- はじめに
- 1章 その校内研究,間違っていませんか? 校内研究の基礎基本
- 1 なぜ校内研究・研究授業は必要なのか
- 1 研究授業は自分の授業を見直すチャンス
- 2 「普段やらない授業」をやめよう―研究授業の本当の意味
- 3 研究テーマは「授業発表」のためじゃない
- 2 そもそも授業研究と研究授業は同じではない
- 1 授業研究と研究授業―「問い」から始まり,「問い」に還る
- 2 研究授業は授業研究の「一部」
- 3 毎日が研究授業のはずだが…
- 1 積み重ねの“ひとコマ”が,研究授業
- 2 研究授業の役割が変わる
- 3 研究主題と結びついているのか
- 4 学校教育目標と研究主題
- 1 学校教育目標という「北極星」を見失わない
- 2 「お題目」を「羅針盤」に変える“解釈”の力―研究主題をどう考えるか
- 5 研究主題をどう作るのか
- 1 STEP 1:昨年度の「課題」を「子どもの姿」で再定義する
- 2 STEP 2:「ありたい姿(ゴール)」から研究主題を作成する
- 3 STEP 3:ゴール達成の「仮説(手段)」として学習形態を位置づける
- 4 STEP 4:研究計画書に「構図」を明記する
- 6 研究主題の振り返りをどうするのか
- 1 研究の「成果」と「課題」を次年度へつなぐ
- 2 個人(教師)としての振り返り
- 7 「子どもの学び」を語る検討会・協議会�@
- 1 指導案検討会のマナー
- 2 指導案は7割程度作成してから持ち寄る
- 8 「子どもの学び」を語る検討会・協議会�A
- 1 指導技術ではなく,「子どもの学び」を語る協議会に
- 2 「討議の柱」は,研究テーマとつながっているか
- 9 「子どもの学び」を語る検討会・協議会�B
- 1 写真で「子どもの学び」を見取る
- 2 「印象」を「事実」に変える―クラウド時代の授業研究
- 10 事前授業と指導案分担について
- 1 他クラスでの「指導案」実施をどう位置づけるか
- 2 「分担して書く指導案」がうまくいかない理由
- 2章 その校内研究,間違っていませんか? 失敗しない進め方
- 1 研究主任の視点からできること―心構えとイノベーションの起こし方
- <吹田市立豊津第一小学校の取り組み>
- 1 「校内研究」に取り組んだ背景―「校内研究」を進める上での“難しさ”
- 2 “井の中の蛙”だと気がついた,研究部員時代―「校内研究」の土台となった“学び”
- 3 「算数科の研究主任」として―心構えとイノベーションの起こし方
- 4 研究主任として―子どもも大人も,“確かな学び”の獲得を
- 2 様々な工夫で実現! 学校全体での校内研究の進め方
- <守口市立錦小学校の取り組み>
- 1 現在の取り組み―授業改善の全体像と校内共有
- 2 なぜ改善が必要なのか―課題意識からチームでの取り組みへ
- 3 授業改善のプロセス―授業改善サイクルと協議会の型づくりから
- 4 学校全体での系統性と接続の強化―「表現力」と「情報活用能力」を共通言語として
- 3 6つのミッションで挑む!教師が自ら学びたくなる探究型校内研究
- <京都市立岩倉北小学校の取り組み>
- 1 探究型校内研究のデザイン―6つのミッションで挑む1年間
- 2 6つのミッションで動かす校内研究
- 4 教育委員会ができること―校内研究へのサポートと戦略
- <京丹後市の取り組み>
- 1 10年間のグランドデザイン
- 2 なぜ研究は間違うのか―研究が終わった瞬間,元に戻る教室
- 3 校内研究が“間違う”3つの構造的パターン
- 4 うまくいかない原因を解消する3つの提案
- 5 解決策:3つの成功原則
- 6 座談会:本音で語る“あの頃”と“今”
- 7 組織論:9人から90人へ―「火」と「風」のメカニズム
- おわりに
はじめに
「校内研究はいらない」「研究授業はもうやめたい」
SNS,学校現場で,そんな声があふれています。
しかし,私は断言します。子どもたちの学びを本気で支えたいなら,校内研究も研究授業も絶対に必要です。問題は,やるかやらないかではありません。どう設計し,どう運営し,どう次へつなげるか。ただそれだけです。
ではなぜ,否定的な声が上がるのか。それは,指導案検討会が「吊し上げ」の場になり,研究協議会が「否定大会」で終わる。そんな辛い経験が背景にあるからではないでしょうか。次の一手が見えない不毛な時間は,教師を疲弊させ,子どもの学びを置き去りにします。
良い検討会・協議会は,
・授業者自身が気づいている“痛いところ”を,安全な場で取り出せる
・自分一人では思いつかなかった視点を具体的な“次の一手”に変えてくれる
などの特徴があります。
本書は,教師を疲弊させ,子どもの学びを置き去りにするような光景を終わらせたいと願う本です。本書では,校内研究の“変え方”を具体的にイメージできるよう,特徴の異なる3つの学校の実践を軸に物語を進めます。
1校目:「熱意のありすぎる研究主任が,試行錯誤している」学校
2校目:「ここ数年で様々な工夫を行い,学校全体で校内研究を進めることができるようになっている」学校
3校目:「より先端な取り組み,オリジナルな取り組みを行い,学校全体で校内研究を進めたい」と願う学校
さらに,3年間伴走している京丹後市教育委員会の方から,校内研究へのサポートや戦略について語ってもらいます。
さあ,ページをめくり,校内研究を“回すだけのアリバイ”から,“学び続ける学校の心臓部”へ,一緒に変えていきましょう。
/樋口 万太郎
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明治図書- 校内研究という視点を改めて考えるきっかけになりました。2026/9/1830代・小学校教員















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