体育科授業サポートBOOKS
全領域の学習プリント&学習カードを収録
主体的・対話的で深い学びをつくる!教師と子どものための体育の「教科書」 高学年

体育科授業サポートBOOKS全領域の学習プリント&学習カードを収録主体的・対話的で深い学びをつくる!教師と子どものための体育の「教科書」 高学年

新刊

BEST300

「教科書の内容を教える」から「教科書を活用する」に転換!

なぜ体育に教科書がないの?と思っていませんか。そんな先生方に向け、教師には単元づくりの際によりどころとなる知識と情報を、子供には学びを深める学習プリントや学習カードを全領域で収録した「教科書」をつくりました。体育授業でフル活用できること間違いなし!


紙版価格: 2,300円+税

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ISBN:
978-4-18-389120-4
ジャンル:
保健・体育
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 128頁
状態:
在庫あり
出荷:
2020年9月25日
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Contents

もくじの詳細表示

はじめに
1章 主体的・対話的で深い学びを育む!体育授業づくりの基礎知識
新時代の体育の教育課程
新時代の体育授業の展開
新時代の「教科書」の生かし方
新時代の体育の学習評価
2章 学習プリントと学習カードでつくる!全領域の体育の教科書
体つくり運動
1 体つくり運動はここがおもしろい!
2 主体的・対話的に学ぶための指導方略
3 学びがグーンと深まる教材のポイント
4 学習の質を高める評価のポイント
5 教え合いによる学習
学習プリント
学習カード
器械運動
1 器械運動はここがおもしろい!
2 主体的・対話的に学ぶための指導方略
3 学びがグーンと深まる教材づくりのポイント
4 学習の質を高める評価のポイント
学習プリント マット運動
学習プリント 跳び箱運動
学習プリント 鉄棒運動
学習カード
陸上運動
1 陸上運動はここがおもしろい!
2 主体的・対話的に学ぶための指導方略
3 学びがグーンと深まる教材づくりのポイント
4 学習の質を高める評価のポイント
学習プリント 短距離走
学習プリント リレー
学習カード  短距離走
学習カード  リレー
学習プリント ハードル走
学習カード  ハードル走
学習プリント 走り幅跳び
学習カード  走り幅跳び
学習プリント 走り高跳び
学習カード  走り高跳び
水泳運動
1 水泳運動はここがおもしろい!
2 主体的・対話的に学ぶための指導方略
3 学びがグーンと深まる教材づくりのポイント
4 学習の質を高める評価のポイント
学習プリント 安全確保につながる運動
学習カード  安全確保につながる運動
学習プリント クロール・平泳ぎ
学習カード  クロール・平泳ぎ
ボール運動
1 ボール運動はここがおもしろい!
2 主体的・対話的に学ぶための指導方略
3 学びがグーンと深まる教材づくりのポイント
4 学習の質を高める評価のポイント
学習プリント ゴール型
学習カード  ゴール型
学習プリント ネット型
学習カード  ネット型
学習プリント ベースボール型
学習カード  ベースボール型
表現運動
1 表現運動はここがおもしろい!
2 主体的・対話的に学ぶための指導方略
3 学びがグーンと深まる教材づくりのポイント
4 学習の質を高める評価のポイント
学習プリント 表現
学習プリント リズムダンス
学習プリント フォークダンス
学習プリント 表現運動の学びを深める
学習カード
3章 体育授業をもっと充実させる!ステップアップの指導スキル
上手な体力テストの利活用の方法
上手な保健の授業との関連のさせ方
上手な体育的行事との関わり方
上手な保護者との連携の仕方
おわりに
執筆者一覧

はじめに

 私は体育科教育学を専門にしており,大学では初等体育科教育法を担当しております。授業の冒頭で,必ずといってよいほど,小学校体育に教科書が存在していない理由について取り上げます。体育が子どもの実態に基づいた授業づくりをしなければならず,子どもの実態は学校間のみならず,クラス間でも多様であり,例え学年が同じであっても同じ活動を使って,同じ内容を教えることは難しいと考えられることを話しています。しかし,この大前提は教科書の内容“を”教えるという立場に立っており,教科書の内容“で”教えるという立場には立っていないのではないかと疑念をもちました。そこで,「世界の国々では体育の教科書はあるのだろうか?」「日本では,教科書の代わりに使用されることがある体育の副読本はどのように使用されているのだろうか?」と疑問に思うようになりました。

 このような問題意識に立ち,2018年度に,中央教育研究所より教科書研究奨励金を得て,副読本を採用し,使用している地区の教師の活用の実態とその意識を調査することで,今後の体育における情報提供のあり方について検討を行いました。そして,日本において副読本を活用している教師の実態と意識を中心に調査した上で,他国との比較検討をしながら,体育学習における教科書・副読本の情報提供について検討してきました。その結果,以下のようなことが明らかになりました。


(引用文省略)


 研究で明らかになったように,副読本は十分に活用されていない実態を見いだすことができました。教科書として発行されている国においても十分に体育の教科書が活用されていないことが明らかになりました。これは,副読本に掲載されている情報が,授業実施上,適切ではないことが原因であると考えられました。また,副読本が一定程度の授業実践を保証する為に必要であると考えられている一方で,熟練教員の方が活用しているという状況からは,初任期の教員にとって使いにくくなっていることが示唆されました。このような実態をふまえ,教科書に掲載する内容をより真正なものとすることで,教師にとっても,子どもにとっても有効に活用できる「教科書」になると考えました。このような研究成果に基づき,実際に授業で活用可能な「教科書」を作成したものが本書です。



「体育の教科書」の使用方法

 体育をよりよく指導するために使える書籍が本書です。中心的な内容となる「体育の教科書」には,「教師用の内容」と「子ども用の内容」を含めています。それらに加えて,「理論編」「資料」の内容を追加し,教科書を使用する教師にとって基礎的な知識を提供し,体育カリキュラムの作成や体育経営に役立てることができるように構成しています。

 「体育の教科書」における「教師用の内容」は,授業を実施する教師に,単元づくりをする際に参考にしてほしい内容です。また,実際の指導にも役立てて頂きたいと願っています。そこで,授業づくりにあたり,ここを読みながら授業構成をするとともに,授業実践を進めながらここを読み返し,授業評価を行い,授業改善を実施して頂きたいと願っています。

 「子ども用の内容」は,本書の核ともなる内容です。この内容は,「教師用の内容」と深い結びつきをもっています。そして,このページは,実際に,授業中に子どもたちが活用して学びを深めることをイメージしています。また,多様な子どもたちに対応できるように,必要な部分だけをコピーして印刷して配布できるように構成しています。全てのページをコピーして渡す必要はありません。単元構成に応じて,情報を加除した上で,オリジナルの配布資料を作成し,「体育の教科書」として授業で活用してもらえればと思います。そんな応用可能性が高い情報を掲載するように心がけました。本書が目指すのは,新しい時代を支える体育を実現する上で,教師や子どもを助ける情報の提供です。そのために,長い時間をかけて,実践現場の先生方と大学の教員が協働しながら本書を書き上げました。ぜひ,本書を活用し,「主体的・対話的で深い学び」を実現させてほしいと切に願っております。

 なお,本書では,体育の全領域を扱っていますが,書き込みのプリントを多く収録するなど,子どもたちに考えさせる形で学びを進めていくため,活動例を示すことが主となる体ほぐしの運動の内容は扱いませんでした。その他の領域については,学習指導要領に示されている内容に関して「運動の楽しさ・喜び」を中心として,夢中になって運動に取り組む中で学びを深めることができる構成としています。歓喜溢れる体育の学びの場を実現するための資料として本書をお使い頂ければ幸いです。


  2020年8月   編者代表 /鈴木 直樹

著者紹介

鈴木 直樹(すずき なおき)著書を検索»

公立小学校に9年間勤務。在職中に,大学院派遣教員として,上越教育大学大学院で学び,2003年3月に修士課程を修了。その後,東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)に進学し,2007年3月に修了(博士(教育学))。2004年3月から2009年9月まで埼玉大学,2009年より東京学芸大学に勤務している。2008年には米国のニューヨーク州立大学コートランド校,2017年には豪州のメルボルン大学で客員研究員として国際共同研究に取り組んだ。体育における学習評価の研究を中心にしながら,体育教師教育の研究,社会構成主義の考え方に基づく体育の授業づくり研究,体育におけるICTの活用や遠隔体育に関する研究に学校教員や企業と連携して取り組んでいる。

石井 卓之(いしい たかゆき)著書を検索»

東京都公立小学校教諭を経て,その後東大和市,東京都教職員研修センターの指導主事及び西東京市の統括指導主事を歴任する。東大和市教育委員会の指導室長の後,港区立小学校の2校において,校長・統括校長を務める。全国連合小学校長会の健全育成委員長や港区小学校長会長など,国や都,区の教育行政をふまえた先進的な学校経営を進めてきた。後進の指導にも取り組み,体育科においては,東京都研究開発委員会委員長,東京都小学校体育研究会副会長として体育授業の改善を推進した。

2020年4月より現職。大学に隣接している帝京大学小学校の校長も兼務している。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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