体育科授業サポートBOOKS
VRを活用した体育授業スキル&アイデア

体育科授業サポートBOOKSVRを活用した体育授業スキル&アイデア

現実空間と仮想空間を行き来して学びが深まる!

授業でのICTの活用が日常的なものになってきた今、体育学習におけるVRの活用が注目されています。VRで何ができる?機器の取り扱い方法は?VRを効果的に取り入れた授業づくりは?…気になっていたVRの世界を実践事例とともにわかりやすく解説します。


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PDF
ISBN:
978-4-18-394221-0
ジャンル:
保健・体育
刊行:
対象:
小・中・他
仕様:
A5判 160頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年4月26日

CONTENTS

もくじの詳細表示

はじめに
CHAPTER1 VR×体育授業―Q&A解説
Q1 VRって映像を見たり,ゲームしたりして使うけど,それを体育でどうやって使うの?
Q2 VRなんて体育で必要なの?
Q3 体育では活動を中心にしたいけど,VRを使うと運動量が減少するのでは?
Q4 VRっておもちゃみたいなイメージだけど,活用上の魅力はあるの?
Q5 VRを活用するための準備は大変そうだけど,どんなことをすればいいの?
Q6 VRを導入するためには何が必要なの?
CHAPTER2 デジタル&グローバル時代の体育学習―基礎知識
1 1人1台端末時代の体育学習の「いま―ここ」
2 デジタル&グローバル時代に求められる体育
3 エージェンシーを発揮する体育の学び
4 Well-beingを実現するVRの活用
5 VRがもたらす未来の問題解決学習
6 メタバース空間で体育を学ぶ!?
CHAPTER3 VR・メタバースのはじめの一歩―アプリ紹介
1 VRとは何か?
2 メタバースとは何か?
3 アプリ1 跳び箱運動・水泳
4 アプリ2 走り幅跳び・平均台運動
5 アプリ3 スカッシュ・バドミントン
6 VRを活用するポイント
CHAPTER4 VRを活用した体育授業―実践事例
1 動きの感じを追究する「跳び箱VR」
器械運動:跳び箱運動(小学校)
2 思考力を育む「跳び箱VR」
器械運動:跳び箱運動(中学校)
3 技術的アプローチと感覚的アプローチをハイブリッドした「幅跳びVR」
陸上運動:走り幅跳び(小学校)
4 課題探究的な学びを引き出す「幅跳びVR」
陸上競技:走り幅跳び(中学校)
5 疑似体験がよりよい泳ぎを生み出す「水泳VR」
水泳(中学校)
6 安全に創意工夫しながらバランス力を高める「平均台VR」
器械運動:平均台運動(特別支援学校)
7 新たな運動部活動コミュニティを作り出す「メタバース」
クラブ活動:卓球(高等学校・大学)
8 教科横断的な学びを実現した「メタバース」
球技:バドミントン(高等学校)
9 二か国の学生が共にボクササイズを楽しみ合う「メタバース」
模擬授業:ボクササイズ(大学)
CHAPTER5 実践化への道―ポイント解説
1 実践するための準備をしよう!
2 実践の計画を立てよう!
3 実践を振り返ろう!
用語集
あとがき

はじめに

 1人1台端末の整備が進み,端末利用に注目が集まり,様々な事例が報告されてきました。どの学校でも端末を活用して授業実践する様子が一般的になってきたと思います。先日,教員研修会に足を運んだ際,先生方にノートと鉛筆,もしくはスマホのどちらかを研修に持ち込むことができるとしたら,どちらを持参するかを聞いてみました。するとほとんどの人がスマホと回答しました。我が家でも,スマホを机の上に置き忘れていた娘が出かけるときに,「スマホ忘れているけど大丈夫?」と声をかけると,「スマホがなければ出かけられない」と返答していました。確かに,財布を忘れてもスマホがあればなんとかなる時代です。自分の生活を振り返ってみてもスマホなしではもはや生活に支障をきたしてしまうようなことも少なくありません。このようにスマホの登場は私たちの生活を大きく変化させてきたともいえます。

 私たちにとってのスマホの存在がそうであったように,子供の体育学習を大きく変化させるツールにVirtual Reality(以下,VR)の活用があると考えています。そこで,一歩先の体育実践を目指したい人に向けてVRを活用した体育実践の手引き書を出版することにしました。本書では最先端技術を活用した実践を掲載しており,見慣れない用語もたくさん使われていると思います。それらは,巻末の用語集で解説しております。そちらで確認しながら読み進めていただければ幸いです。

 なお,本書と同時に,読者の皆様にVRコンテンツを活用してもらうことができるように私たちが開発に関わったコンテンツをSOLIZE株式会社から発売しました。本書を参考にコンテンツを手に取っていただき,未来の体育実践を,現実のものにしてもらえればと考えております。


  2023年3月   編著者 /鈴木 直樹

著者紹介

鈴木 直樹(すずき なおき)著書を検索»

公立小学校に9年間勤務。在職中に,大学院派遣教員として,上越教育大学大学院で学び,2003年3月に修士課程を修了。その後,東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)に進学し,2007年3月に修了(博士(教育学))。2004年3月から2009年9月まで埼玉大学,2009年より東京学芸大学に勤務している。2008年には米国のニューヨーク州立大学コートランド校,2017年には豪州のメルボルン大学で客員研究員として国際共同研究に取り組んだ。体育における学習評価の研究を中心にしながら,体育教師教育の研究,社会構成主義の考え方に基づく体育の授業づくり研究,体育におけるICTの活用や遠隔体育に関する研究に学校教員や企業と連携して取り組んでいる。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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