小学校英語セミナー23
「必修」に担任としてどう取り組むか

小学校英語セミナー23「必修」に担任としてどう取り組むか

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必修を目の前に控え、担任が押さえるべきポイントを解説。

必修が想定される小学校英語において、指導の中心は学級担任です。文部科学省でも現職教員の研修を予定しているようですが、本誌ではそれを先取りして、今後担任に求められる英語指導のアイテムを全て解説しました。


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ISBN:
978-4-18-597519-3
ジャンル:
総合的な学習
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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特集 「必修」に担任としてどう取り組むか
なぜ担任が「必修」では主役なのか /影浦 攻
提言/「必修」の指導は担任が主役・こんな取り組みを期待する
(1) 「遊び」に組み込む英語活動 /卯城 祐司
(2) 担任だからできること /直山 木綿子
(3) 子どもと担任で楽しむ英語活動 /小柳 和弘
「必修」に担任として取り組む指導のポイント
(1) 指導目標の設定・知っておきたいポイント /斎藤 栄二
(2) 教材の準備・知っておきたいポイント /長谷川 淳一
(3) 活動案の作成・知っておきたいポイント /西谷 惠美子
(4) 教具の用意・知っておきたいポイント /矢野 淳
(5) ALTとの連携・知っておきたいポイント /河田 嘉春
(6) 指導法の活用・知っておきたいポイント /久埜 百合
(7) 学習環境の整備・知っておきたいポイント /前田 康裕
(8) 評価の仕方・知っておきたいポイント /長瀬 荘一
提言/担任として「必修」にこう取り組む・私の実践宣言
(1) Enjoy English /日向 速人
(2) 共に楽しみ、共に学んで /藤井 康子
(3) 教材を工夫して楽しい英語の授業を! /福井 美子
(4) 得意を生かせばこわくない! /木戸 裕子
(5) 学校経営戦略と英語活動! /丹下 晴美
(6) 学級担任が楽しんで取り組む指導方法の工夫
〜児童が「楽しい」と感じる教材・教具を見つけよう〜 /金丸 睦子
連載
小学校英語ニュース・第4回
(1) 小学校英語先進実践校情報(島根県) /菅原 純子
(2) 小学校英語研究会情報 /前田 真利
小学校英語指導ベーシックライブラリー・第4回
すぐに役立つ年間計画のモデルと解説講座 小学校英語活動のあり方・4 /北岡 順子
すぐに役立つ活動案の作り方・生かし方講座 他教科の内容を取り入れた活動! /三浦 邦子
ALTのよさを引き出すTTの考え方・生かし方講座 ALTと一緒に楽しく!!(活動例編) /荒武 真奈美
知っていると役立つクラスルーム・イングリッシュ集 Oh! You'e getting better!〜授業中に役立つ言い回し〜 /吉田 弘子
英語指導力パワーアップ研修法 クラスルーム・イングリッシュの音の世界に飛び込もう /川上 典子
これだけは身につけたい英語科指導のテクニック集 スキットの活用C「スキットを活用した授業の展開例」 /河田 嘉春
小学校英語指導メソッドライブラリー・第4回
歌・チャンツの実践プラン 中学年におすすめ 季節を感じて歌おう /上原 明子
クイズの実践プラン “知性”に飽きたらプレイボール! 野球でクイズ!! /今井 京
ゲームの実践プラン 天野アピール大作戦! /小澤 香里
ごっこ遊びの実践プラン インタビューごっこ遊び /佐藤 広幸
読み聞かせ・スキットの実践プラン 頭とこころを動かす /直山 木綿子
視聴覚教材活用の実践プラン 学校放送番組を利用した高学年向けの英語活動(その2) /宗  誠
小学校英語のスコープ&シークエンス解説・第4回
英語教育に関する最近の話題 小学校英語で育てる「学力」とは何か・第4回 /菅 正隆
どの程度の英語を到達目標にするのか /影浦 攻

担任が英語の世界を楽しもう

   編集代表 /影浦 攻


 英語活動の授業者は,英語活動にかける時間数の90数%を学級担任が担当している。このことは,ALTや近隣の外国人や保護者の協力を得ながら学級担任が主役になって,活動計画の立案,教材・教具の準備,授業の展開等を行っていることを表している。教員が,苦労しながらも,日々の授業をより良くしていこうとする心意気とエネルギーを注ぎ込んできた結果である。

 しかし,全国の幾つかの地域では,教員の不安を解消し,同じ条件で地域の学校が英語活動に取り組むことができるようにとの行政の温かい配慮(?)から,かなりのお金をかけて,外国人の手配だけでなく,教材・教具や年間計画や指導内容までも関係の業者に依頼している実情がある。このことは,英語活動を導入したねらいや英語活動そのもののねらいを損なうだけでなく,子どもと担任との指導面における関係にも大きな影響を及ぼすことになる。

 担任が英語活動に積極的に取り組んでいくためには,「英語を指導する」という考えから,子どもと一緒になって「自分のために英語の世界を広げ」,また「自分の国際感覚を磨く」という考え方に立って,日々の授業を工夫することが大切である。私は,もっと気楽に英語の世界を楽しむ教員の姿を想像している。

 今号では,英語活動が必修になっても授業の担当者は担任であるという認識に立って,担任としての役割と指導のポイントや実践事例を取り上げた。参考になる所が多くあることを願っている。

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