小学校英語セミナー21
「必修」で小学校英語はこう変わる

小学校英語セミナー21「必修」で小学校英語はこう変わる

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小学校英語必修化へ向けておさえておきたいポイントを解説。

小学校英語の必修化が明確になってきました。5、6年で年間35時間程度の実施です。これは、多くの小学校の新しい大きな実践課題です。この必修化によって英語活動とは何がどうかわるのか、現場サイドでの知っておきたい事項を全て解説しました。


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ISBN:
4-18-597217-2
ジャンル:
総合的な学習
刊行:
2刷
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

特集 「必修」で小学校英語はこう変わる
英語活動から必修英語へ・転換のねらいを解説する /影浦 攻
提言/「必修」が示した小学校英語の新構想
(1) 指導のねらいはどう変わったか /金森 強
(2) 指導の内容はどう変わったか /直山 木綿子
(3) 時間枠の設定はどう変わったか /アダチ 徹子
「必修」から予測される今後の取り組み課題は何か
(1) 学校の実態を踏まえた目標の設定 /服部 純一
(2) 目標を達成するカリキュラムの立案 /金丸 睦子
(3) 指導の充実を図る指導体制の編成 /比嘉 俊博
(4) 子どもの興味・関心に合った教材の開発 /塚田 庸子
(5) 小学校英語の特質に合った指導法の研修 /森田 成美
(6) 子どもの成長を捉える評価法の開拓 /前田 みどり
事例/わが校の「必修」への取り組みプログラム
(1) 副読本は担任の強力な助っ人 /井上 洋子
(2) 人との関わりを楽しむ〜子どもの実態からスタートした本校のタスクを中心とした取り組み〜 /石井 正
(3) わが校での「英会話体験学習」 /堀尾 邦子
(4) インタビュー活動の導入 /木地山 博美
(5) 達成感のある英語活動 /中野 通彦
(6) Let's Enjoy English!〜聞くこと・話すことを中心とした活動を通して〜 /上原 敏彦
連載
小学校英語ニュース・第2回
(1) 小学校英語先進実践校情報(高知県) /山中 由香
(2) 小学校英語研究会情報(鹿児島県薩摩川内市立平佐西小学校公開研究会報告) /藤原 綾子
英語指導ベーシックライブラリー・第2回
すぐに役立つ年間計画のモデルと解説講座 小学校英語活動のあり方・2 /北岡 順子
すぐに役立つ活動案の作り方・生かし方講座 ショートで毎日! /三浦 邦子
ALTのよさを引き出すTTの考え方・生かし方講座 ALTと一緒に楽しく!(打ち合わせ編) /荒武 真奈美
知っていると役立つクラスルーム・イングリッシュ集 Now Time to play the Bingo Game! /吉田 弘子
英語指導力パワーアップ研修法 小学校英語活動の要はインプット―クラスルームイングリッシュを /川上 典子
これだけは身につけたい英語指導のテクニック集 スキットの活用A「道案内」 /河田 嘉春
英語指導メソッドライブラリー・第2回
歌・チャンツの実践プラン 高学年におすすめ〜「Don't do that.」〜 /上原 明子
クイズの実践プラン ホワッツ ズィス!?あれこれ /今井 京
ゲームの実践プラン かたちであそぼう! /小澤 香里
ごっこ遊びの実践プラン パーティーごっこ遊び /佐藤 広幸
読み聞かせ・スキットの実践プラン The Very hungry Caterpillar /直山 木綿子
視聴覚教材活用の実践プラン 画像処理をしてクイズを作ろう! /宗  誠
小学校英語のスコープ&シークエンス解説・第2回
小学校における英語教育の内容 /菅 正隆
小学校英語で育てる「学力」とは何か・第2回
小学校英語のねらいは何か 第2回 /影浦 攻

「必修」で小学校英語はこう変わる

   小学校5・6学年の英語を必修に


 中央教育審議会外国語専門部会は,平成18年3月に,@小学校における英語教育の必要性,A目標・内容,B教育課程上の位置付け,C指導者,教材・教具等の教育条件整備を柱にしてこれまでの審議の状況を報告している。

 これらの内容については,本誌20から解説をしているところであるが,これまで明確になったのは,英語を「領域」として5・6学年で必修として扱う公算が大きいと言うことである。年間時数はいずれの学年でも35時間とすることとなっている。また,1〜4学年においても総合的な学習の時間や特別活動の時間を使って英語活動を行うことも可能であるとしている。

 小学校に英語を導入することについては,新しい試みであり,我が国の教育の理念と方向に密接にかかわっていることから,賛成・反対の意見があるのは当然である。我が国全体の教育の在り方と個々の学校が創意工夫を行いながら新しい試みに取り組むのとでは,配慮の量や仕方が異なるのもうなずけるところである。いずれにしても,英語が必修としての導入されることは,これまでの多くの先生方の努力の賜物であり,うれしいことであるが,同時に,大きな課題に対応する心構えも必要になってくる。

 今号では,「必修英語」の導入に向けて様々な観点から解説を試みた。先生方の取り組みに対する考えるヒントになれば幸いである。


   /影浦 攻

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