 学びの達成感をどう保障するか /今井 京
(5) TTをどう工夫するか /吉村 博与
(6) 教室の演出をどう工夫するか /大類 清美
事例/これで勝負!とっておきの年度最初の授業プラン
(1) 英語を子どもと楽しもう! /有村 重輝
(2) 単元構想を核にした活動を通して望ましい子ども像に迫る /西守 千香子
(3) はじめまして 英語で自己紹介をしよう
〜子どもの願いや思いに寄り添って〜 /川村 晃博
(4) コミュニケーション力を育てる英語活動の実践 /別所 純子
(5) めざす力を育む活動に /石橋 修
(6) みんなの「ハローワールド」 /宮路 直子
(7) 年度最初の授業・何からどう始めるか
〜成功体験をさせることである〜 /渋谷 徹
連載
小学校英語拠点校の実践報告・第3回
取り組みの概要と活動例 /小澤 香里
英語活動新しい指導のベーシック・第1回
5年/年間計画と言語材料の解説講座 温かいコミュニケーションでスタート! /アダチ 徹子
6年/年間計画と言語材料の解説講座 新学習指導要領と英語ノート /東 仁美
「英語ノート」5年版の使い方・生かし方講座 【Let's Listen】を使いこなす /梅本 龍多
「英語ノート」6年版の使い方・生かし方講座 アルファベットで遊ぼう! /三浦 邦子
「英語ノート」指導資料の読み方・生かし方講座 「英語ノート」を使ってほしい理由 /川上 典子
知って役立つ「英語ノート」CD・ICT活用のテクニック集 工夫次第でもっと楽しく! /上原 明子
「英語ノート」の活用メソッド・第1回
外来語の実践プラン あの食べ物はどこから? /近藤 千代
「ジェスチャー」の実践プラン 高学年でも体を使って楽しく活動!! ―アルファベットも体を使って親しもう― /福井 美子
「遊び」の実践プラン 「すごろく遊び」をアレンジして 〜Hello. How are you?の表現に親しもう〜 /都外川 潔
「文字」の実践プラン アルファベットで遊ぼう /荒武 真奈美
「文化」の実践プラン 世界の「こんにちは」を知ろう /上妻 薫
「交流」の実践プラン スーザン先生の国ってどんな国 /佐藤 広幸
外国語活動で育てる能力の指導原則・第1回
逃げない態度を育成しよう! /竹内 理
外国語活動の当面する課題の克服策・第1回
指導の原則への質問 /影浦 攻

授業の出発

   編集代表 /影浦 攻


 物事は最初が大事である。これは何事にも通じる格言として,昔から言われてきた。授業においても当てはまる。特に英語では,この言葉を身をもって噛み締める必要がある。

 「平成15年度教育課程実施状況調査」(文部科学省平成17年に発表)によると,中学校の英語科では,「英語を大切だ」「どちらかというとそう思う」と答えた生徒の数は,中学校1年生で84.0%,2年生で82.8%,3年生で84.0%であるのに,「英語が好きだ」「どちらというと好きだ」と答えた生徒の数は,中学校1年生で60.5%,2年生で51.0%,3年生で48.7%である。このことから,学年が進むにつれて英語嫌いが増えていく傾向が強いことが分かる。同じ調査で,外の教科に比べて英語嫌いが多いのも特徴である。英語は中学校に入って初めて学習した教科であり,外の教科は小学校から学習していることを考えれば異常であるといえる。

 現在では,小学生の多くが「英語が好きである」と答えているが,中には30%台の子どもが「英語が嫌いである」と答えている学校もある。この原因が何かをきちんと分析しておく必要がある。小学校に英語を導入するに際して,英語嫌いを作らないために今まで行ってきた工夫を再度確認する必要がある。そして,外国語活動の実施に当たって,このことに十分に配慮する必要がある。

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