WHYでわかる! HOWでできる! 道徳の授業Q&A

WHYでわかる! HOWでできる! 道徳の授業Q&A

近日刊行予定

WHY(わかる)→HOW(できる)の2段階アンサーで腹落ち!

「どうすれば子どもたちが本音で話し合うの?」「お説教っぽくない授業をするには?」「展開後段がワンパターン化してしまう…」「通知表所見のコツがつかめない…」等々、道徳授業の悩みを授業名人がズバッと解決。原因(WHY)まで深堀して解決策(HOW)を提示!


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ISBN:
978-4-18-425523-4
ジャンル:
道徳
刊行:
対象:
小学校
仕様:
四六判 224頁
状態:
近日刊行
出荷:
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もくじ

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第1章 授業づくりの基礎・基本のQ&A
Q1 そもそも道徳授業は,どんなふうにやったらよいのですか?
Q2 道徳授業の「基本型」には,どんな意図があるのですか?
Q3 道徳授業では,どんな導入が効果的ですか?
Q4 展開の場面で子供たちから活発な意見を引き出すには,どうすればよいですか?
Q5 道徳授業の終末は,どのように行うのが効果的ですか?
第2章 道徳の歴史や位置づけのQ&A
Q1 「道徳授業は道徳教育の要」とは,どういう意味ですか?
Q2 道徳授業にはなぜ反対の声があるのですか?
Q3 60年も続いた「道徳の時間」が教科化されたのは,なぜですか?
Q4 道徳授業では,教科書以外の教材を使ってはいけないのですか?
Q5 道徳科の目標には難しい表現が多いですが,どのように理解したらよいですか?
第3章 授業力アップのためのQ&A
Q1 どうすれば,子供たちが本音で話し合う授業ができますか?
Q2 1時間の授業で,複数の内容項目を扱ってもよいのですか?
Q3 譲れない教師の考えは,どのように伝えればよいですか?
Q4 道徳の授業に即効性を求めてはいけないのですか?
Q5 フィクション教材でお説教っぽさのない授業をするには,どうすればよいですか?
Q6 道徳授業ではどんな導入なら必要で,効果的ですか?
Q7 導入は授業の中で脇役のような存在なのですか?
Q8 絵本や新聞,写真の他に,道徳の教材にできるものはありますか?
Q9 今が旬の授業は,どうすればつくることができますか?
Q10 子供同士の話し合いで授業を進めるには,どうすればよいですか?
Q11 「展開後段」のワンパターン化を抜け出すよい方法はありませんか?
Q12 一年の最後の時間は,どんな授業をすればよいですか?
第4章 授業のしかけのQ&A
Q1 子供が共感しながら人物の気持ちを考えられるようにするには,どうすればよいですか?
Q2 1年生が自然な流れで自分のことを考えられるようにするには,どうすればよいですか?
Q3 どうすれば新鮮な気づきがある道徳授業ができますか?
Q4 情報モラルの授業は,どのように行えばよいのですか?
Q5 一読して「ちょっと白々しいな」と感じる教材は,どう扱えばよいですか?
Q6 教材を途中で切って提示してはいけないのですか?
Q7 予想外の発言が子供から出されたとき,どのように対応したらよいですか?
Q8 「多面的・多角的」という言葉を,どのように解釈すればよいですか?
Q9 文字の読み書きが未熟な1年生には,どんな授業をすればよいですか?
Q10 動植物を愛護することと人間がその命をいただいていることをどう考えたらよいですか?
Q11 お話の一場面だけでなく,ストーリー全体について考えさせる方法はありますか?
Q12 多様な意見が出されたとき,混乱しないためにどうすればよいですか?
第5章 評価のQ&A
Q1 道徳科の評価は,基本的にどのように行えばよいのですか?
Q2 授業中,子供のどんな姿に注目して評価すればよいのですか?
Q3 ノートやワークシートの他にどんな記録の残し方がありますか?
Q4 通知表の所見はどのように書けばよいのですか?
Q5 大くくりなまとまりを踏まえた評価を,指導要録の狭い枠内にどのようにまとめたらよいですか?
第6章 一番大切にしたいことのQ&A
Q1 道徳授業を行っても,効果(子供の変容)がすぐには表れないことをどう考えたらよいですか?

はじめに

 2020(令和2)年度,道徳が「特別の教科」となって3年目を迎えました。新教育課程の全面実施に合わせて,道徳科の教科書も改訂となり―通常は4年間使用のところを道徳科教科書は2年で新版となり―道徳科第2ステージがスタートしました。

 道徳の教科化の功績は,道徳授業の「量的確保」がなされたことです。週1時間の道徳授業をきちんと実施するという意識―これは,本来,当たり前のことだったのですが―を教師がもつようになりました。道徳授業に対する教師の意識改革がなされたことは,道徳科第1ステージの大きな成果と言えます。


 一方,教育現場では,道徳授業に関して,今も様々な疑問や不安の声が聞かれます。

 ○道徳の授業は,どんなふうに進めたらよいのか?

 ○教科書は,必ず毎時間使わなければならないのか?

 ○評価はどうするのか。そもそも,子供の心の育ちを評価することができるのか?

 ……

 「道徳の時間」が誕生したのは,1958(昭和33)年のことです。生活科(1992年〜)や総合的な学習の時間(2002年〜),外国語活動(2011年〜),外国語科(2020年〜)などの設置と比べてみれば,大先輩であることがわかります。それなのに,なぜ道徳授業に対しては,いつの時代にも疑問や不安の声―時には,道徳授業の存在そのものを胡散臭く感じるというような声―が聞かれるのでしょうか。


 道徳授業には,各教科にはない独自の歴史があります。もとをたどれば,戦時中の「修身科」の時代までさかのぼります。授業に目を向ければ,道徳では「答え」は1つとは限りません。もちろん,評価の仕方も各教科とは異なります。教科化されるまでの60年間は,教科書なしの状況で―多くの学校では,副読本が用いられていましたが―授業が実施されていました。

 ですから,道徳授業に注目が集まれば,それに比例して疑問の声が聞かれるようになるのは当然のことなのです。


 昨今,道徳授業に熱心に取り組もうとする若手教師が増えました(大変喜ばしいことです)。そして,もちろん,中堅・ベテラン教師の熱意も伝わってきます。

 何かに真剣に取り組もうとすれば,そこに疑問や不安が生まれます。私たちは,目の前にある課題を一つひとつ解決しながら,目指すべき場所に向かって進んでいきます。

 私も,道徳授業に関して質問を受ける機会が増えました。質問の内容は,各自様々です。それらの質問―教材提示の仕方や発問づくり,所見文の書き方など―は,多岐にわたっているように思えますが,実は別々の問いではありません。それぞれに意味があり,道徳授業の活性化という目的において共通しているのです。


『WHYでわかる! HOWでできる! 道徳の授業Q&A』

 日々の道徳授業に取り組んでいる先生方の疑問に,すっきりとわかりやすくお答えしたい。そして,子供たちに「道徳って,おもしろい」と感じてほしい。

 そんな願いを込めて,私は,この本を書きました。

 本書では,道徳授業に関する「よくある質問」を40項目取り上げ,それらを全6章で構成し,Q&A形式で具体的な回答を示しました。

 読みやすさを重視して,形式としては「一問一答」になっています。しかし,全体を通してお読みいただければ,それぞれの内容に密接なつながりがあり,教師としてのブレない姿勢が貫かれていることに気づかれることでしょう。


 道徳科第2ステージで目指すべきは,道徳授業の「質的転換」です。教室現場から,子供たちの心に響く本物の道徳授業を創出していきましょう。

 本書が,子供たちの幸せにつながる道徳授業づくりのお役に立てるのなら幸いです。


  2020年11月   /佐藤 幸司

著者紹介

佐藤 幸司(さとう こうじ)著書を検索»

山形市生まれ。1986年より教職。山形県公立小学校校長。教育研究団体「道徳のチカラ」代表。温かみを感じる素材でつくる「ほのぼの道徳授業」を提唱し,独自の主眼による100を超えるオリジナル道徳授業を生み出している。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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