高等学校 「主題」と「問い」でつくる地理総合

高等学校 「主題」と「問い」でつくる地理総合

新刊

高校・地理の授業をもっと楽しく!

高等学校での新必修科目「地理総合」。数十年ぶりの地理の必修化に際して、本書では地理授業づくりの基礎基本から、生徒の学びを深く促す指導の流れについて網羅した1冊。「明日の授業から取り入れてみようかな」と思える授業プランが満載です。


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ISBN:
978-4-18-386923-4
ジャンル:
社会
刊行:
対象:
高校
仕様:
B5判 136頁
状態:
在庫あり
出荷:
2022年6月30日
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Contents

もくじの詳細表示

はじめに
序章 地理総合での授業づくりのポイント
1 「地理総合」の授業づくりとは
2 「主題」をどう捉えるか
3 「問い」をどうつくるか
4 「評価」をどうするか
第1章 地図や地理情報システムで捉える現代世界
1 世界を地図上に表す方法には,どのようなものがあるだろうか?
地球の姿と地図の表現:全3時間
2 現代世界における国家やその領域とは,どのようなものだろうか?
国家の領域,日本の位置と領域:全2時間
3 地図や地理情報システムは,どのように役立っているだろうか?
日常生活の中に見られる様々な地図と地理情報システム(GIS):全2時間
Column 活動のタネ シミュレーション「貿易ゲーム」
第2章 国際理解と国際協力
1 世界の大地形は,人々の生活文化にどのような影響を与えているのだろうか?
世界の地形分布と人々の生活文化:全2時間
2 世界の気候は,人々の生活文化にどのような影響を与えているのだろうか?
世界の気候分布と人々の生活文化:全3時間
3 自然環境は,人々の生活文化にどのような影響を与えているのだろうか?
自然環境と人々の生活文化(オーストラリア):全2時間
4 宗教は,人々の生活文化にどのような影響を与えているのだろうか?
宗教と人々の生活文化(南アジア):全2時間
5 歴史的背景は,人々の生活文化にどのような影響を与えているのだろうか?
歴史と人々の生活文化(ラテンアメリカ):全2時間
6 地域統合は,人々の生活文化にどのような影響を与えているのだろうか?
地域の統合と人々の生活文化(西ヨーロッパ):全2時間
7 工業化は,人々の生活文化にどのような影響を与えているのだろうか?
工業化と人々の生活文化(東南アジア):全2時間
8 グローバル化の進展は,人々の生活文化にどのような影響を与えているのだろうか?
産業のグローバル化と人々の生活文化(アメリカ合衆国):全3時間
9 地球環境問題の現状と対策には,どのようなものがあるだろうか?
地球環境問題:全2時間
10 世界の資源・エネルギー問題の現状と対策には,どのようなものがあるだろうか?
資源・エネルギー問題:全2時間
11 世界の人口問題の現状と対策には,どのようなものがあるだろうか?
人口問題:全2時間
12 世界の食料問題の現状と対策には,どのようなものがあるだろうか?
食料問題:全2時間
Column 活動のタネ ロールプレイングとダイヤモンドランキング「屋久島の観光開発」
第3章 持続可能な地域づくりと私たち
1 日本の自然環境の特徴はどのようなものだろうか,また将来の災害にどう備えるべきだろうか?
自然環境と防災:全3時間
2 身近な地域にはどのような課題があるだろうか,その解決に向けてどう取り組むべきだろうか?
地域調査をとおした社会課題の解決:全4時間
Column 活動のタネ コンセンサス会議「遺伝子組み換え食品の安全性について考える」
おわりに
参考文献

はじめに

 2022年度(令和4年度)から実施の高等学校の学習指導要領では,必修科目「地理総合」が新設されました。1982年度(昭和57年度)に「現代社会」の必修化とともに「地理」が必修から外されて以来,40年ぶりのこととなります。地理教育関係の学会や研究会,各種出版物はその話題で持ち切りとなり大変盛り上がっておりましたが,それと同時に「誰が担当するのか」が危惧される事態となります。

 「現代社会」に続き,94年度(平成6年度)から世界史が必修化されたこともあり,地理の履修者はこれまで年々減っており,大学入試における地理受験者の減少,地理受験が可能な大学の減少,さらには大学で地理を専攻した高校の地理教員の減少という負の連鎖によって,高校の現場に地理の教員が少ない,いないという状況が続いていました。このような中で地理が必修化されるわけですから,歴史や公民を専門とする先生方が「地理総合」を担当せざるを得ないという状況が予想されます。自分が専門外の科目を担当するときのことを思うとその大変さも容易に想像がつきます。

 しかし,本当に大変なのは大学を出たての,中でも高校時代に地理を学んでいない若い先生方かもしれません。授業以外に学級担任,分掌,部活動など従来の業務に加え,初任以降も毎年のように経験者研修が課され多忙を極めている中で,慣れない地図やGIS,まだよくわかっていない学校周辺地域の防災や社会課題の解決を学習内容とする新設科目を担当することは,かなりの負担だろうと思われます。

 考えてみると,私も採用されて間もないころ日々の授業に困ったときには,まさに「藁をもつかむ」思いで職場の先輩方に相談したり,教育研究会に参加して発表を聞いたり,何冊もの授業実践本を買ったりしていました。今回,採用間もない若い先生,地理を専門としない先生方に向けて,授業における生徒たちとの対話にそって話を進める形式の本をつくる,というお話をいただきました。私自身も,長らく学級担任に加えて分掌の仕事や部活顧問をやりながら,日々の授業に苦しんできた教員ですので,最先端の専門的,研究的なものではありません。「これぐらいだったら,自分にもできるかもしれないな」とか,「次の授業の導入にちょっと使ってみようかな」と感じてもらえるような,加えて授業や地理の楽しさを伝えられるような本になればと思っています。


  2022年6月   /山本 晴久

著者紹介

山本 晴久(やまもと はるひさ)著書を検索»

1967年,東京都生まれ。

明治大学文学部史学地理学科地理学専攻卒。

千葉大学大学院教育学研究科修了。

千葉県の県立高校に30年勤務。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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