小学校英語セミナー26
知っておきたい「必修」英語の指導術

小学校英語セミナー26知っておきたい「必修」英語の指導術

投票受付中

「必修」英語で求められる指導はコレ!

小学校の英語の指導では、子どもたちの興味・関心を重視した活動の展開が軸になります。ここに座標軸をおきながらも、それを助長し、育てていく指導術が大切なことになってきます。本号では、その多様な技を山盛り紹介し、すぐに役立つように編集しました。


復刊時予価: 1,991円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: 未販売

電子化リクエスト受付中

電子書籍化リクエスト

ボタンを押すと電子化リクエストが送信できます。リクエストは弊社での電子化検討及び著者交渉の際に活用させていただきます。

ISBN:
978-4-18-597811-8
ジャンル:
総合的な学習
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

もくじの詳細表示

特集 「必修」英語で求められる指導術の原則 /影浦 攻
提言/「必修」英語の特質に即した指導術
(1) コミュニケーション力育成に特化した指導術 /金森 強
(2) 国際理解に特化した指導術 /中村 典生
(3) 国語力の育成と一体化した指導術 /西谷 惠美子
「必修」授業を成功させる指導術のポイント
(1) 指導目標設定の方法 /宗  誠
(2) 教材発掘の方法 /山中 由香
(3) 活動方法活用の方法 /北岡 順子
(4) ALT・JTE活用の方法 /近藤 千代
(5) 教具作成の方法 /斎藤 多賀子
(6) 教室環境をつくる方法 /前田 康裕
(7) クラスルームイングリッシュ活用の方法 /渕上 啓子
事例/私の「必修」英語指導術の修得法・秘訣を明かします
(1) 活力あふれる授業をつくろう /藤井 佐代子
(2) 小学校段階にふさわしいとは /佐貫 晃弘
(3) 見て,聞いて,やってみる /宮田 久美子
(4) 伝え合いたくなる題材選び /友渕 博文
(5) 英語のアンテナを広げよう /永山 英人
(6) 何故話せないの? から始まった /田村 早苗
(7) HRTこそ,ALTを生かせる /石橋 修
(8) 連続させる英語活動 〜総合的な学習の時間の素材利用〜 /岩ア 達義
連載
小学校英語ニュース・第7回
(1) 小学校英語先進実践校情報(千葉県) /佐藤 広幸
(2) 小学校英語研究会情報(全国小学校英語フォーラム・イン東京) /柴山 守
小学校英語指導ベーシックライブラリーPart2・第3回
すぐに役立つ年間計画の立て方解説講座
英語の年間活動計画にはどのような種類があるの? ―シラバスって何?― /川上 典子
すぐに役立つ活動案の作り方・生かし方講座
知っている英語を使って表現する 後藤 /淳子
ALTのよさを引き出すTTの考え方・生かし方講座
ALTのよさを生かし楽しい英語活動を(高学年活動編PART2) 比嘉 /俊博
知っていると役立つクラスルーム・イングリッシュ集
英語でゲームを進めよう ―アクティビティで役立つ表現― /東 仁美
英語指導力パワーアップ研修法
教室と世界をつなぐ ―国際理解の視点を持とう― /アダチ 徹子
これだけは身につけたい英語科指導のテクニック集
英語の授業を始めるとき ―歌やライムを効果的に使う方法― /久埜 百合
小学校英語指導メソッドライブラリーPart2・第3回
歌・チャンツの実践プラン
歌のおすすめプラン ―歌で保育園児と交流しよう― /西川 よし子
クイズの実践プラン
クイズランドへ行こう! /三浦 邦子
ゲームの実践プラン
挑戦意欲を高めるゲーム /八巻 充憲
ごっこ遊びの実践プラン
5年「ハンバーガーショップで」 /関戸 栄子
読み聞かせ・スキットの実践プラン
Eric Hill “Where's Spot?”を使って /石井 正
視聴覚教材活用の実践プラン
簡単! パソコンでクイズ作り! /下地 さとみ
「必修」英語のマネジメント入門・第3回
落ち着くことも大切だ /竹内 理
「必修」英語の授業をデザインする・第3回
活動のトピック /影浦 攻

自分の指導原則を創る

   編集代表 /影浦 攻


 私は,中・高校での英語の授業が,どれくらいの種類の活動から成り立ち,また,それぞれの活動がどのような特徴をもっているのかについて,私の一年間の英語の授業を分析したことがある。その結果,英語の活動は,パタン・プラクティスなどの機械的ドリルから創造性豊かなスピーチなどの活動に至るまで,140くらいからなることが分かった。教師は,それらの活動の中から,授業のねらい,教材,生徒のレベル,教室環境等を考慮して幾つかの活動を選び,それらを自分の指導原則に従って並べ替えて一時間の授業を構成している。

 私は,よく英語活動を見る機会がある。授業者に,例えば「歌はどうして最初にしたのですか,どうしてこの歌を選んだのですか」と尋ねると,「私が見たどの授業も,歌は最初に来ているので,私も……」という答えが返ってくる。研究授業を見て,自分も真似をするということではなく,子どもが活動を楽しみ,達成感を持つような授業にするために,どの教材を使い,どの活動を選択し,それらをどの順序で導入するのかを判断する必要がある。その判断は,教師の指導原則に基づくものである。

 指導原則の背景には,自分が教えている子どもの姿がある。子どもの表情をよく見て,教師自身がじっくり考えることが,自分の指導原則を創ることになる。指導原則を持つことは,教師としての魅力も増していくものである。

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ