オンライン学習でできること、できないこと
新しい学習様式への挑戦

オンライン学習でできること、できないこと新しい学習様式への挑戦

新刊

総合55位

学校の新常識!これからの学びの場はこうなる!

オンライン学習という未知の領域に踏み出し、10日間で導入を決定した学校の、Microsoft Teamsを活用した3〜6月の取り組みから現在の状況、今後の課題までリアルな実態を紹介。教師、子ども、保護者が一体となりコロナ禍を乗り切った軌跡がわかる1冊。


紙版価格: 1,800円+税

送料・代引手数料無料

当日発送

電子書籍版: 未販売

電子化リクエスト受付中

電子書籍化リクエスト

ボタンを押すと電子化リクエストが送信できます。リクエストは弊社での電子化検討及び著者交渉の際に活用させていただきます。

ISBN:
978-4-18-463723-8
ジャンル:
授業全般
刊行:
対象:
小学校
仕様:
四六判 192頁
状態:
在庫あり
出荷:
2020年10月28日
テキスト採用品見本お申込みはこちらから

目次

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 オンライン学習導入までの道のりとその実際
教師が何もしない姿を子どもたちに見せるわけにはいかない
オンライン学習を導入するまでの激動の十日間
オンライン学習導入を決断した背景
経営資源の充実を図る@ ―寄附金控除制度の導入
経営資源の充実を図るA ―全教室にプロジェクター等を設置
経営資源の充実を図るB ―ICT教育の準専科教員の配置
三月 ウェブサイト上に課題掲載&Teamsで双方向型学習
四月 オンライン上で迎える新年度の学級開き
五月 在宅勤務をしながらオンライン学習・職員会議
六月 分散登校以降もTeamsの活用
第2章 Microsoft Teamsを学校全体で運用するポイント
なぜMicrosoft Teamsを選んだか
ポイント@ 先生方のペースで、無理なく楽しい活用を
ポイントA 全ての機能を初めから教えない
ポイントB 学習での活用に加えて、雑談も大切に
ポイントC 学年に応じて運用方針を決めていく
ポイントD 保護者資料には厳格なルール・相談窓口の明記を
ポイントE 情報モラル教育の実践的な指導の機会へ
ポイントF 相談部屋としての「プライベートチャネル」を
第3章 私たちにとっての「学びを止めない」
オンライン学習を進めることへのためらい
千葉大学教育学部附属小学校の「止めない学び」とは
子どもの学びを支えるために
第4章 Microsoft Teamsでの学習指導例
オンライン学習の三つの型
[非同期型オンライン学習]
非同期型で思考力は高まるのか
「遊び」で深まる一年生の学び
子どもの意欲を「解放」する
総合×国語(説明文)の学習
オンラインだからできる季節探し ―家庭でできる生活科
家だからこそできる社会科学習
教職員が出演する楽しい動画で健康を
[同期型オンライン学習]
子どもが主役のオンライン朝の会
子どもの「話したい」を叶えるオンライン自習会
子どもたちが自らかかわり合ったリズムダンス学習【複式体育】
グループで創るオンライン音読発表会
「オンライン クイズ大会」で培う子どもたちの繋がり
[ハイブリッド型オンライン学習]
オンラインで運動会!? ―休校中における学年行事への挑戦
子どもたちの新たなつながりを意識した地域学習
子どもに今必要な学習を ―教室での授業×同期×非同期
第5章 アフターコロナの学校にオンライン学習はあるか
オンライン学習で気づいた発見と課題
ビフォーコロナの生活に戻ることは幸せか
学校教育と家庭教育が抱えている課題
「オンライン通学」という新しい通学方法の試み
今こそ学校・家庭・地域が連携して新しい教育の形を創出しよう
第6章 編集委員座談会―現場の本音語りつくします
二〇二〇年三月の休校が準備期間に
二〇二〇年四月、本格運用開始
研修への活用も。そして、今後の展望は
コラム
@保護者にとってのオンライン学習
A「お助け隊ITツール相談窓口」開設中
おわりに
執筆者紹介

はじめに

 ―「オンライン学習」は学校改革の鍵となり得るのか

   千葉大学教育学部附属小学校校長・教育学部教授 /鈴木 隆司


 世界中を震撼させた未曽有の事態ともいえるコロナ禍は、否応なしに学校を「臨時休校」に追いやってしまいました。入学式・始業式もなく、子どもの声が聞こえない校舎。これが新学期を迎えた学校でした。連日、報道されるコロナ患者数の指数関数的上昇に危機感をおぼえ、諸外国の「医療崩壊」の状況に「明日の日本はどうなる?」という不安がつのる日々を過ごしていました。

 こうした状況下で、各学校は「臨時休校」期間の子どもの学習保障をどうするかという問題に直面しました。多くの国公立の学校では「休校期間用のテキストやプリントの配布」「学校からの宿題や課題が、ホームページ等を通じてアップされる」「テレビ放送の活用」などが主な対応でした。「双方向型オンライン指導」を実施したのは小学校では八%でした。(令和二年六月二十三日文科省調べ)この中で、千葉大学教育学部附属小学校では、教員集団が話し合いながら独自の「オンライン学習」を進めてきました。実際に授業を進めていくと、想定を超える問題が次々と出てきました。こうした問題が生じるたびに、自分たちで考え、共通理解して実行するしかありませんでした。翻ってみれば、それは本来の学校のあるべき姿であったと思います。本書は「附属だからできたオンライン学習の理想の姿」を示すものでも、「オンライン学習」を絶賛するものでもありません。本書は、「オンライン学習」に学校として取り組み、実行してきたからこそ見えてきた交々についての歴史的な教育実践記録です。

 「オンライン学習」によって、対面授業でなければできないことや「オンライン学習」だからできること、これまでどれだけ子どもたちの力に依存してきたか、授業の本質について考える機会となりました。その上で、「オンライン学習」を考えた記録が本書です。

 中でも、学校がご家庭始め多くの方々に支えられている確かさを感じました。学校教育は保護者の皆様の教育権を保障する公的機関であるという教育の原理を今回ほど切実に考えさせられたことはありませんでした。

 結びに、本校の保護者の皆様、また後援会の皆様、大学・学部の教職員の方々並びに安全衛生機構の医療関係者の方々に、この場をお借りして感謝とお礼を申し上げます。

著者紹介

千葉大学教育学部附属小学校(ちばだいがくきょういくがくぶふぞくしょうがっこう)著書を検索»

昭和41年,附属第一小学校と附属第二小学校が統合され,千葉大学教育学部附属小学校として開校。

平成29年度から研究主題「新しい時代を生き抜く児童の育成」を掲げ,特に令和元年度は副題に「身につけさせたい資質・能力と主体的に学ぶ児童の姿とのつながりに着目して」を掲げ全教科等で研究に取り組み,3年間の研究をまとめた。令和元年度,文部科学省による次世代の教育情報化推進事業において情報教育推進校として指定され,「情報活用能力の育成等に関する実践的調査研究」に取り組み,その成果と課題を報告した。令和2年度,パナソニック教育財団による実践研究助成事業において助成を受け,「プログラミングの体験を取り入れた体育科における表現運動の授業開発」に取り組んでいる。

その他,令和元年度から国語科は国立教育政策研究所から実践研究協力校として指定。令和2年度からは,図画工作科についても同実践研究協力校として指定され研究協力を行っている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
読者アンケート回答でもれなく300円分のクーポンプレゼント!

ページトップへ