発展教材の開発シリーズ7
新教科書を補う算数科発展教材の学習

発展教材の開発シリーズ7新教科書を補う算数科発展教材の学習

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新教科書の力を最大限発揮するための発展教材

算数科の学習指導要領・各学年の指導事項の内容を発展させたもの、入試問題のような難問や色をつけたりハサミを使ったりして考えるものなど知的好奇心を刺激する教材を収録


復刊時予価: 2,442円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-530110-3
ジャンル:
授業全般
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 144頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

序文 /有田 和正
まえがき
T 1年生
1 「折り紙で学ぶかたちの学習,魔方陣で計算,余分な数字のある文章題」
1 折り紙を使って図形学習の素地作り
2 魔方陣で楽しく計算を
3 文章題で,場面を読み取る力を
U 2年生
1 「数と計算」
1 食べられちゃった……!
2 遠足のおやつは何?
3 かけざん花畑
4 落としたさいふはだれのもの?
2 「量と測定及び図形」 ――旧教科書との比較,易から難へスモールステップアップ――
1 旧教科書・旧学習指導要領との比較
2 易から難へスモールステップアップ
V 3年生
1 「数と計算」
2 「量と測定」
1 3年生の「量と測定」
2 「水のかさ」
3 「時こくと時間」
4 「長さ」
5 「重さ」
3 「図形及び数量関係」
1 何を学ばせるか
2 どのように学ばせるか
3 3年生「図形及び数量関係」発展教材の問題作成のポイント
(1) 図形/ (2) 数量関係
W 4年生
1 「数と計算」
2 「量と測定及び図形」
3 「数量関係」
X 5年生
1 「数と計算」
1 問題作成のポイント
(1) 領域の確認/ (2) 問題作成の視点/ (3) 活用の仕方
2 「量と測定及び図形」
3 「数量関係」 ――ややこしくて簡単,シンプルで難解――
Y 6年生
1 「数と計算」
2 「量と測定及び図形」
3 「数量関係」
解説 /有田 和正

序文

 2002年4月より,新しい学習指導要領が実施され,これまでにない「超薄い教科書」で学習することになり,学力低下が心配されている。折りしも,2002年1〜2月に実施された学力テストの結果が公表され,「おおむね良好」と発表された(2002年12月)。わたしは,「はてな?」と思った。

 これは,事前に設定していた正答率を上回る教科が多かったからだという。しかし,目標設定値を低く設定すれば「良好」ということになるではないか。詳しくみると前回より結果がよかった問題は全体の四分の一にすぎず,逆に悪かったのはその倍近い。やはり,学力は低下しているとみた方が適当のようだ。

 文部科学省は学力低下を予想したのか,2002年4月から実施された学習指導要領を,「教える内容の最低基準」であるとした。これまでずっと到達目標ないし標準としてきたことをあらためたのである。

 学習指導要領が「最低基準」となったということは,これを具体化した教科書も当然最低基準ということになった。この最低基準をクリアした子どもには「発展学習」を行うことになり,学習指導要領を超える授業を認めたのである。これは画期的なことではあるが,学校現場に大きな混乱と不安を与えた。

 2002年8月22日,文部科学省は,教科書の範囲を超えた「発展学習」や,基礎をじっくり学ぶ「補充学習」の参考となる教師用指導事例集の小学校版を公表した(算数だけ)。これをみると新学習指導要領で削減された内容を軒並みに復活させている。

 なお,次回の教科書検定では,発展的な内容の記載を容認するという。すべて学力低下への配慮である。

 このような動きをみるにつけ,文部科学省の事例集に頼るより,自分たちで作った方がよいのではないかと考えた。

 つまり,「教材・授業開発研究所」の事業の一つとして『新教科書を補う発展教材の開発 国語・社会・算数・理科』を,研究所の支部や研究サークルで出版したいと考え,各支部やサークルに呼びかけた。多くの支部やサークルが積極的に応じてくれた。

 教科も希望をつのった。算数・理科の希望が多いだろうと予想していたところ,発展教材の開発が比較的むずかしいといわれる国語と社会を多くの支部・サークルが希望してくれ,驚いた。やはり,すごく意欲的な教師たちだと思った。

 各支部・サークルは,地域性やサークルメンバーの特技・特色を生かした,実にユニークな教材を開発してくれ,とてもうれしく,力強く思った。

 サークルメンバーは,よく考え,よく理解し,よく知恵を出し合い,新しいものを創り出してくれた。「これが発展教材だ」という決まったものがあるわけではない。だから,多様なものが出てくるのが当然であるし,その方が望ましい。

 研究所の支部は北海道から沖縄まで全国にある。準備のできたところから順次出版していくことにしている。今回の出版物は,全国の教師に大きな刺激を与えるものと期待している。

 今後は,基礎をじっくり学ぶ「補充教材」の開発も構想し,その準備をしているところである。

 今回の一連の出版は,明治図書編集長の江部満氏のお力添えによるところが大きい。記してお礼を申し上げたい。本当にありがとうございました。


  2003年1月2日   教材・授業開発研究所代表 /有田 和正

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      明治図書

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