- 監修者のことば
- 本書の特徴
- 本書の活用法
- 第1章 学校教育と特別活動
- §1 現代社会と学校教育
- §2 教科指導と特別活動
- §3 特別活動の発足と展開
- §4 特別活動のねらいと内容
- §5 特別活動の今日的意義
- 第2章 学級活動(ホームルーム活動)
- §1 読者の考えるページ
- §2 実践事例(中学校)
- §3 実践事例(高等学校)
- §4 実践事例(養護学校)
- 第3章 生徒会活動
- §1 読者の考えるページ
- §2 実践事例(中学校)
- §3 実践事例(高等学校)
- 第4章 学校行事
- §1 読者の考えるページ
- §2 実践事例(中学校)
- §3 実践事例(高等学校)
- 第5章 部活動
- §1 読者の考えるページ
- §2 実践事例(中学校)
- §3 実践事例(高等学校)
- 第6章 特別活動にかかわる教員とその指導
- §1 教員の言語技術
- §2 教員の発音・発声
- §3 集団の活性化の考え方
- §4 特別活動の指導における教員間連携
- 第7章 特別活動をめぐる新しい状況
- §1 総合的な学習の時間と特別活動の関連
- §2 ボランティア活動の実践の考え方
- §3 生徒指導の機能を生かす特別活動
- §4 教員とその卵のための各種トレーニング
- 資料編
- §1 特別活動に関する本
- §2 中学校学習指導要領(1998年告示)から
- §3 高等学校学習指導要領(1999年告示)から
- §4 総合的な学習の時間について
- おわりに
- 執筆者等一覧
まえがき
今回の学習指導要領の改訂に当たって,学校の教師にとっての一番の関心事は,「総合的な時間」の創設であろう。この「時間」は,完全学校週5日制の下,各学校がゆとりの中で特色ある教育を展開して,生徒一人一人に豊かな人間性や,自ら学び,自ら考える力などの「生きる力」の育成を図る上で,特に重要な役割を担っている。
「生きる力」が全人的な力であることから,教科等を横断した総合的な学習の必要性が強調され新設されたのである。
この「時間」のねらいは,周知のように「@自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,よりよく問題を解決する資質や能力を育てること。A学び方やものの考え方を身に付け,問題の解決や探究活動に主体的,創造的に取り組む態度を育て,自己の生き方を考えることができるようにすること。」である。
これらのねらいの達成を目指して,生徒の興味・関心に基づいた学習,体験的な学習,問題解決的な学習,探究的な学習をはじめ,集団による学習,自己の生き方を考える学習などが課題に応じて展開されることになる。これらの学習方法,学習形態,学習の特質などは,正に特別活動の特色のそれと類似していると言える。そのため,特別活動と総合的な学習の時間との違いとはなにか,関連を図った指導の在り方はどのようにしたらよいのかなどがこれからの教育実践においての課題となる。
一方,完全学校週5日制の実施に伴う授業時間数の削減は,われわれ教師に対して,一層,効率的で質の高い授業経営を要求し,これまで以上の学習成果を期待する。
そのため,特別活動の授業の展開に当たっても,上述のように,目標・ねらい,学習方法,形態,特質などに共通点の多い総合的な学習の時間とどのように関連を図り,どのように相乗効果をあげればよいのかを研究しなければならない。
以上のような問題意識の下に,両者の調和ある関連を目指して,具体的なプラン集を考えてみた。
本書の特色としては,
1 特別活動と総合的な学習の時間の教育的意義や両者の関連の在り方を明らかにした。
2 これからの特別活動の在り方を中心に,総合的な学習の時間との関連をどう図ればよいのかキーワードを中心に分かりやすく解説した。
3 特別活動の各内容を主軸にして,学校生活上の課題や環境,福祉,ボランティア活動などの今日的な課題の展開プランを示した。
4 展開プランでは,特別活動と総合的な学習の時間の展開案,関連を図るポイントなどを示した。
5 毎日の授業にすぐに生かせるように,実際的,具体的な事例をこころがけた。
などがある。
なお,本書は,特別活動に造詣が深く,各県における指導的立場にある先生方の執筆により,特別活動と総合的な学習の時間との関連の構想,展開案の解説,展開上の重点事項などについて,学校の現場における豊かな経験と新しい発想から生み出された斬新で具体的なプラン集となっている。
本書の活用により,新しい学習指導要領に基づく特別活動の一層の充実が図られるとともに,総合的な学習の時間との関連を図り,一人一人の生徒に「生きる力」を身に付けることができるように願っている。
2000年5月 編者 /渡部 邦雄
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明治図書















