GIGAスクールに対応した全教科・領域の授業モデル
学校全体でつくるよりよい学び

GIGAスクールに対応した全教科・領域の授業モデル学校全体でつくるよりよい学び

新刊

総合76位

GIGAスクール実践先進校の授業のつくり方

GIGAスクールがスタートする前から、1人1台端末を生かして新しい授業をつくってきた附属新潟小学校。本書では各教科の特質を踏まえたうえで、どのようにICTを活用すればよいのか、全教科の具体的な授業モデルを紹介。教務主任や養護教諭の取り組みも掲載。


紙版価格: 2,156円(税込)

送料・代引手数料無料

当日発送

電子書籍版: 未販売

電子化リクエスト受付中

電子書籍化リクエスト

ボタンを押すと電子化リクエストが送信できます。リクエストは弊社での電子化検討及び著者交渉の際に活用させていただきます。

ISBN:
978-4-18-441916-2
ジャンル:
授業全般
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 128頁
状態:
在庫あり
出荷:
2021年7月30日
テキスト採用品見本お申込みはこちらから

もくじ

もくじの詳細表示

巻頭言
Education first, Technology second 附属新潟小式「ICT活用デザインフォーム」 40の実践
GIGAスクールに対応した全教科・領域の授業モデル
国語科
国語科でICTを効果的に活用する4つの学習場面
タブレット端末の活用で「書くこと」の学習が変わる
タブレット端末の活用で「読むこと」の学習が変わる
ICTで修正ラクラク・表現キラキラ
君はどう読んだ!? ICTで対話に向かう
社会科
社会科でICTを効果的に活用する5つの学習場面
社会科「調べ学習」改革!気軽に手軽に情報収集
校外学習の事前学習を充実させる!情報収集&分析
ズバッと解決!単元のまとめの場面をこう変える
教室を社会に開く!学校の壁を越えて質問しよう
算数科
算数科でICTを効果的に活用する5つの学習場面
ロイロノートで自力解決と比較検討が充実する
収集と修正で,情報活用の主体者に
個別の学びと学級での学びをつなぐICT
学校での学びと家庭学習とをつなぐICT
理科
理科でICTを効果的に活用する5つの学習場面
一覧の図から予想を交流し,比較・検討へ
観察のまとめはこれ!「○○ストーリーをつくろう」
「カメラ」と「ビデオ」でビフォー・アフター
家が実験室!?家での実験で日常生活との関連を実感
生活科
生活科でICTを効果的に活用する6つの学習場面
こんなに変わった!わたしの野菜
回答共有で,比べる,見返す,何度でも!
共同編集で見えてくる 思いを伝えるこんな工夫
音楽科
音楽科でICTを効果的に活用する5つの学習場面
一斉授業から個別の学びを生かした授業へ
ICT機器を「楽器」として活用しよう!
図画工作科
図画工作科でICTを効果的に活用する4つの学習場面
「いいこと思いついた」をすぐに試せる!何度も試せる!
タブレット端末の活用で,どの子供にも表現の楽しさを
サクッと記録!サクッと共有!サクサクワクワク鑑賞会
家庭科
家庭科でICTを効果的に活用する5つの学習場面
課題を発見するためのICT活用
解決方法の検討には「シンキングツール」を活用!
「調理実習」「製作」「実験」を視覚化!
体育科
体育科でICTを効果的に活用する3つの学習場面
つなげてつくろう!ABCダンス♪
データを分析して頭脳派キャッチバレーボールに挑戦!
「こつ」を伝授!ジャンプロープマスターになろう!
特別の教科 道徳
特別の教科 道徳でICTを効果的に活用する5つの学習場面
ICTで資料提示!子供の主体的な姿を引き出そう
ICTの活用を通して,みんなの考えが見える
外国語活動・外国語科
外国語活動・外国語科でICTを効果的に活用する6つの学習場面
セルフでCheck&クラスでCheck
これ知っている?私のおススメの○○
ワンクリックで世界はすぐそこ
総合的な学習の時間
総合的な学習の時間でICTを効果的に活用する5つの学習場面
マインドマップで思考をビジュアル化!
探究を促す「情報の収集」と「整理・分析」での手立て
オンラインでできる!学習成果発表会
学級活動
学級活動でICTを効果的に活用する2つの学習場面
話し合う必要感を生む課題の見付け方
自己内対話を促し,話合いを充実させるICT
学校づくり
(教務主任)新たな武器(ツール)で喫緊の課題を乗り越える
(栄養教諭)1分で「食育だより」の全校配信完了!
(養護教諭)ICTを使った健康観察で,学校の朝の時間を効率的に
あとがき

巻頭言

  デジタルネイティブが育つ学校


 「一番いいのは,消しゴムで消さなくても,すぐ簡単に消せることかな」


 1年生のときから自分のタブレット端末を使って授業を受けている4年生に「勉強しているとき,タブレット端末を使ってよかったと思うのは,どんなときか」と尋ねたときの返答です。「瞬時に学級の友達の意見を一覧できること(共有機能)」とか「遠く離れた人とオンラインで会話ができること(遠隔機能)」のようなICTだからできる今までにない学習活動がきっと返ってくると期待していたので,少し拍子抜けの感じがしました。

 しかし,よく考えてみれば,これも当然のことかもしれません。大人にとってタブレット端末でしかできないことは,子供にとっては,むしろ当たり前に普通にできることなのでしょう。それに対して,ノートやワークシートに鉛筆で書く学習とタブレット端末にテキストを入力する学習は,どちらも日常的に取り組んでいる作業なので比較しやすく,タブレット端末のよさとして真っ先に思いついたのかもしれません。

 このとき,今から数年前に聞いた“デジタルネイティブ”という言葉を思い出しました。1年生のときから自分のタブレット端末を使ってきた子供にとっては,タブレット端末を使う学習活動は,普通に当たり前に行っていることで改めてその機能のよさを実感することは少ない。まさに,“ネイティブ”に育っているのだと思いました。

 当校では,平成29年度から,1年生と5年生の保護者にタブレット端末を個人持ちとして購入してもらっています。令和2年度初めにおいて最後の5年生に購入してもらい,1年生にも購入してもらったので,これで全校の子供が自分のタブレット端末で学習する環境が完成しました。当初からロイロノート・スクールを導入し,また令和2年度からAIドリルとGoogle Workspace for Educationも導入しました。時を同じくして全国でGIGAスクール構想が前倒しで実施されることとなり,ほんの半歩だけタブレット端末を先に使い始めていた私共の学校に教育委員会や多くの学校から問い合わせや研修の依頼が舞い込んできました。このたび,これまでのほんの一部ではありますが,タブレット端末を含めたICTを活用した実践を整理して皆様にお示しするために,この『GIGAスクールに対応した全教科・領域の授業モデル』を出版することといたしました。


 ICTを使いこなすのは,子供だけではありません。

 職員室の前面に黒板やホワイトボードがあり,そこに今日の日程や連絡事項を書いている学校が多いと思います。数年前の朝のことです。その黒板を携帯電話で撮影している若い学級担任がいました。何をしているのかと問うと「子供たちに伝えるときのメモとして撮っています」と返事がありました。昔は,手帳やノート,メモ用紙などに写して教室に向かったものですが,便利な使い方があるものだと思っていました。それが,しばらくすると,前時の授業の最終板書を撮影しておいて次時の授業の最初に子供のタブレット端末に配信し,それを資料として本時の導入を行っている授業に出くわしました。数日前に行った授業でも,板書の写真を見ることで前時の記憶が鮮やかに蘇り,スムーズに続きを行うことができるようです。

 私もスマートフォンを持っていますし,タブレット端末も持っています。そこに写真撮影機能があることも知っています。しかし,そのような使い方をこれまで思いつくことはありませんでした。すでに,彼らと私との間にICTの活用能力の差があることは,明白です。

 子供が学習者としてデジタルネイティブになるためには,授業者としてICTを駆使できる教員から指導を受けることも必要になってきます。つまり,これからの数年間は,子供がICTを使いこなすことと教員がICTを使いこなすこととが同時並行的に求められることになります。


 授業等でICTを活用するとき,その使い方に2つの方向性があると考えています。

 一つは,拡散的な使い方です。子供一人一人の状況に合わせる使い方や一人一人の興味を生かす使い方です。例えば,その子供が苦手としている内容をAIドリルが段階的に導いていく学習や子供一人一人がタブレット端末を活用して自分のプレゼンを作る学習などです。

 もう一つは,収束的な使い方です。子供の学習状況や子供のアウトプットをデジタル化することで個々ばらばらの情報を一括して取り扱う使い方です。例えば,AIドリルを活用した後,自分の学級で十分に達成している内容と十分には達成していない内容を把握することで次の学習を構想することができます。また,子供一人一人の考えやアイデアを一覧にして学級全体やグループなどに示す使い方があります。この拡散的な使い方と収束的な使い方は,中央教育審議会が令和3年1月26日に示した「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して」で示した「個別最適な学び」と「協動的な学び」とも対応していると考えています。

 さらに,拡散的な使い方と収束的な使い方は,それぞれ別々に構想するものではなく,むしろICTを活用するときには,両方の側面からその効果を検討するべきだと考えています。先の例では,ICTを活用して一人一人が自らのアイデアを深めた後に,ICTを使って他の子供に示すことで,学びがさらに深まることが期待されます。拡散から収束です。もちろんその逆の学習もあります。


 私たちは,デジタルネイティブへのさらなる歩みを進めて参りたいと願っています。多くの皆様からこの『GIGAスクールに対応した全教科・領域の授業モデル』を手にとっていただき,ご批判をいただければ幸いです。


   /山田 浩之

著者紹介

新潟大学附属新潟小学校初等教育研究会(にいがただいがくふぞくにいがたしょうがっこうしょとうきょういくけんきゅうかい)著書を検索»


※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
読者アンケート回答でもれなく300円分のクーポンプレゼント!

ページトップへ