ICTで変わる理科授業 はじめの一歩
1人1台端末を活かす授業デザイン

ICTで変わる理科授業 はじめの一歩1人1台端末を活かす授業デザイン

近日刊行予定

学習場面別でよくわかる!1人1台端末時代の理科授業アイデア

GIGAスクール構想、1人1台端末の導入で理科授業はこう変わる!理科授業におけるICT活用の「はじめの一歩」を、学習場面別のICT活用から、1人1台端末を活かした授業アイデアまで、見方・考え方を働かせる豊富な実践例とともに、わかりやすく解説しました。


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ISBN:
978-4-18-432526-5
ジャンル:
理科
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 192頁
状態:
近日刊行
出荷:
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Contents

もくじの詳細表示

はじめに 「ICTは実体験を最大化するツール」
第1章 理科とICT
ICTで実体験を最大化する
1 理科の授業で大切にしたいもの
2 実体験の質を高めるICT活用
3 実体験の量を増やすICT活用
4 実体験を拡張するICT活用
5 実体験を豊かにするICT活用
COLUMN おすすめアイテム「スマホ顕微鏡」
第2章 理科の学習場面別ICT活用
第1節 観察場面においてのICT活用
1 カメラ機能を使う
2 観察記録をつける
3 スロー映像やタイムラプスカメラを使う
4 フィールドビンゴ
第2節 導入・課題提示場面においてのICT活用
1 資料提示
2 デジタル教科書を活用する
3 デジタル教材を活用する
4 子どもの学びを授業に取り入れる
第3節 予想場面においてのICT活用
1 課題を正しくとらえる
2 予想と結果の一体化
3 他者の考えに触れる
4 仮説を立てる
第4節 実験場面においてのICT活用
1 記録する
2 調べる
3 整理する
4 支援する
第5節 考察場面においてのICT活用
1 事実をとらえる
2 考えをつくりだす
3 グラフ化
第6節 発表や話し合い場面においてのICT活用
1 ペアワーク/グループワーク
2 全体への発表
第7節 振り返り場面でのICT活用
1 ノートの共有
2 デジタルポートフォリオ
3 Rikastagram
COLUMN シンキングツールを使おう
第3章 授業デザインをアップデートする
第1節 単元をデザインする
1 単元デザインのイメージ
2 学習マップ
第2節 アウトプット型の授業へ
1 アウトプットの種類
2 デジタルを使うメリット
第3節 パフォーマンス課題
1 ミステリーウォーター
2 パフォーマンス課題のアイデア
第4節 ICTを活用したフィードバック
1 教師から子どもへのフィードバック
2 子ども同士で行うフィードバック
3 外部からのフィードバック
第5節 ICTを活用した評価
1 形成的評価と総括的評価
2 ルーブリック評価
3 総括的評価
第4章 ICTを活用したアウトプット型授業
第1節 アウトプット型授業実践例T「デジタルレポート」
第2節 アウトプット型授業実践例U「デジタル図鑑」
第3節 アウトプット型授業実践例V「動画制作」
1 サイエンスムービー
2 地球環境問題×ムービー
3 コマ撮りアニメーション
4 動画制作を日常へ取り入れる
第4節 アウトプット型授業実践例W「プログラミング」
1 天気の変化
2 血液の循環
3 食物連鎖のシミュレーション
4 再生可能エネルギーの創造
第5節 アウトプット型授業実践例X「プレゼンテーション」
第6節 アウトプット型授業実践例Y「その他」
1 SNS風ツイート
2 ○○アート
3 動く4コマ漫画
4 クイズ作成
COLUMN GIGA時代の理科室環境を考える
第5章 理科の見方・考え方を働かせた授業デザイン
第1節 理科の見方・考え方を働かせた授業デザインとは
1 理科の見方・考え方について
2 理科の見方・考え方とICT活用
第2節 理科の見方・考え方を働かせた授業デザイン
5年「ものの溶け方」
1 1・2時間目「単元を見通す」
2 3時間目「再実験」
3 4〜6時間目「溶けるという現象を数字でとらえる」
4 7〜9時間目「パフォーマンス課題T」
5 10〜12時間目「学習の整理&再結晶と蒸留」
6 13〜15時間目「パフォーマンス課題Uと単元のまとめ」
第6章 ネクストステップICT活用
第1節 「つなぐ」をキーワードにしたICT活用
第2節 共同編集機能を活用した学び
1 ブレーンストーミング(アイデア出し)
2 実験の記録
3 制作物を共同編集する
4 オンライン学習
第3節 共同編集機能で子どもの体験をつなげる「サイエンスチャレンジ100」
第4節 オンラインゲストスピーカー
1 出張授業×オンライン
2 オンラインゲストスピーカー「プロに学ぼう」
第5節 e-learningを活用する
1 e-learningに何を求めるのか
2 e-learningを導入してよかったこと
第6節 オンライン授業
1 オンライン授業のつくり方
2 オンライン授業でも理科実験
3 オンライン授業でもグループワーク
4 オンライン授業実践例 3年「音ってなんだろう?」
5 オンライン×探究
第7章 探究×ICT
第1節 探究
1 卒業研究
2 実社会とのつながり
3 ミッション型の探究
第2節 ミッション型の探究実践例T
3年「カブトムシプロジェクト」
1 アイデアを出す
2 アイデアを形にする
3 実行する
4 成果の共有
5 実践を振り返って
第3節 ミッション型の探究実践例U
5年「プラナリア研究所」
1 教材について
2 テーマの共有
3 実際の様子
4 中間報告
5 研究発表会
6 実践を振り返って
第4節 ミッション型の探究 授業アイデア
COLUMN 著作権教育とおすすめ無料写真素材サイト
特集 ノートは紙かデジタルか
1 デジタルノートのメリット
2 デジタルノートに感じた違和感
3 現在の様子
4 紙かデジタルかを乗り越えて
引用・参考資料
おわりに

はじめに

  ICTは実体験を最大化するツール


Learning by doing.


 デューイの言葉です。なすことによって学ぶ,私が理科の授業を創る時に,最も大切にしている概念です。

 理科という教科においては,観察や実験といった実体験を通して学ぶことが何よりも大切なことだと考えています。

 幼少期の多様な体験活動が,子どもの成長によりよい影響を与え,非認知能力の向上につながるということが各種研究でも示されています。


 私は,数年前よりICT機器をフル活用した学びに挑戦してきました。

 1人1台端末の活用も6年目です。そうした中で,テクノロジーを活用することで,「なすこと」の幅が広がると実感しています。

 そのような経験から,「ICTは実体験を最大化するツール」と表現しています。最大化するのは,実体験の質・量ともにです。

 ICTを使うことで,実体験の質を高め,量を増やすことができます。また,実際に体験することが難しい場面では,自然の事物・現象の理解を支援するツールにもなります。


 冒頭のデューイの言葉で大切なのは,順番です。

 学びではなく,なすこと,つまり実体験が先に来ているということがポイントです。


 昨今の教育界では,学びが先に来てしまっている事例を見かけることがあります。特に,ICT活用が示されている授業で多いように感じます。

 ICTを使って学習の効率化を図ると言われていますが,効率化の先に何を描くのか。実体験が効率化されたのでは,本末転倒です。

 子どもたちに議論させるよりも先に,十分な体験をさせなければいけません。それもなしに,深い議論ができようはずがありません。


 ICTは,我々がこれまで大切にしてきた直接体験や問題解決の過程を,より豊かにしてくれるものであり,そういう活用を目指さなければいけません。

 本書では,実体験が支える科学力を育て,そして何より理科好きを育てる授業を創るためのICT活用を提案します。


 本書が,1人1台端末時代の理科の授業づくりのアイデアBOOKとして活用され,読者の皆様の授業,そして子どもの学びが変わるきっかけとなれば幸いです。


   /吉金 佳能


*私の学校は,私立の小学校であり,オリジナルのカリキュラムで授業を展開しています。理科の授業時数についても高学年は週に4時間あり,学習指導要領を超えた内容を扱うこともありますし,学習内容を前倒して異なる学年で実施している単元もあります。本書の実践事例では,読者の方に伝わりやすいように,実際に行っている学年ではなく,学習指導要領に合わせた学年で掲載しています。よく読まれると,子どもの作品や記述などに違和感があるかもしれませんが,そうした事情があることをご理解ください。

また,本書で取り上げた画像の一部は,著作権の関係で,実際に授業で使ったものとは異なっているものがあります。いくつかの画像で,実際の写真ではなく,著作権フリーの写真やイラスト素材に置き換えています。

モザイクをかけることも検討したのですが,読んだ方により伝わりやすいように,そのような方法をとりました。ご了承ください。

著者紹介

吉金 佳能(よしかね かのう)著書を検索»

宝仙学園小学校教諭

1983年茨城県生まれ。同校の理科専科,ICT教育研究部主任。

現在は,東京私立初等学校協会理科研究部主任も務める。

同校の2代目校長であり,理科教育の大家でもある栗山重氏の「教えてはいけない,学ばせてもいけない,学びを支援することが教育だ」へ挑み,子どもが夢中になる学びを追究する実践家。目指す授業は「鳥人間コンテスト」。

「教育×ICT」をテーマとした私立小学校のコミュニティ「192Cafe(いちきゅうにカフェ)」を立ち上げるなど,教育現場全体のICT推進にも尽力。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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