- はじめに(森岡 健太)
- はじめに(中村 優輝)
- 本書の執筆者
- 第1章 道徳授業「こうしたい」―4人の授業観で見る道徳授業のカタチ
- 森岡健太の道徳
- 「型でつくる」
- 「型でつくる」道徳とは?
- 「型でつくる」道徳の発問・板書・学習活動のポイント
- 中村優輝の道徳
- 「直球で問いかける」
- 「直球で問いかける」道徳とは?
- 「直球で問いかける」道徳の発問・板書・学習活動のポイント
- 山崎太輔の道徳
- 「KTOでつくる」
- 「KTOでつくる」道徳とは?
- 「KTOでつくる」道徳の発問・板書・学習活動のポイント
- 町田晃大の道徳
- 「p4cでつくる」
- 「p4cでつくる」道徳とは?
- 「p4cでつくる」道徳の発問・板書・学習活動のポイント
- わたしの知る4人の素顔
- 第2章 道徳授業「こうすればいい」―QA対話で見る道徳授業の多様なカタチ
- 山崎→森岡
- Q 森岡先生の「型」は多様ですが,ときに「型にはめる」ことへのジレンマはありませんか?
- 中村→森岡
- Q 「道徳メガネ」とはどのようなものですか?
- 町田→森岡
- Q 「同じ土俵」でいるためには?
- 山崎→中村
- Q 「決め切らない」授業は勇気がいると思います。中村先生が,それでもなお「決め切らない」ことを選ぶ,その信念の根源は何でしょうか?
- 森岡→中村
- Q 年間で複数回扱う内容項目(「友情,信頼」など)の際には,問いは変わるのでしょうか?
- 町田→中村
- Q 森岡先生のおっしゃる「対話レベル」を中村先生は意識されていますか。また,そのレベルによって,導入を変えていますか。
- 森岡→山崎
- Q 板書では「あえてつくる『余白』」とありますが,これは計画段階のときなのか,実際に板書を進めていくときの話なのかどちらでしょうか? 「余白」が残ったままになって終わってしまうことはないでしょうか?
- 町田→山崎
- Q VUCA時代に必要なのは,粘り強さと探究心を掻き立てる「問い」では? その「問う力」はどのように育てる?
- 中村→山崎
- Q 「思考を刺激し,対話を促す」ために,@日々の道徳教育や学級経営で大切にしていることや「これだけは譲れない」ということ,A道徳科の授業で意識していることはありますか。
- 山崎→町田
- Q p4cで目指す「創造的対話」は,ときに結論が出ない,あるいはモヤモヤが残ることもあると思います。その「宙づり」の状態をどう捉えていますか?
- 森岡→町田
- Q 問いを選ぶ際に,「こちらの問いの方が面白そう」,「教師の問いの方が深まりそう」とモヤモヤすることはありませんか?
- 中村→町田
- Q 初めて哲学対話に出合う子どもたちへの,授業開きを教えてください。
- 授業で大切にしたいこと
- 第3章 道徳授業「こうしてみた」―比較で見る子どもとともにつくる授業のカタチ
- 森岡健太の「雨のバスていりゅう所で」
- 問題解決的な手法で突破する授業
- 中村優輝の「雨のバスていりゅう所で」
- 導入の発問を「最大限」に生かす
- 山崎太輔の「雨のバスていりゅう所で」
- その「行為行動」を生む“もととなる心”は?
- 町田晃大の「雨のバスていりゅう所で」
- 「見えないルール」に迫る哲学対話
- 森岡健太の「よわむし太郎」
- ICT×レーダーチャートで多面的に思考
- 中村優輝の「よわむし太郎」
- 主人公の言動を「肯定的である」と限定しない
- 山崎太輔の「よわむし太郎」
- 変わったのは誰だろう〜「よわむし太郎」が起こした化学変化〜
- 町田晃大の「よわむし太郎」
- 一見,的外れな問いから深まる授業
- 森岡健太の「ブランコ乗りとピエロ」
- 役割演技×2で投影的に考える授業
- 中村優輝の「ブランコ乗りとピエロ」
- 道徳的価値を自分なりに分解・再構築する
- 山崎太輔の「ブランコ乗りとピエロ」
- 声なき声をきくこと,みつけること
- 町田晃大の「ブランコ乗りとピエロ」
- 言葉にこだわる哲学対話
- 座談会 授業「雨のバスていりゅう所で」
- おわりに(山崎 太輔)
- おわりに(町田 晃大)
はじめに
道徳を語り合うことで見えてくる世界
今から10年ほど前の話になります。とある居酒屋で「男飲み会」なるものが開催されました。職場の男性の先生だけが10人ほど集まって飲み会をするというのです。一体どんな飲み会になるのだろうと恐る恐る行ってみると─終始,熱い教育論を交わす飲み会だったのです!
私は道徳の授業をすることが大好きです。でも,その飲み会に参加してみて気づきました。自分が授業をするだけでなく,人の授業論を聞いてみるのも面白いものだなって。そして,その感覚は本書にも通じているように思います。
さて,本書は「四者四様」という面白い構成になっています。
4人の道徳実践家が,各々の授業観をもとに同じ教材について語り合い,ときに鋭く意見を交わしながら作り上げた一冊です。
皆さんもここに気軽に「ふらっと」混ざり,対話を楽しむような気持ちで本書を読んでいただければ幸いです。そう,あの日のあの飲み会のように。
今回本書で取り上げている教科が「道徳科」であることにも,価値があると思っています。なぜなら,道徳科の授業は授業者の個性が大きく反映され,多様な姿を見せ,語りがいのあるものだからです。
同じ教材を読んでも,授業者によって引っかかる箇所や考える発問も異なります。何だったら,扱う内容項目でさえ変わることもあります。
だからこそ,一つの正解に収束するのではなく,複数の実践に触れることで,自分自身の授業観を揺さぶり,問い直すことができるはずです。それは,道徳科での見え方が一つではないという世界に気づくことでもあります。
あなたは,どの実践家の考えに共感しますか。そして,どの考えに心が揺さぶられるでしょうか。
/森岡 健太
はじめに
答えが一つではない道徳的な課題を一人一人の児童が自分自身の問題と捉え,向き合う
『小学校学習指導要領解説 特別の教科 道徳編』には,このように記されています。道徳的価値について考えていくと,大人も子どもも関係なく,実に多様な考えが出てきます。答えが一つでないからこそ,私たち教師も子どもたちと本気で向き合うことができ,ときには子どもたちの思考の深さに驚かされることもあります。これこそが「特別の教科 道徳」の魅力ではないでしょうか。
答えが一つでないのは,教師の授業スタイルも同じはずです。「道徳授業のあり方も多様であってよい」そう考えた私たちは,本書で「型でつくる」道徳,「直球で問いかける」道徳,「KTOでつくる」道徳,「p4cでつくる」道徳という,四者四様の異なるアプローチを提案しました。どの手法が優れている,ということではありません。手法は違えど,道徳科の目標を見据えて学び続けている点は共通しています。個性あふれる4人の授業スタイルを,ぜひ読み比べてお楽しみください。
数年前,私たちはSNSを通じて出会いました。それぞれの実践を知り,互いに切磋琢磨する中で「いつか自分たちの本を書くことができたら幸せだよね」と語り合ってきました。その夢が形になったのが,この一冊です。
そして,本書を語る上で欠かせないのが,私たちを全力でサポートしてくださった岡島先生の存在です。特に座談会では,岡島先生が私たちの考えを丁寧に引き出し,つなぎ合わせ,価値づけてくださいました。岡島先生が創ってくださった安心感のある対話の場があったからこそ,本書は完成に至りました。この場を借りて,深く感謝申し上げます。
さあ,それでは,私たち5人で創り上げた本書をどうぞお楽しみください。
/中村 優輝
本書の特典は、下記よりダウンロードできます。
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付録
| 内容 | ファイル名 | サイズ | |
|---|---|---|---|
| 座談会 PDF一式 |
zadankai.zip | 786KB | ![]() |
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明治図書- よい2026/9/830代・中学校教員















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