動態地誌的方法によるニュー中学地理授業の展開

動態地誌的方法によるニュー中学地理授業の展開

好評5刷

動態地誌に大転換の新指導要領!プロはどう捌くのか

方法知から内容知へ大転換した新指導要領。膨大な内容群を学習・定着させるには何をどう授業化すればよいのか。近畿地方でいえば歴史地理内容を、アフリカでいえばツーリズムを―と言うように、思考をゆさぶりながら基礎基本の知識を習得させる教材開発を実践提案。


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ISBN:
978-4-18-468817-9
ジャンル:
社会
刊行:
5刷
対象:
中学校
仕様:
B5判 128頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年10月21日
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目次

もくじの詳細表示

はしがき
第1編 地理学習における動態地誌的学習の理論
/山口 幸男
1 新学習指導要領と地誌学習
2 動態地誌と静態地誌
3 地誌学習の意義
4 地誌学習の最終目的
5 動態地誌的な学習―地誌学習における教材構成論―
(1) 窓方式
(2) 重点窓方式
(3) 中核方式
(4) 主題学習(主題方式),特論学習
6 地理の学力について―内容知と方法知―
第2編 動態地誌的方法による日本地誌学習の展開
1 日本地誌学習の基礎的考察 /山口 幸男
1 地域区分(単元配列)と配当時数
2 中核的事象について
3 各単元の学習過程
(1) 各単元の過程(A,B,C)
(2) 日本の諸地域学習の総まとめの過程―日本全体の諸地域像―
4 本書の各単元で使用する資料について
2 日本の諸地域学習の展開
1 単元「九州地方」の展開 /牛込 裕樹
(1) 単元
(2) 単元の指導計画と単元構造図
(3) 単元の展開と解説
A 九州地方の基本的特色(1時間目,2時間目)
B 「環境問題や環境保全」を中核とした九州地方の特色の追究・考察(3時間目,4時間目)
1) 南西諸島の自然環境と観光開発(3時間目)
2) 工業発展と環境問題(4時間目)
C まとめ:九州地方の全体的特色(5時間目)
(4) 九州地方に関する資料
2 単元「中国・四国地方」の展開 /松岡 路秀
(1) 単元
(2) 単元の指導計画と単元構造図
(3) 単元の展開と解説
A 中国・四国地方の基本的特色(1時間目)
B 「人口や都市・村落」を中核とした中国・四国地方の特色の追究・考察(2時間目,3時間目)
1) 人口が集中している地域(2時間目)
2) 人口の少ない地域(3時間目)
C まとめ:中国・四国地方の全体的特色(4時間目)
(4) 中国・四国地方に関する資料とワークシート
3 単元「近畿地方」の展開 /小林 正人・山口 幸男
(1) 単元
(2) 単元の指導計画と単元構造図
(3) 単元の展開と解説
A 近畿地方の基本的特色(1時間目,2時間目)
B 「歴史的背景」を中核とした近畿地方の特色の追究・考察(3時間目,4時間目)
1) 古代の畿内地域の地理を考えよう(3時間目)
2) 天下の台所,大阪(4時間目)
C まとめ:近畿地方の全体的特色(5時間目)
(4) 近畿地方に関するワークシート
4 単元「中部地方」の展開 /八田 二三一
(1) 単元
(2) 単元の指導計画と単元構造図
(3) 単元の展開と解説
A 中部地方の基本的特色(1時間目,2時間目)
B 「産業」を中核とした中部地方の特色の追究・考察(3時間目〜5時間目)
1) 3地域の産業の全国的地位,および東海地方の工業(3時間目)
2) 東海地方の工業―トヨタ自動車など―(4時間目)
3) 北陸と中央高地の産業(5時間目)
C まとめ:中部地方の全体的特色(6時間目)
(4) 中部地方に関する資料とワークシート
5 単元「関東地方」の展開〈寺尾隆雄〉
(1) 単元
(2) 単元の指導計画と単元構造図
(3) 単元の展開と解説
A 関東地方の基本的特色(1時間目,2時間目)
B 「他地域との結びつき」を中核とした関東地方の特色の追究・考察(3時間目〜5時間目)
1) 日本の中心地「東京」(3時間目)
2) 東京大都市圏の形成と拡大(4時間目)
3) 世界と結びつく関東地方(5時間目)
C まとめ:関東地方の全体的特色(6時間目)
(4) 関東地方に関する資料と特別ゲーム教材
6 単元「東北地方」の展開 /清水 学
(1) 単元
(2) 単元の指導計画と単元構造図
(3) 単元の展開と解説
A 東北地方の基本的特色(1時間目)
B 「生活・文化」を中核とした東北地方の特色の追究・考察(2時間目,3時間目)
1) 東北地方の4大祭り(2時間目)
2) 東北地方の伝統工芸品(3時間目)
C まとめ:東北地方の全体的特色(4時間目)
(4) 東北地方に関するワークシート
7 単元「北海道地方」の展開 /西木 敏夫
(1) 単元
(2) 単元の指導計画と単元構造図
(3) 単元の展開と解説
A 北海道地方の基本的特色(1時間目)
B 「自然環境」を中核とした北海道地方の特色の追究・考察(2時間目,3時間目)
1) 国立公園の多い北海道(2時間目)
2) 自然環境を生かした農業(3時間目)
C まとめ:北海道地方の全体的特色(4時間目)
(4) 北海道地方に関するワークシートと特別ゲーム教材
8 日本地誌学習の総まとめ―日本全体の諸地域像― /山口 幸男
(1) 単元
(2) 単元の指導計画
(3) 単元の展開と解説
1) 比較地誌的考察(1時間目)
2) 日本全体の諸地域像(日本の諸地域学習のまとめ)(2時間目)
第3編 動態地誌的方法による世界地誌学習の展開
1 世界地誌学習の基礎的考察 /山口 幸男
1 地域区分,指導計画,配当時数
2 主題,主題学習について
3 各単元の学習過程
4 本書の各単元で使用する資料について

はしがき

 平成20年3月改訂の新学習指導要領中学校社会科地理的分野は,地誌学習を主とする内容知中心の地理学習へと転換した。現行学習指導要領地理的分野が方法知中心の地理学習であったのに比べ,大きな変化である。この変化は,地理学習のあり方からみて,本来あるべき地理学習が復活したという点で高く評価できる。

 本書は,新学習指導要領による中学校の地理学習論・地誌学習論を「動態地誌的な学習」として位置づけ,その立場から,まず,地誌学習の教育的意義・人間形成的意義を明らかにするとともに,静態地誌,動態地誌,窓方式,重点窓方式,中核方式,主題方式など,地誌学習の教材構成論について論じ,次いで,各単元(各地方)における学習過程論について考察した(第1編及び第2編)。地誌学習論について,これだけ深い理論的考察を行った類書はないと思われる。

 これらの理論的検討の上に立って,日本の諸地域学習(日本地誌学習)(第2編),世界の諸地域学習(世界地誌学習)(第3編)の具体的な指導展開例を各単元について示した。この部分が本書の中心をなしている。この中で,従来あまり取り上げられなかった新教材として,単元「近畿地方」で「歴史地理」的内容を,単元「北海道地方」で「国立公園」を,単元「アフリカ」で「ツーリズム」を,単元「北アメリカ」で「宇宙開発」を取り上げた。どのような教材内容を取り上げるかは,各教師にまかされている。是非,新教材の開発と実践に挑戦してもらいたい。

 第4編では,補論的意味合いで,地誌学習,地理学習に関するいくつかの議論を紹介し,地誌学習に関する一層深い視野と展望を提供することにした。

 このように本書は,理論と実践の両面から,地誌学習・動態地誌的学習の意義,魅力,あり方,具体的方法について整理考察したもので,新学習指導要領地理的分野の実践をこれから進めていくにあたって,きわめて価値ある書物になると信じている。

 なお,本書の記述順序は,学習指導要領とは逆の,日本地誌→世界地誌という順になっているが,これは,日本地誌の方が地誌学習の特徴,課題について論じやすいためで,他意はない。

 最後に,分担執筆にご快諾いただいた7人の先生に感謝するとともに,編集・刊行にあたり,有益なご配慮,ご助言をいただいた明治図書,樋口雅子取締役に厚く感謝・御礼申し上げます。


  平成22年6月   編著者 /山口 幸男

著者紹介

山口 幸男(やまぐち ゆきお)著書を検索»

群馬大学教育学部教授 全国地理教育学会会長 日本郷土かるた研究会会長

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 動態地誌について詳しく書かれていた。
      2015/9/320代社会科教諭
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