中学校英語サポートBOOKS
英語教師のためのICT&1人1台端末「超」活用法・基本編

中学校英語サポートBOOKS英語教師のためのICT&1人1台端末「超」活用法・基本編

BEST300

好評2刷

50のICT活用法を活動アイデアとセットで分かりやすく解説!

帯活動、導入、本文内容理解、音読活動、アウトプット活動、文法指導、ワークシート作成、家庭学習、学習評価、入試対策の場面別活用法と活動アイデアを分かりやすく解説し、ICTの活用ポイントやツール別活用ガイドも収録。基本的な1人1台端末活用法が分かります!


紙版価格: 2,266円(税込)

送料・代引手数料無料

翌日発送

電子版価格: 2,039円(税込)

Off: ¥227-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ISBN:
978-4-18-429525-4
ジャンル:
外国語・英語
刊行:
2刷
対象:
中・高
仕様:
A5判 160頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年10月7日

目次

もくじの詳細表示

まえがき
Chapter 1 英語授業でのICT&1人1台端末活用のポイント―基本編
ICT&1人1台端末でできること
1 ICT活用とは何か
2 ICT活用の際の考え方
3 ICTへの置き換えとICTを用いたDX
4 ICT活用の主語はだれか
教師が使用するICT
5 情報伝達手段としてのICT活用
6 即時的に生徒を理解するICT活用
生徒が使用するICT
7 教育格差を生まないICT活用
8 協同学習を引き出すICT活用
9 学習効果を高めるICT活用
10 ファシリテーターとしてのICT活用
Chapter 2 ツール別ICT&1人1台端末活用ガイド
Google for Education
1 Google for Educationの基本機能
2 Google Classroomで生徒とコミュニケーション
3 Googleドライブで教材配付と回収が容易になる
4 Googleフォームで個々の生徒の理解をこまめに確認
Microsoft Teams for Education
5 Microsoft Teamsの基本機能
6 Microsoft Teamsで生徒の解答を共有する
7 Microsoft Formsで生徒個々の理解をこまめに確認
8 Microsoft Teamsの「会議」でオンライン授業を行う
その他の便利ツール
9 PDFを作成する
10 紙の資料から文字データを読み出す
11 スクリーンショットを使う
Chapter 3 場面別ICT&1人1台端末の英語授業アイデア
ICT×帯活動
1 基本的なICT操作
2 ICTを活用した英語の歌の導入
3 端末を使用した単語当てゲーム
4 既習文法事項を定着するQ&A活動
5 やり取りの土台をつくるchat活動
6 相手を説得するnegotiation活動
ICT×導入
7 ビジュアルエイドを多用したoral introduction
8 ICTを使った状況設定
9 ビジュアルエイドを活用した未知語の導入
10 動画活用で背景知識を充足
ICT×本文内容理解
11 読み取る内容を明確にして初見の英文を読むリーディングクエスチョン
12 本文内容理解にビジュアルエイドを活用
13 ICTで一気に伝える語彙知識&文構造の扱い方
14 本文理解のための教師生徒間Q&A
15 スライドの弱点を解消する1枚スライド
ICT×音読活動
16 PowerPointで提示するフラッシュカード
17 マイペースで音読活動
18 英語のイントネーションを身につけるオーバーラッピング
19 PowerPointでリード&ルックアップ
20 PowerPointを使った様々な音読活動
ICT×output活動
21 授業スライドを生徒に渡してリテリング
22 リプロダクションとリテリング
23 1人1台端末でのスピーチ指導
24 スライドで表現するプレゼンテーション
25 やり取りの力を高めるロールプレイ
ICT×文法指導
26 ICTを活用した英文法指導例
27 板書とスライドの使い分け方
28 テンポよく問題を出すパターンプラクティス
29 全員の理解度を常に確認するGoogleフォーム・Microsoft Forms
30 例文暗唱に向けて行う単語再生活動
ICT×ワークシート作成
31 すぐできる穴あき音読シートの作成法
32 時短に繋がる検索テクニック
33 Wordの読み上げ機能を活用した発音ワークシート
34 個人作業の共同編集ツール配付法
35 紙配付とデータ配付の区別法
ICT×家庭学習
36 Googleフォーム・Microsoft Formsを使用した日々の確認
37 自宅で学習できる動画案内
38 音声による宿題提出法
39 PDFによるノートチェック
40 効果的なGoogle Classroomの活用法
ICT×学習評価
41 Googleフォームを使った小テスト
42 ルーブリックの作成と扱い方
43 パフォーマンステストの評価方法
44 Excelで簡単!成績処理
45 Excelを使った成績処理のミス撃退法
ICT×入試対策
46 4技能指導と入試対策は両立できるか
47 検定試験対策とICT活用
48 CBTの指導
49 入試対策の方法
50 使える様々なツールやサイト

まえがき

 ICTに関連する書籍はたくさんあるが,英語教育に重点を置いたものはまだあまり多くはない。そこで,英語教育に関して様々な実践をしながらICTを使っている筆者が本書でその事例を紹介しようということになった。


 この本の存在意義は以下の点にある。


 @4技能統合型指導の根本的な理解から具体的実践までを知ることができる

 A1人1台端末を「最小限」使用すべき具体的な方法を知ることができる



 最近は,ICTをどんどん活用している先生方と,全く使用されていない先生方とで,二極化が進んでいるように感じられる。また,推進派の先生方の中には,使用すること自体が目的化してしまっている事例も時々見られる。一方,反対派の先生方の中には,使用しない理由を強く主張し,意地でも使わないという姿勢の方もいらっしゃる。


 この二極化構造は,@の4技能統合型指導でも同じように見られる現象である。4技能指導を推進する先生方の中にも,英語を使った指導自体が目的化してしまい,生徒に身につけさせたい力のことを忘れてしまっている方もおられる。一方,意地でもこれまでの指導方法に固執し,文法解説や訳読指導の正当性を主張する先生方もおられる。


 本書は,前述した@とAに関して,どのような先生でも取り入れることができるように,常に,なぜその指導をするのかというポイントと,具体的な実践例をバランスよく紹介した。これまでの指導方針やICTの取組状況にかかわらず,多くの先生方に一度じっくりと読んでみていただきたい。


 本書の構成は,以下のようになっている。


 ・Chapter1 英語授業でのICT&1人1台端末活用のポイント―基本編

 ・Chapter2 ツール別ICT&1人1台端末活用ガイド

 ・Chapter3 場面別ICT&1人1台端末の英語授業アイデア


 Chapter1では,ICT活用の根本的な考え方について説明した。時々でよいので立ち返って読み返してもらいたい。またChapter2では,具体的なツールを軸に基本的な機能について紹介している。Chapter3には授業場面や指導場面で分類した具体的な活動アイデアを掲載している。ICTをいかに日々の授業や授業外の業務で活用していくかを紹介している。各章を読み通すのもよいが,日々の授業準備等でふと気になった時に気になる場所を読む,攻略本のように活用していただければと思う。


 本書の執筆に当たっては,筆者の勤務校がMicrosoft Teamsを利用していないため,筑波大学附属中学校の高杉達也先生から多くの知見と具体的な実践例についてご教授いただいた。また,妻と家族には,とても温かなサポートをしてもらった。最後に,父である岩瀬昇氏には,専門外の領域であるにもかかわらず,原稿すべてに目を通し,様々な言い回しや表現について助言をもらった。皆に感謝の気持ちを込めてまえがきを終わりにしたい。


  2022年10月   /岩瀬 俊介

著者紹介

岩瀬 俊介(いわせ しゅんすけ)著書を検索»

学校法人石川高等学校・石川義塾中学校(学法石川)教諭・教育改革推進リーダー。東京都立高等学校,千代田区立九段中等教育学校を経て,現職。ELEC同友会英語教育学会理事・評価研究部会副部長・例会セミナー委員会委員長・システム管理委員会委員長を歴任。中学校・高校で教鞭を執る傍ら,ICTを活用した授業の在り方について,授業の進め方から評価方法まで幅広く研究。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • この本を読んで、ICTを活用した授業にもっとチャレンジしたくなりました。
      2022/11/25カズ
読者アンケート回答でもれなく300円分のクーポンプレゼント!

ページトップへ