成功する1人1台端末の授業づくり 先進事例に学ぶ効果的なICTの利活用法

成功する1人1台端末の授業づくり 先進事例に学ぶ効果的なICTの利活用法

近日刊行予定

なぜ、DXは失敗するのか?先行事例から成功する活用法を導く!

いまなぜ1人1台なのか…世界のICT活用の現状やOECD諸国と日本との比較、教育のデジタル化と学力との関係、海外の研究成果からみるICT活用の成功例と失敗例などの分析をもとに日本の小中学校の授業場面での失敗しない活用法、成功する授業例を解説します!


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ISBN:
978-4-18-369126-2
ジャンル:
授業全般
刊行:
対象:
小・中
仕様:
A5判 160頁
状態:
近日刊行
出荷:
2022年8月22日
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Contents

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 いまなぜ1人1台か
1 導入の経緯
2 日本の現状
3 世界の現状1 アメリカ・ヨーロッパ
4 世界の現状2 アジア・アフリカ
5 世界の現状3 オセアニア
6 変化する世界の教育
7 1人1台の意味とは
8 クラウドによる革命
9 変わるカリキュラム・マネジメント
10 教育データの利用
第2章 PISA2018結果からみる日本の学力とICT利用
1 数学・科学・読解力の成績推移
2 ICT活用調査結果から見える現状
3 世界の各教科でのICT利用状況
4 世界の学校外でのICT利用状況
第3章 世界の教育改革とデジタル化
1 学力調査で躍進する国々
2 フィンランド
3 エストニア
4 スウェーデン
5 ノルウェー
6 韓国
7 教育改革によるデジタル化と学力
第4章 海外の研究成果が示す1人1台端末活用の成功例と失敗例
1 1:1プログラムの効果検証の研究
第5章 7つの場面でみる1人1台端末活用の失敗しない授業
1 目標・課題の提示の場面
2 情報の収集と整理の場面
3 考えの深化の場面
4 共有の場面
5 発表の場面
6 評価の場面
7 振り返りの場面
第6章 7つの場面でみる1人1台端末の成功する活用事例
1 小学校 国語
2 小学校 算数
3 小学校 外国語活動・外国語
4 中学校 社会
5 中学校 理科
引用文献

はじめに

 2021年度から小・中学校で本格的に1人1台端末環境における授業が始まりました。しかし,学校で指導に当たる先生方からは様々な声が聞こえてきます。「どこでどう使えばいいかわからない。クラウドってなんのこと? 子どもたちに危険な情報に触れさせるのでは……」。これまで,学校では,ICTは準備が面倒であるとか,機器がうまく動かないなど,時間のロスの根源になりかねないと考えられる傾向があり,教員の多くには,根底において,ICTに対する不信感があると聞いています。

 しかし,今回導入された1人1台端末環境は,これまでの電子黒板や卓上提示機の導入のようなICT整備とはまったく異なり,教育の方法を根底から変える可能性があるといわれています。それは,1人1台端末環境だからこそ可能となる教育方法,言い換えると,1人1台端末環境がなければできない,新たな教育方法が可能となるという点においてです。我が国の教育はこれまで,世界の中でも注目されるほど高い成果を上げてきました。これまでのPISA学力調査の結果などを見ても,世界のトップ集団の一員として他国をリードしているといっても過言ではありません。しかし,世界であまねく起こっているデジタル化の波は,我々が感じているよりもはるかに大きく,世の中を変え,Society 5.0と呼ばれる新たな社会への急速な移行をもたらしつつあります。教育も社会活動の一環である限り,そのデジタル化による変革の波は避けて通れないでしょう。今回導入された1人1台端末環境は,その意味で,そのような社会のデジタル化が必然的にもたらすものであるといえます。

 2021年8月現在の文部科学省のGIGAスクール構想に関する各種調査の結果概要では,1人1台端末を授業で利用している小・中学校は小学校で96.1%,中学校で96.5%となっています。前年度の調査(2020年9月時点で4%の自治体が整備完了)と比較すると整備と利用はかなり進んでいるといえます。端末が鉛筆やノートのような文房具の1つとして使われるようになるときも近いと思われます。

 本書は1人1台端末環境に関する学校教育現場における不安や疑問,そして何よりも「なぜ1人1台なのか?」の問いに対する答えを,その根拠とともに示すことを目的としています。そのため,すでに利用経験豊かな,小・中学校で教える著者から,1人1台端末環境の「失敗を成功に変えるポイント」と「成功する利活用のポイント」を事例とともに紹介しています。これから授業で端末利用を始めたい,あるいは,もう少しスキルアップしたいと考えていらっしゃる先生方に,学校の授業実践で活用していただければ幸いです。



本書の構成

 本書は全6章で構成されており,前半の調査・研究編と後半の事例編に分かれています。前半の第1章から第4章は1人1台端末環境の我が国及び世界における実情を探り,「いまなぜ1人1台か?」「1人1台は効果があるのか?」の問いに対する様々な面からの考察と回答を試みます。後半の第5章と第6章では,学校で1人1台端末環境を利用する上での各教科における「失敗を成功に変えるポイント」と「成功する利活用のポイント」を事例とともに紹介します。



謝辞

 本書の執筆を思いついたのは,北海道英語教育学会eラーニング研究会での,主にヨーロッパにおける1人1台端末環境の調査プロジェクトがきっかけでした。当調査からは多くの示唆をいただいたことをここに深謝いたします。また,第5章と第6章の事例編(理科)を執筆するにあたっては,北海道教育大学附属函館中学校の松下賢氏と金子智和氏に多大なご協力をいただきました。あらためてここに感謝申し上げます。


  2022年8月   /石塚 博規

著者紹介

石塚 博規(いしづか ひろき)著書を検索»

北海道教育大学旭川校教授

旭川市生まれ。北海道大学文学部を卒業後,高等学校教員,札幌市教育委員会指導主事,北海道東海大学准教授を経て,現職。北海道教育大学大学院修士課程(英語教育),北海道大学情報科学研究科博士課程修了(Ph. D.)。専門分野は,ICTを活用した教育,早期英語教育,第2言語習得,AIによる授業分析など。

三村 仁(みむら ひとし)著書を検索»

北海道教育大学附属旭川小学校教諭

富良野市生まれ。北海道教育大学旭川校を卒業後,公立小学校教員を経て,現職。北海道教育大学未来の学び協創センター員。

郡司 直孝(ぐんじ なおたか)著書を検索»

北海道教育大学附属函館中学校教諭

根室市生まれ。北海道教育大学函館校を卒業後,公立中学校教員を経て,現職。北海道教育大学大学院教育学研究科修士課程修了(教育学修士)。北海道教育大学未来の学び協創センター員。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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