発展教材の開発シリーズ4
新教科書を補う社会科発展教材の学習 第2集

発展教材の開発シリーズ4新教科書を補う社会科発展教材の学習 第2集

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新教科書の力を最大限発揮するための発展教材

基礎・基本の定着があってこそ生きる発展教材と位置づけ、社会科発展教材開発のための視点を示し、3−4年、5年、6年の発展教材を単元ごとに示し、その実践例を解説した


復刊時予価: 2,706円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-418317-4
ジャンル:
授業全般
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 180頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

序文 /有田 和正
はじめに
T 鹿児島県小社研の考える発展教材
一 基礎・基本の定着があってこそ生きる発展教材
二 発展教材開発のための視点
三 発展教材の位置付け
U 三・四年生の発展教材の開発
一 単元「学校のまわり」の発展
発展教材「他校区の学校のまわり」
二 単元「スーパーマーケットではたらく人」の発展
発展教材「とくしょくのある店」
三 単元「スーパーマーケットではたらく人」の発展
発展教材「無農薬有機栽培のキャベツ」
四 単元「くらしをまもる」の発展
発展教材「地震や水害、台風がおきたら」
五 単元「ごみのしまつと利用」の発展
発展教材「食品ロスとわたしたちの生活」
六 単元「水はどこから」の発展
発展教材「ミネラルウォーターの動き」
七 単元「むかしのくらしをしらべる」の発展
発展教材「地名たんけん」
八 単元「わたしたちの市にのこる昔」の発展
発展教材「鹿児島市のいろいろな年中行事」
九 単元「わたしたちの住んでいる県」の発展
発展教材「おらがふるさと(話し合い活動)」「学習ゲーム無人島」
十 単元「わたしたちの鹿児島県」の発展
発展教材「鹿児島県の自まん」
V 五年生の発展教材の開発
一 単元「これからの食料生産」の発展
発展教材「世界の国々との食料自給率の比較とこれからの日本の食料生産」
二 単元「畜産のさかんなところ」の発展
発展教材「黒豚ブランドと戦後食物史」
三 単元「わたしたちのくらしと食料生産」の発展
発展教材「山川町の農業は今」
四 単元「わたしたちの生活と食料生産」の発展
発展教材「枕崎市のかつお節」
五 単元「自動車をつくる工業」の発展
発展教材「未来の自動車ショーを開こう」
六 単元「工業を支える貿易と運輸」の発展
発展教材「貿易とわたしたちの生活」
七 単元「情報と社会」の発展
発展教材「情報は宇宙から」
八 単元「わたしたちの生活と自然保護」の発展
発展教材「古紙の利用とわたしたちの生活」
九 単元「わたしたちの生活と環境」の発展
発展教材「どうする? 環境ジレンマ」
十 単元「わたしたちの国土と環境」の発展
発展教材「循環型社会とこれからのライフスタイル」
W 六年生の発展教材の開発
一 単元「今につながる室町の文化」の発展
発展教材「義満・義政の政治と農民のくらし」
二 単元「武士の登場から天下統一へ」の発展
発展教材「その頃わたしたちの町は〜知覧城〜」
三 単元「天下統一に向けて活躍した人々」の発展
発展教材「豊臣秀吉と薩摩焼」
四 単元「明治維新をつくりあげた人々」の発展
発展教材「幕末から明治時代に活躍した郷土の先人たち」
五 単元「新しい時代の幕あけ」の発展
発展教材「急いで鉄道をつくったのはなぜ?」
六 単元「長く続いた戦争とアジアの人々」の発展
発展教材「田上小校区中園地区爆弾投下位置図」
七 単元「みんなの願いを実現する政治」の発展
発展教材「天神公園再整備計画案」
八 単元「わたしたちのくらしと日本国憲法」の発展
発展教材「介護って何?」
九 単元「日本と関係の深い国々」の発展
発展教材「日本とタイの関係について」
解説 /有田 和正
おわりに

序文

 二〇〇二年四月より、新しい学習指導要領が実施され、これまでにない「超薄い教科書」で学習することになり、学力低下が心配されている。折しも、二〇〇二年一〜二月に実施された学力テストの結果が公表され、「おおむね良好」と発表された(二〇〇二年一二月)。わたしは、「はてな?」と思った。

 これは、事前に設定していた正答率を上回る教科が多かったからだという。しかしh、目標設定値を低く設定すれば「良好」ということになるではないか。詳しくみると前回より結果がよかった問題は全体の四分の一にすぎず、逆に悪かったのはその倍近い。やはり、学力は低下しているとみた方が適当のようだ。

 文部科学省は学力低下を予想したのか、二〇〇二年四月から実施された学習指導要領を、「教える内容の最低基準」であるとした。これまでずっと到達目標ないし標準としてきたことをあらためたのである。

 学習指導要領が「最低基準」となったということは、これを具体化した教科書も当然最低基準ということになった。この最低基準をクリアした子どもには「発展学習」を行うことになり、学習指導要領を超える授業を認めたのである。これは画期的なことではあるが、学習現場に大きな混乱と不安を与えた。

 二〇〇二年八月二二日、文部科学省は、教科書の範囲を超えた「発展学習」や、基礎をじっくり学ぶ「補充学習」の参考となる教師用指導事例集の小学校版を公表した(算数だけ)。これをみると新学習指導要領で削除された内容を軒並みに復活させている。

 なお、次回の教科書検定では、発展的な内容の記載を容認するという。すべて学力低下への配慮である。

 このような動きをみるにつけ、文部科学省の事例集に頼るより、自分たちで作った方がよいのではないかと考えた。

 つまり、「教材・授業開発研究所」の事業の一つとして『新教科書を補う発展教材の開発 国語・社会・算数・理科』を、研究所の支部や研究サークルで出版したいと考え、各支部やサークルに呼びかけた。多くの支部やサークルが積極的に応じてくれた。

 教科も希望をつのった。算数・理科の希望が多いだろうと予想していたところ、発展教材の開発が比較的むずかしいといわれる国語と社会を多くの支部・サークルが希望してくれ、驚いた。やはり、すごく意欲的な教師たちだと思った。

 各支部・サークルは、地域性やサークルメンバーの特技・特色を生かした、実にユニークな教材を開発してくれ、とてもうれしく、力強く思った。

 サークルメンバーは、よく考え、よく理解し、よく知恵を出し合い、新しいものを創り出してくれた。「これが発展教材だ」という決まったものがあるわけではない。だから、多様なものが出てくるのが当然であるし、その方が望ましい。

 研究所の支部は北海道から沖縄まで全国にある。準備のできたところから順次出版していくことにしている。今回の出版物は、全国の教師に大きな刺激を与えるものと期待している。

 今後は、基礎をじっくり学ぶ「補充教材」の開発も構想し、その準備をしているところである。

 今回の一連の出版は、明治図書編集長の江部満氏のお力添えによるところが大きい。記してお礼を申し上げたい。本当にありがとうございました。


  二〇〇三年一月二日   教材・授業開発研究所代表 /有田 和正

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      明治図書

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