- はじめに
- 序章 増えている学力が不安な子
- 学力が不安な子
- 1 シメの一手
- 2 ありさん敗れる
- 3 1人への対応
- 4 シメの一手から日々の一手へ
- 5 気になる場面
- 6 学力が不安な子
- 1章 まずやるべき3つのこと
- 子どもの実態を知る
- 1 子どもの実態を知る
- 2 実態把握のスタート
- 3 市販テストで実態把握
- 4 実態からの対応
- 5 細かくチェック
- 6 ほめる
- 授業の空気を整える
- 1 授業のルールを整える
- 2 一体感をつくる
- 3 小さな成功体験を積み重ねる
- 授業の展開を整える
- 1 国語の授業展開で気をつけていること
- 2 算数の授業展開で気をつけていること
- 2章 国語でつけるべき基礎学力と指導のポイント
- 読む力
- 1 カードを読む,短い文を読む
- 2 教科書にメモをする
- 3 あっちこっち読み
- 4 1人あっちこっち読み
- 5 たけのこ読み
- 書く力
- 1 整った文字を書く
- 2 文章を書く1(物語文)
- 3 文章を書く2(説明文)
- 4 日記を書く
- 漢字
- 1 ハードルを下げる
- 2 漢字ビンゴ
- 3 漢字の練習
- 4 読みの練習
- 5 漢字の宿題
- 6 漢字最後の一手
- 3章 算数でつけるべき基礎学力と指導のポイント
- 20までのたし算・ひき算
- 1 10の補数に対する計算
- 2 計算が苦手な子の「20までの計算」
- 3 答え合わせで復習する
- 4 指で計算する
- 5 3つの数の計算
- たし算・ひき算の筆算
- 1 たし算
- 2 くり上がりのあるたし算
- 3 ひき算
- 4 十の位に0があるひき算
- 5 小数のたし算・ひき算
- かけ算
- 1 九九はだんだん難しくなる
- 2 九九は歌でスタート
- 3 かけ算の見方
- わり算
- 1 九九を言えるのにわり算ができない子
- 2 あまりのないわり算
- 3 あまりのあるわり算
- わり算の筆算
- 1 「56÷4」の体験
- 2 56÷4(2桁÷1桁)の筆算
- 2桁でわるわり算の筆算
- 1 レベル1 「2桁÷何十」の筆算
- 2 レベル2 「何百何十÷何十」の筆算で商が1桁
- 3 レベル3 「3桁÷何十」の筆算で商が2桁
- 4 レベル4 「3桁÷2桁」の筆算で商が1桁
- 5 レベル5 仮商の修正が必要な問題
- 6 レベル6 「÷3桁」の問題
- 分数のたし算・ひき算
- 1 仮分数にする
- 2 通分する
- 3 答えを約分する
- 4章 同時進行エクササイズ
- 5つの同時進行エクササイズ
- 1 発達支援プログラムで学力を補う
- 2 昔遊び
- 3 運動で脳を動かす
- 4 鉛筆の絵と塗り絵
- 5 学級経営
はじめに
初めて1年生担任になった年,学力が厳しい男の子がいました。
「6+3」をするのに,「6」を作ることができませんでした。
「6」を「ろく」と読むことはできるのですが,指を6本立てることもブロックを6個出すこともできませんでした。
『1,2,3,4,5,6,7,8,9,10(図省略)』
と必ず10まで数えてしまうのです。
その場面は,今でも私の脳裏から消えません。
「今だったら,できるようにさせてあげられるのに」
そう思うのですが,過去に戻ることはできません。
「学力が不安」という言葉は,明治図書の茅野さんから頂いた言葉です。
最初は「遠回しな表現」だと感じました。
しかし,原稿を書き進めるうちに「学力が不安」という言葉がしっくりくるようになりました。
「学力が不安」な子は,自分を過小評価するようになり,自分のもっている力を出せなくなっていくのです。
単に「できない」だけではなくなるのです。
そこを含めた言葉が「学力が不安」という言葉だと捉えています。
「君には,もっと力があるんだよ」
今は,よくその言葉を使っていますし,心の底からそう思っています。
この本を手に取っていただいた先生,諦めないでください。
子どもは,必ず成長します。
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明治図書

















