- はじめに
- プロローグ
- 第1章 これでわかる!音楽×ネットワークの基礎
- 1 コンピュータで音楽を聴く
- (1) コンピュータの準備と調整
- (2) サウンドファイルの種類
- 2 インターネットでの音楽活用の基本
- (1) 音楽を聴くためのソフトウェアとダウンロード方法
- (2) インターネットで音楽を流す
- (3) 音楽著作権について
- (4) 電子メールでサウンドファイルを添付する
- (5) テレビ会議システムで遠隔授業
- 第2章 ホームページの情報活用具体例
- 1 コンテンツの活用
- (1) インターネット上の“音の出る教科書”『オンライン音楽室』
- (2) メディアを使った表現指導の集大成「オンライン授業」
- (3) クリックすると音楽が再生される「音楽年表」
- (4) 諸民族の音楽紹介「日本の音楽」と「世界の音楽」
- (5) 「オンライン授業」を使った実験授業
- つくば市立並木小学校/ 富山市立蜷川小学校/ 世田谷区立上北沢小学校
- 2 音楽情報活用
- (1) 「音楽教育ネット」―音楽教育に関する情報提供サイト―
- (2) 「音楽教育ドットコム」―音楽の先生のためのサポータルサイト―
- *参考事例 おすすめサイト探しの授業(稲城市立城山小学校)
- 第3章 音楽を使ったホームページの活用具体例
- 1 学校紹介のホームページ作り
- (四日市市立笹川中学校)
- 2 学校交流のホームページ作り
- (三木市立広野小学校と韓国江原道ヘイアン小学校)
- 3 選択音楽クラスのホームページ作り
- (三木市立緑が丘中学校)
- 第4章 テレビ会議音楽交流の具体例
- 1 地域交流
- (長野市立裾花中学校と香川県牟礼中学校)
- 2 世代間交流
- (長野市立裾花中学校と長野市老人福祉センター)
- 3 国際交流
- (1) ハワイとの小学校交流
- (大阪市立滝川小学校とウィルコックス小学校)
- (大阪市立開平小学校とプナウホフ高等学校)
- (2) 韓国との小学校交流
- (三木市立広野小学校と江原道ヘイアン小学校)
- (3) 韓国との中学校交流
- (信州大学教育学部附属長野中学校と大邱市時至中学校)
- エピローグ
- おわりに
はじめに
一昨年(平成13年)2月、「音楽×コンピュータ」の実践プランをまとめた『「音楽×コンピュータ」で大変身!』を出版してから、早いもので2年以上の歳月が流れましたが、このわずかの間にもコンピュータの性能や情報ネットワーク技術はめざましく向上し、人々を取り巻く環境は大きく変化しました。
家庭用のコンピュータでDVDの再生や制作ができるようになり、インターネットにつなげば、音声データの視聴のみならず、楽譜もダウンロードできるようになりました。また、データを小さなメモリスティックに保存して持ち歩いたり、サーバにアップロードしたりすることも日常的に行われるようになっています。コンピュータ本体やインターネット接続料金などのコストダウンも著しく、それに伴って新しい形のコミュニケーションなどが次々に生まれています。
電子メールによる連絡や情報検索などでコンピュータ・ネットワークを使う機会が増えるにつれ、音楽の授業や音楽活動にそれらの技術を生かすことができるのではないかと考える先生方もいるに違いありません。あらゆる授業においてコンピュータを活用した指導が求められている今、コンピュータの得意な先生に任しておいて“知らないふり”をしておくことはもはやできなくなっています。
一方、音楽専科の先生にはコンピュータを得意とする人が少ないのも事実ですし、コンピュータを使用した間接的な音楽体験はニセモノであるという考えをもっている方もまだいるでしょう。しかし、そういう先生のなかにも、できれば音楽室での実践を教室の外に向けて発信したり、インターネットを通じて国内外の学校と交流をしてみたいと願っている人もいるに違いありません。
そこで、日々の校務などにコンピュータ・ネットワークを使っているけれど、音楽の授業や音楽活動ではまだ使ったことがないという先生方や、これまでの音楽指導にコンピュータ・ネットワークを加えたいけれど、きっかけがないという先生方のためのガイドブックとして、本書が企画されました。
前回は小林田鶴子さん、二見美佐子さんと私の女性3人で書きましたが、今回は、ヴァーチャルリアリティソフトを使った「音地図」作りや、日本と韓国との学校間交流のコーディネーターとして実績を積んでいる小林田鶴子さんに続投してもらい、『音楽教育ネット』を主催しているネットワークを使った音楽教育の若き第一人者、齋藤忠彦さんに声をかけ、3人で分担執筆することになりました。(なお、二見さんには事例提供をお願いしました)。ネットワークを活用することによって、より楽しく、わかる音楽の授業や音楽活動、さらには「総合的な学習の時間」を実現していくためのヒントやアイデアを現時点で可能な限り掲載することができたと思っています。
本書に掲載されているコンテンツを試したり、サイトをみたり、実践例を参考にしていただくことによって、「音楽×コンピュータ」の幸せなドッキングをあちらこちらで実現し、共有していこうではありませんか。
本書を執筆するにあたり、東京都世田谷区立上北沢小学校教諭、初山正博さん(第2章)、兵庫県加古郡稲美町立母里小学校教諭、小野万実さん(第3章)、三重県四日市市立笹川中学校教諭、三谷雅人さん、東京都稲城市立城山小学校教諭、二見美佐子さん(第2章)、兵庫県三木市立広野小学校教諭、三枝富誌子さん(第3・4章)、大阪教育大学講師、坂本曉美さん、(有)ミュージカル・プラン社長、江守幸一さん、(株)ユーリー・ソフトウェア社長、You Ri Hongさん、信州大学教育学部附属長野中学校教諭、畑中浩美さん、臼井学さん(第4章)に大変お世話になりました。表紙と本文のイラストは神戸市の高校2年生、宮木朋子さんにお願いしました。また、出版の機会を我々に与えてくださった明治図書出版教育書編集部の石塚嘉典さん、鈴木嗣子さんに心から感謝を申し上げます。
平成15年9月 /深見 友紀子
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明治図書
















