- まえがき
- 序章 夜明け前
- 1 土佐のよばれたれ
- 2 黒船来航
- 3 運命の出会い
- 4 海の男・龍馬
- 5 薩長連合の成立
- 6 海援隊と「船中八策」
- 7 大政奉還
- 終章 龍馬の遺産
- 坂本龍馬関連年表
- 保護者のみなさんへ
- 参考文献
まえがき
「名馬これすべて悍馬(あばれ馬)より生ず」
いつも時代の変革期には、若者が主人公でした。若者特有の心の奥底から出るエネルギーと何事も恐れないバイタリティー(活力、生命力)が、時代を創造してきたと言っても過言てはないでしょう。
しかし、自分の夢や目標を見失い、気概や誇りまでもなくしてしまった若者が増えているとするならば、そのような国家や社会は衰退していかざるを得ません。
かつて我々の幕末や明治の先人たちは、高い理想をかかげ、現実の中を邁進していきました。坂本龍馬もその中の一人でした。
二十一世紀のとびらがまさこ開かれようとしている今日、時代は知恵と勇気にあふれる君たちを必要としています。君たちの活躍こそが、日本の未来を切り開けるのです。
/小宮 宏
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- 明治図書