- まえがき
- 第1章 タスク&パフォーマンステスト 構想・実践のポイント
- 1 構想のポイント�@ 指導事項との関連
- 2 構想のポイント�A 発表や行事との関連
- 3 ワークシート作成のポイント
- 4 タスク指導のポイント
- 5 パフォーマンス指導のポイント
- 6 評価のポイント
- 第2章 ワークシートでできる 高校3年間のタスク&パフォーマンステスト
- 1年
- 1 初めて会う仲間とつながる自己紹介をしよう
- 2 ミニ英語劇を作って,感情を込めて演じよう
- 3 想いの込もった英語俳句を作ろう
- 4 自分の経験や夢をスピーチしよう
- 5 ネイティブの先生と英語で交流してつながろう
- 2年
- 6 身近な話題で比較リサーチをしてデータに基づくプレゼンをしよう
- 7 洋楽をレシテーションして英語のリズムに合わせて歌おう
- 8 身の回りの課題を解決するためのアイディアを表明しよう
- 9 SDGs自分ごとプロジェクトで行ったリサーチをプレゼンしよう
- 10 おすすめの場所を英語で紹介するPVを作ろう
- 3年
- 11 英語面接で自己PRをしよう
- 12 学校を中学生にプロモーションするオリジナル英語CMを作ろう
- 13 外国人に地域のおすすめスポットをガイドしよう
- 14 名言を紹介してコメントを加えよう
- あとがき
まえがき
私は十数年にわたって,英語が苦手な生徒を対象に,英語を一つの窓にして,生徒が自分の可能性を信じ,拡げ,自信を持って世界への扉を開いていけることを願って,試行錯誤しながら指導を重ねてきました。その中で,常に意識していたのは恩師の田中茂範先生から教わったLearning by doing(英語を使うことで学ぶ)という視点です。阿部一先生からは,授業での生徒の発話が7で教師の発話を3にすることが理想と教わりました。最初は,集中力が続かない生徒にこれを行うのは難しいのではないかと半信半疑でしたが,実践を重ねていくなかで英語が苦手な生徒ほど,体を使って英語を学ばせることが大切だと実感するようになりました。今では授業中の7割の時間は生徒同士が英語で音声練習をし,意見交換をし合うという光景が私の授業の中でのスタンダードとなっています。英語授業を通じて,「英語がわかった,英語を使って何かができた」という経験をさせたいという願いから,これまで赴任した学校では英語発表会を年度末に設けてきました。その目標に向けて,様々なタスクにチャレンジさせ,英語の練習を重ね,少しずつ自信をつけてきた生徒が教室や学年,そして全校生徒の前で発表するプログラムを作りました。CM制作や英語劇等の実践のなかで,教室では見せない生徒の生き生きとした表情に感激する場面が何度もありました。発表会に向けてもっと良くしたいと放課後に頑張って練習に取り組む生徒も出てきました。当初は私が担任をしていた学年で取り組んだ行事でしたが,英語科全体の取り組みとして,学校全体でタスクを中心にした指導計画を立て,各学期でタスクやパフォーマンスの評価を行う体制を取り,組織的に英語授業改革を行いました。これまでワークシートは自分の授業のみで使用していましたが,タスクやパフォーマンス指導にあたって,他の先生方との指導法の共有や評価の統一を図ること,指導の負担を軽減する目的で,共通のワークシートを用意するとともに,先生方向けの指示書や評価シートも作成しました。その際,他の先生方にも共有しやすいワークシートの作成やタスクの実施にあたり,同僚であり様々な指導経験・実績のある内野良昭先生に様々なご教示を頂きました。本書にも内野先生から頂いたアイディア等を多く反映させて頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。本書は多忙な先生方がタスクやパフォーマンステストをすぐにでも教室で取り入れることができるよう,ワークシート等もダウンロードできる形としました。拙著は完成形ではありません。ワークシートを自由に編集し,先生方でさらに良い実践にし,共有して頂くことで皆で作り上げる良い実践としたいと思います。拙著が良い英語教育のための先生方のネットワーク構築の契機となり,全国の生徒の英語力向上の一助になれたらと願っています。
2026年8月 /中村 俊佑
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明治図書
















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