21世紀型授業づくり32
子どもを歴史好きにする面白小話集 下巻

21世紀型授業づくり32子どもを歴史好きにする面白小話集 下巻

ロングセラー

好評15刷

書評掲載中

歴史・地理・生活が10倍面白くなるネタを800問作り、それを基に、上巻は縄文時代から江戸時代まで、下巻は明治時代以降と生活に関する小話を再編集した。小話の決定版


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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-454615-3
ジャンル:
社会
刊行:
15刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 180頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年10月23日
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もくじ

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はじめに
W 江戸時代
江戸は世界一美しい町だった?
江戸のはんいはどこまでか?
江戸はスナックの町だった?
江戸の人口は世界一だった?
家康は地理をわかりにくくした?
江戸幕府は逃げ道をつくった?
坊さんはキリシタンでもうけた?
佃煮は佃島の漁師がつくった?
11代将軍徳川家斉はものまね上手だった?
家斉の娘は2歳で嫁ぎ先がきまった?
綱吉はカラスを島流しにした?
水戸黄門は水戸から一歩も出ていない?
田沼意次は2,000億円のワイロをもらった?
五人組制度は「人情」を育てた?
士農工商はタテマエであった?
重い年貢が農業技術を進歩させた?
江戸時代の農民は読み書きができた?
土蔵のカベは非常用食料だった?
江戸では一揆がおこらなかった?
日本刀は武器として役に立たなかった?
銭形平次はほんとうに十手をもっていたか?
白木屋はタバコで大もうけした?
三井高利は番傘でもうけた?
井原西鶴は1日に2万3,000句もつくった?
松尾芭蕉は忍者だった?
弥次さん・喜多さんは目的地についてもうれしくなかった?
江戸幕府は読書好きをつくった?
日本の芸道に「完成」はない?
玉川上水は高低差100mで50km流れた?
二宮尊徳の技術は今も使える?
「下らないもの」とは江戸周辺でつくられたもの?
「奥様」とは江戸時代の旗本の妻?
「うだつがあがらない」とは一人前でないこと?
「おみやげ」とはお宮さんからもらった小さな箱という意味?
神社の鳥居はどんな鳥?
「だるまさん」はなぜ赤いのか?
結婚式のお土産をもって帰るわけ?
X 江戸から明治
江戸時代にも目ざまし時計はあったの?
江戸時代に学校はあったかな?
江戸時代にも交通事故はあったかしら?
お江戸日本橋七ツ立ちで出発するわけは?
東海道に53の宿場町ができたわけは?
大阪は八百八橋というけどなぜなんだろう?
大井川に橋がなかったのはなんのため?
大福帳のヒモが長〜いのはなんのため?
三十三間堂は地震に強い! そのわけは?
ずいずいずっころばしってなんのこと?
なぜ年寄りの冷や水っていうのだろう?
痒(かゆい)という字ができたわけは?
象を見たがった八代将軍徳川吉宗?
城のまわりにはどうして堀があるのかな?
侍にも出張手当やボーナスが出た?
江戸城へ出勤した大名もいるんだって?
大名かごをかつぐ人たちはいつもひもをたらしていた?
江戸時代の藩は独立国だったの?
ペリーが日本でしゃべったのは何語だろう?
工業技術は密貿易がもたらしたものなの?
明治天皇はあんパンが大好物だった?
文明開化で牛肉を食べる習慣ができた?
静岡県がお茶の名産地になったのはなぜ?
名字は明治時代になってできたものなの?
明治時代の政治家にヒゲがあるのはなぜ?
明治維新後京都を首都にしなかったわけは?
千年・五百年・百年・二十年の歴史の都市がある?
お父さん・お母さんのことばはなかったの?
むかしの気象はどうして調べるの?
むかしの人は火事をどう消したのだろう?
戦争ほどすてきな商売はないと考えていた日本政府?
バルチック艦隊の敗因は天気にもあった?
兵役の義務をのがれる方法もあった?
日本という国名がついたのはいつごろから?
緑を失ったら文明はどうなるだろう?
Y 地  理
みかんの消費地はどうかわったか?
ビニルハウスの苺の花粉は誰がつけるの?
おせち料理のふるさとはどこ?
日本人はどこの国のバナナを食べているか?
長さ5mもある稲があるってほんと?
酒屋・しょう油屋が各地にあるわけは?
竹のタガの発明が酒やしょう油づくりをさかんにした?
雁木とアーケードはどこが違うの?
飛行機が遠まわりするわけは?
日本人ってほんとにふろ好きなの?
フランス人は水をのまないってほんと?
ヨーロッパ人が香辛料をほしがるわけは?
土にはすばらしい能力があるか?
水が足りなくても水郷とは?
カルスト地形や鍾乳洞はどうしてできたか?
鳥取砂丘は公害の産物?
晴天の日に水が流れる不思議?
富山県砺波平野の防風林はどちらがわにある?
どうして北海道に湿原が多いか?
流氷は海のフトンなの?
霧・靄・雲・霞はどうちがうか?
世界一寒い所・世界一暑い所はどこだろう?
南極と北極はどちらが寒い?
南極で雪上車の故障を湯でなおしたってほんと?
世界一の豪雪地域はどこか?
雪の重さってどのくらい?
寒さの音がするってほんと?
世界はだんだん砂漠化していく?
砂漠では洪水で死ぬ人が多い?
Z 身近な生活
「幕の内弁当」と「ハンカチ」の言葉のおこりは?
テレビで変わる大相撲?
日本は東国と西国の連合体?
日記から手帳へ変わった生活
飛行機はお守りをつんでいるか?
贈答品にかける水引きはカンちがいから始まった?
高級ボタンの原料は高瀬貝?
マッチは輸入品だった?
近代日本の制服は軍服から始まった?
「どてら」を着たおまわりさん?
修学旅行は江戸時代からあった?
ついこの間まで日本人はハダシだった?
ボールペンは爆撃機がつくり出した?
洗濯とおしゃべりの関係は?
廊下の幅はどうしてきめた?
日本の家と殿様の関係は?
旅館とホテルはちがうか?
イルカが温泉にはいるってほんと?
地下鉄の駅はどうしてトイレが少ないか?
おしゃか様は必ず困った人の手助けをする?
料理屋の店さきに塩を盛っているわけは?
「食べる」ことは仕事か楽しみか?
「庖丁」とはどういうことか?
「おにぎり」は弁当の始まり?
いい「塩梅」とはどんなこと?
「カレー」という食べ物はない?
インスタント・コーヒーは日本人の発明?
山の温泉宿のさしみは海岸の旅館のものより古いか?
トロは貧乏人の食べ物だった?
人生の持ち時間はどのくらい?

まえがき

 マンガの本は読むが,活字の本は読まないという傾向が,ますます強くなっている。東大生でもひと月にマンガ5冊を読むが,教養書は2冊しか読まないという。歴史もマンガで学ぶ時代になっている。

 確かにマンガは面白い。しかし,頭にイメージを描きながら活字の本を読むともっと面白い。歴史は,ちょっとした証拠や資料をもとにして,いろいろと想像をめぐらすことが可能で,これがたまらなく面白い。

 「今,立っているところが,2000年前のトイレだったところですよ」といわれて飛び上がったことがある。「その土器で縄文人はスープを飲んだのでしょう」といわれて感動したこともある。

 こんな体験から,歴史の面白い体験や話を長年集めては記録してきた。このことは,授業にも大いに役立ったし,NHKの「クイズ面白ゼミナール」の問題づくりにも役立った。問題作成委員を5年間やらせていただいたため,もっているネタだけでは足りず,新しいネタを開発しなければならなかった。

 このため,歴史を含めて身の回りを面白くみるくせがつき,何でもネタにするくせがついた。5年間に約800問つくった。これをもとにして書いたものが『歴史が10倍おもしろくなる』(5冊),『地理が10倍おもしろくなる』,『生活が10倍おもしろくなる』(旺文社)の合計7冊である。

 この7冊が絶版になったのを機会に,「整理しなおし,加筆したり,修正したり,削除したりして1冊の本にまとめたらどうか」と明治図書の江部編集長にいわれた。

 それで早速仕事に取りかかった。しかし,なかなか大変な仕事で時間がかかってしまった。面倒な校正をていねいにやってくださった友人社の田部さんは,用語までチェックしてくださり,大変ありがたかった。

 教師はもとより子どもにも読めるように,漢字にはルビをつけた。むずかしい専門用語には( )で解説を入れたり,イラストでわかりやすく示したりもした。

 はじめは1冊のつもりで仕事を進めていたが,分厚くなりすぎることから上下2巻に分けることにした。上巻は,古代から安土・桃山時代まで,下巻は江戸時代から明治以後と地理や生活に関する小話をのせることにした。


 ともあれ,この本に出ていることを一つひとつ読んでいるうちに,必ず「歴史って,こんなに面白いの!」と思うようになる。さらに,「自分もこんな話をさがしてみよう!」と思うようになり,次々と新しい歴史の本を読むようになる。

 歴史だけではなく,社会にも面白いことがあり,自然にも,人々のくらしの中にも面白いことがあることが見えるようになり,それを集めるようになってくる。そして,新しい見方考え方ができるようになる。

 つまり,社会科はもちろん,理科や総合的学習のようなものも面白くなり,好きになってくる。勉強好き,本好きにもなってくる。

 どうしてこんなことがわかるのかというと,私自身が今述べたような道を歩いてきたからである。わたしの長年の体験にもとづいているからである。

 勉強嫌いや歴史嫌いな子どもがいたら,この本を読ませてみてほしい。間違いなく熱中して読みふけり,読書好き,勉強好き,歴史好きなる。多くの子どもたちを勉強好きにしてほしい。


 先にも書いたように,本書は明治図書編集部の江部満編集長のおすすめによってまとめることができた。もしまとめる機会がなければ,本書の内容は私の手元で眠ってしまうはずであった。ほんとうにありがとうございました。


  2002年正月   /有田 和正

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