教科書が教えない歴史人物の生き方幕末・明治編9伊藤 博文アジアで最初の立憲国家への舵取り

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アヘン戦争,農民の子利助,勤労少年利助,松下村塾に学ぶ,俊輔イギリスに,新国家のうぶ声,大改新推進の手だて,世界一周の大使節団ほか


復刊時予価: 2,332円(税込)

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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-461925-8
ジャンル:
社会
刊行:
対象:
小・中・他
仕様:
B6判 128頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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はじめに
1 アヘン戦争
2 利発な農民の子利助
3 勤労少年利助
4 黒船が来た
5 隊長来原良蔵
6 松下村塾に学ぶ
7 俊輔・聞多イギリスに
8 砲撃される長州
9 あらしの中の長州
10 防長の天地をひっくり返した男
11 新国家のうぶ声
12 役人俊輔
13 大改革推進の手だてを求めて
14 世界一周の大使節団
15 改革者たちの大分裂
16 明治十四年の対決
17 ヨーロッパの憲法を調べる
18 夏島での長期合宿
19 明治憲法を練る
20 憲法の発布
21 「天皇の知らす国」とは?
22 帝国議会と博文
23 日清戦争
24 政党内閣の出発
25 北方の大国ロシアの圧力
26 日露の開戦と博文
27 強大なロシアとの戦い
28 ポーツマス講和条約
29 日本と韓国と博文
30 乙巳保護条約
31 初代韓国統監となる
32 軍部の独走をおさえる
33 皇帝の密使と義兵たち
34 現実の溝の深さと統監
35 ハルピン駅にひびいた銃声
伊藤博文開連年表
保護者の皆さんへ
参考文献

はじめに

 およそ一世紀半ぐらい前の日本は、西洋列強の力が極東にまで迫り、危機の時代に入りつつありました。伊藤博文は、この時代に長州藩領の村で貧しい農民の子として生まれたのです。後にかれは、初代知事・総理・貴族院議長・韓国統監など、新設のかがやかしい地位に最初につきました。アジアで最初の立憲国家としての出発を助け、行く手に現れる危難に立ち向かいました。今なお伊藤博文が作ったシステムによって、幸福を追求している部分が、生活のここかしこにあります。

 博文を支えたものは、進取の気性・明敏さ・たぐいまれな知的スタミナ+運だったのでしょうか。かれの心をゆさぶったさまざまな体験、特に吉田松陰の影響、あるいは友人たちが「死」をもって示した真実が、かれの人格に大きな影響をあたえてきたと思われます。

 アジアで最初の立憲国家づくりを果たした伊藤博文から、多くのことを学んでいただきたいと願っています。


   /勝本 淳弘

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