withコロナ時代の授業のあり方

withコロナ時代の授業のあり方

新刊

BEST300

「当たり前」を見直して、withコロナ時代の学校を生き抜く

新型コロナウイルスによる影響が続く中、学校・授業はどうあるべきでしょうか。オンライン授業、ICTを活用した三密を避けた活動、YouTubeの活用など、現場で奮闘する教員たちの様々な実践を紹介するとともに、withコロナでの授業のあり方を探ります。


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ISBN:
978-4-18-513224-4
ジャンル:
授業全般
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 152頁
状態:
在庫あり
出荷:
2020年10月28日
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Contents

もくじの詳細表示

まえがき
1章 withコロナ時代の学校を生き抜く
01 大きく変わった学校・教育
02 これからの学校・教育のあり方
03 インフラ&マインドインフラを整える
04 教師がチェンジメーカーになる
05 まずやってみる
06 しばらなければ,うまくいく
2章 withコロナ時代の教育で考えておきたいこと
01 オンライン授業の活用
02 YouTube & Zoomの活用
03 授業デザイン1 “× Creation!”
04 授業デザイン2 日本人学校の挑戦
05 授業デザイン3 探究学舎が提案する学び
06 withコロナ時代の学校の働き方
07 コロナにおけるいじめ 子どもの心のケア問題
08 保護者と学校の協働
3章 withコロナ時代の授業の提案
教育活動 withコロナ時代の教育活動のポイント
教育活動 withコロナ時代の教育活動の実例@
教育活動 withコロナ時代の教育活動の実例A
Breaktime 教育活動 呼べなくても,つなげる!つながる! オンラインゲストティーチャー
国語 withコロナ時代の授業のポイント
国語 withコロナ時代の授業の実例
Breaktime 国語 三密を回避した交流場面
算数 withコロナ時代の授業のポイント
算数 withコロナ時代の授業の実例
Breaktime 算数 授業を効率的に行うのはいいのだろうか
社会 withコロナ時代の授業のポイント
社会 withコロナ時代の授業の実例@
社会 withコロナ時代の授業の実例A
Breaktime 社会 社会科見学どうする?
理科 withコロナ時代の授業のポイント
理科 withコロナ時代の授業の実例
Breaktime 理科 ICT機器をフル活用した理科授業
体育 withコロナ時代の授業のポイント
体育 withコロナ時代の授業の実例@
体育 withコロナ時代の授業の実例A
Breaktime 体育 保健の授業で新型コロナウイルスを取り上げる
特別活動 withコロナ時代の特別活動のポイント
特別活動 withコロナ時代の特別活動の実例@
特別活動 withコロナ時代の特別活動の実例A
Breaktime 特別活動 VUCAの時代だからこそ
あとがき

まえがき

 この本は,withコロナ時代の授業のあり方について,書いた本です。今回このような素敵な機会をいただいたのは,5月27日に行ったオンラインイベント「学校再開直前! 6月からの授業の在り方〜withコロナ時代の対話的な学習とは〜」で,たくさんの方に応援いただき,2000人近くの方に参加していただいたからです。このような機会をいただき,明治図書のみなさまに感謝しています。ありがとうございます。

 ところで,この本を手にとってくださったみなさまは,少なからず今までの日本の公教育のあり方に疑問をもたれている方ではないかと思います。もちろん,先人の方々がつくってくださった日本の教育はすばらしく,その恩恵を受けて今日の日本があることは言うまでもありません。

 しかし時代の変化は激しく,日本だけでなく世界中が,1年後の未来をイメージすることのできない,いわゆる「変化の激しい時代」「答えのない時代」に入っています。そんな中,数十年前の慣習にしばられた教育をすべきではないと強く思っています。今こそ,教育の「当たり前」を見直して,学びを前に進めるべきであると考えます。みなさんは,どう思われますか。

 今回,私は編著者として携っていますが,自分自身の「withコロナ時代の授業のあり方」について,まえがきを使って書きたいと思います。ただし,自分の思いを書き始めると,3ページでは収まらないので,箇条書きにさせてもらいます。


 ・今までの教育の「当たり前」を見直す(時間割? 行事? 職員会議?)

 ・行事の数を精選する(今までは多すぎる)

 ・「○○ねばならない」を減らし「○○したい」を増やす

 ・教師のつくったレールに子どもをのせない

 ・子どものレール脱線を教師がおもしろがる

 ・読み書き計算の時間を必要最低限にする(今より大幅に減らす)

 ・一人ひとりに合わせた教育にする(ICT機器を最大限使う)

 ・子どもの「好き」を大切にする

 ・黙って,いい姿勢で待つ時間を最小限にする

 ・教師が子どもから学ぶ

 ・教師が「教える」時間を少なくする(苦手なものはYouTubeを活用)

 ・教師が子どものやる気に火をつける役に徹する

 ・勉強以上に「つながり」を大切にする

 ・教師でない人が授業に積極的に参加できるようにする

 ・子どもの「学ばない権利」を大切にする

 ・1日の結果を焦らず,1年後の結果に責任をもつ etc.……


 コロナ禍のために,できなくなったことがたくさんあります。その中でも大きな声として上がったのは,「対話がしにくい」「行事が中止」の2つでした。5月のイベント当初は,「なんとかしなくてはいけない!」と意気込んでいましたが,学校が始まってみると,これは「ピンチではなくチャンスだ」と気づきました。行事がなくなり,子どもたちが「やらされている」から「やりたい」に変わったのです!!

 現在,私は6年生の担任なのですが,1年生のお世話もなければ,朝会もなし,委員会の活動もありません。そのため,朝,子どもたちは手洗いをして,落ち着いて本を読んだり,漢字を書いたりしています。私も余裕をもって,子どもの宿題に目を通したり,教室をウロウロしたりしながら,子どもたちの小さな変化について話すことができます。「漢字すごく進んでいるね」「今日の服素敵だね。お母さんが作ってくれたの?」「どうした? 寝てないの? 少し休みな」

 些細なことで笑ったり,互いを知ったりする時間が増えたことは,つながりを増やすことにつながっています。教師である自分にとっても,子どもにとってもよい時間です。今まで「なぜ行事をやるのか?」「なぜ朝会で集まるのか?」そんな当たり前のことに疑問を感じていなかったせいかとも思っています。

 1年生と初めて交流した時のクラスの子どもたちの笑顔は忘れられません。今まで私は6年生の担任経験が多いのですが「最上級生なんだから1年生にやさしくしなさい」と無言の圧力をかけていたと思います。しかし,子どもたちが自ら「やりたい」となった時の活動は,教師が何もしなくてもどんどんとアイデアが生まれ,成功します。そんな瞬間に立ち会えている毎日に幸せを感じます。

 授業でも,新たな気づきがたくさんあります。コロナ禍のために会話がしづらくなったら,ホワイトボードによる交流が生まれました。子どもたちは,うなずきやジェスチャーが上手になり,友達に興味をもって接するようになりました。

 感染防止のためボール遊びが禁止になったら,接触しない鬼ごっこや遊びを工夫するようになりました。今こそ,「コロナだからできない」ではなく,「コロナを利用して,今までの教育を見直す時期」だと思います。今までの日本の教育が悪いなんて思いません。

 しかし!

 時代に合っていないことはたくさんあるのだと思います。

 このままでは,コロナが収束した後,去年までの教育や行事を,何も疑わずに行うことになると思います。その流れだけはなんとしても止めなくてはならない。よいものは残し,改善すべきものは思いきって変えていく。そうできないのであれば,日本の教師不足や質の低下は免れないことだと思います。この本が,みなさまの今までの教育を見つめ直すきっかけになればうれしいです。


   /庄子 寛之

著者紹介

庄子 寛之(しょうじ ひろゆき)著書を検索»

東京都公立学校指導教諭。前ラクロス19歳以下日本代表監督。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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