新中社・生徒がノッテくる授業づくり2
新中学歴史 基礎基本+発展教材50選
古代・中世の日本

新中社・生徒がノッテくる授業づくり2新中学歴史 基礎基本+発展教材50選古代・中世の日本

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追試できる形で古代中世の授業を提言。

追試できる形で古代中世の授業を提言。中味の構成は通史学習とテーマ学習の詳細と、学習技能習得の授業を紹介。


復刊時予価: 3,355円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-419914-3
ジャンル:
社会
刊行:
3刷
対象:
中学校
仕様:
A5判 272頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

もくじの詳細表示

本書の活用にあたって
はじめに―新課程歴史と並列単元による指導計画―
1.章立てによる学習指導計画
2.並列単元の構想
3.「古代・中世の日本」の並列単元の構想
4.「通史学習」の方法
5.「テーマ学習」の方法
第1章 通史学習の授業「古代と中世の概要」
1.古代以前
1 サルがヒトになるの?
2 サルがヒトになっていく?
3 ヒトが文明を生み出す
4 文明が生み出したもの
5 四大文明と地中海・東アジア
2.古代
6 基礎年号と古代史年表
7 基礎年号発見〜古代史編〜
8 王朝貴族の都・平安京──1.平安時代の3つの場面
9 王朝貴族の都・平安京──2.藤原摂関家の時代
3.中世
10 中世社会と基礎年号──1.中世社会の6つの場面
11 中世社会と基礎年号──2.基礎年号発見
12 鎌倉時代の仏教と室町時代の農村──1.鎌倉新仏教6つの宗派
13 鎌倉時代の仏教と室町時代の農村──2.浄土真宗から一向宗へ
4.古代・中世
14 古代・中世の政治の概要──1.古代の大きな動き
15 古代・中世の政治の概要──2.中世の大きな動き
16 テスト基礎年号〜古代・中世〜
5.世界史中世
17 ヨーロッパ世界の成立と発展
18 イスラム世界の成立と十字軍
19 スペインとポルトガル
第2章 テーマ学習の授業T 「古代国家の成立と発展」
1.縄文集落と弥生集落
20 2つのムラ
21 どちらのムラに生まれたいの?
2.栄える邪馬台国〜卑弥呼と冊封体制〜
22 邪馬台国の女王
23 卑弥呼の使い
24 大きな塚への思い
3.日本国家成立への指標〜冊封体制からの独立〜
25 聖徳太子,登場
26 4つの業績でいちばんすごいのは?
27 日出づる処の天子
28 聖徳太子のあと
4.律令国家の成立と展開〜在地からみた律令国家〜
29 平城京によせる元明天皇の思い
30 律令国家・日本
31 出雲臣真足さんの家族
32 真足さんの弟豊足さんの子どもたち
33 紀伊国在田郡司解
34 尾張国郡司百姓等解
第3章 テーマ学習の授業U 「中世社会の成立と展開」
1.武士の成長と源平〜軍事貴族の台頭〜
35 騎射の武芸者源頼信
36 院をめぐる源氏と平氏
37 宣旨と院宣に消える源氏
38 おごれる人も久しからず
39 頼朝が許せなかったこと
2.武家政権の成立と発展
40 鎌倉幕府成立史32問
41 鎌倉にこだわった頼朝
42 フビライの国書と北条時宗の選択
43 文永の役にかけた竹崎季長の思い
44 青砥藤綱の十文
45 源氏の嫡流尊氏がめざしたもの
46 北条泰時と足利義満
47 応仁の乱がもたらしたもの
第4章 授業分析の授業
48 発言分析──1.発言を学ぶ
49 発言分析──2.発言トレーニング
50 発言分析──3.発言を伸ばす
新中社シリーズの発刊にあたって
新中学社会科授業研究会(新中社)規約

本書の活用にあたって

 本書は,追試のできる古代・中世50の授業を所収している。

 50の授業のうち,19の授業が「基礎的・基本的な学習内容」(通史学習),28の授業が「発展的な学習内容」(テーマ学習),3時間が「授業分析」という学習技能を習得するための授業である。

 授業時数でみると52時間分の授業がある。しかし,現実には,古代・中世の学習で52時間をかけることはできない。本書は,単元構成を取りながらも,学校の実状や活用する先生方の計画にしたがって,50の授業を自由に選択できるようにしている。選択の基準になるのが19の「基礎的・基本的な学習内容」(通史学習)の授業である。19の授業から選択した内容とかかわって,28の「発展的な学習内容」(テーマ学習)の授業を選択すればよい。

 また,「発展的な学習内容」(テーマ学習)は,生徒の挙手発言で進める「発言型授業」の形態を取っているが,強いてそれにこだわる必要はない。発問をして,生徒にノート発言をさせ,列指名で発表させ,発表した意見を教師が要約して板書する。そして,ポイントでは教師が説明すればよい。

 ところで,本書では「授業の記録」によく「授業ノート」という言葉が出てくる。「授業ノート」とは,原則としてB4用紙に「基礎資料」を印刷し,「ノート発言の欄」を設けた授業の記録用シートである。「授業ノート」は授業の始めに生徒に配付される。「授業ノート」の配布が授業の始まりである。

 生徒は「授業ノート」に「授業の記録」と「授業のまとめ(感想)」を書いて教師に提出する。「授業ノート」には多くのメリットがある。例えば絶対評価のための資料として活用できる。

 本書は紙数の都合で,ほとんどの「授業ノート」を省略し,資料を要約していることが多い。資料については,それぞれの出典を明記しているので,本書を活用される先生方が直接原典にあたっていただきたい。直接原典にあたれない場合は,著者もしくは新中社事務局(http://homepage2.nifty.com/chu-shakai/)に資料をご請求になれば送付させていただく。「授業ノート」についても必要があれば送付させていただく。

 多くの先生方が本書を活用して,中学生がノッテくる授業を創っていただければ,この上ない幸せである。


   新中社代表 /藤井 英之

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