体育科授業サポートBOOKS
学びの系統がまるわかり!「ゲーム・ボール運動・球技」授業づくりマスターガイド
小・中・高等学校における「ゲーム中心の指導アプローチ(Game−Based Approach)」

体育科授業サポートBOOKS学びの系統がまるわかり!「ゲーム・ボール運動・球技」授業づくりマスターガイド小・中・高等学校における「ゲーム中心の指導アプローチ(Game−Based Approach)」

ゲームを通してゲームを学び深めるための理論と実践の決定版

技術だけを個別に習うのではなく、ゲームをプレーする中で課題を見出し戦術理解するゲーム中心の指導。ゴール型・ネット型・ベースボール型の各型において、小・中・高校の実践を収録し、シームレスな学びの接続を実現します。各ゲームは単元計画も収録して追試可能。


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PDF
ISBN:
978-4-18-357435-0
ジャンル:
保健・体育
刊行:
対象:
小・中・高
仕様:
A5判 112頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年3月29日

目次

もくじの詳細表示

まえがき
Chapter1 「ゲーム中心の指導アプローチ」による授業づくり
1 「ゲーム中心の指導アプローチ」とは何か?
2 なぜ「ゲーム中心の指導アプローチ」を使用するのか?
3 「ゲーム中心の指導アプローチ」でどうやって評価するのか?
Chapter2 学びの系統がよくわかる!「ゲーム中心の指導」の授業モデル
―ゲーム・ボール運動・球技―
ゴール型
ゴール型の学習内容の系統性 ゴールとボール状況から自らの判断を考える
@どうやって当てようかな?
おせおせシューティングゲーム・ゲーム(ボールゲーム)・小学校低学年(1年)
A相手の動きを見てゴールを攻めたり守ったりしよう!
ロークゴールボール・ゲーム(ゴール型ゲーム)・小学校中学年(3年)
Bボールを奪ってそれ行くぞっ!
カウンターゴールゲーム・ボール運動(ゴール型)・小学校高学年(6年)
Cスペースに動いてゴールを決めよう!
サッカー・球技(ゴール型)・中学校(1・2年)
D守備をいかに崩してスペースをつくり出すか!?
ハンドボール・球技(ゴール型)・中学校(3年)
E4局面とその目的からサッカーを理解する
サッカー・球技(ゴール型)・高等学校(2年)
ネット型
ネット型の学習内容の系統性 ネットを挟んだ送り出し合いの攻防から考える
@どうやってボールを送り出す?
モンスターボール・ゲーム(ボールゲーム)・小学校低学年(1年)
Aどうしたら得点を多く取れるかな?
スペースボール・ゲーム(ネット型ゲーム)・小学校中学年(4年)
Bみんなで協力 ねらえアタック!
キャッチバレーボール・ボール運動(ネット型)・小学校高学年(6年)
Cチームで考えよう!どうすれば解決できるかな?
バレーボール・球技(ネット型)・中学校(1・2年)
Dショットの追及〜ラリーを有利に進めるには?〜
バドミントン・球技(ネット型)・中学校(3年)
Eネット際の攻防を楽しもう!
バドミントン・球技(ネット型)・高等学校(2年)
ベースボール型
ベースボール型の学習内容の系統性 「ボールの送り出し課題」と「進塁課題」の発展から考える
@時間をつくって陣地を移動しよう!
おたからむし・ゲーム(鬼遊び)・小学校低学年(2年)
Aボールを送り出す場所を考えよう!
ろくむしボール・ゲーム(ベースボール型ゲーム)・小学校中学年(4年)
B仲間とつないで素早く通せんぼしよう!
通せんぼベース・ボール運動(ベースボール型)・小学校高学年(5年)
Cどこでアウトを取るかを判断してチームで守ろう!
三角ベースボール・球技(ベースボール型)・中学校(2年)
D状況によって攻め方、守り方を考えよう!
フォースアウトベースボール・球技(ベースボール型)・中学校(3年)
E作戦を立てて攻防を楽しもう!
ソフトボール・球技(ベースボール型)・高等学校(3年)
あとがき
執筆者一覧

まえがき

 2022年は,ゲーム中心の指導アプローチであるTGfUが誕生して40周年の年です。TGfUは,全てのプレイヤーがゲームを楽しみながら,ゲームを理解し,上達へつなぐアプローチとして確立されていきました。そのアプローチは,日本にも大きな影響を与えて,学習指導要領の内容も「型ゲーム」として示されるようになりました。今や「ゲームはゲームを通して学ぶ」という授業づくりは当然のようになってきていると言えます。しかし,その学びが小学校から高等学校に向けて深まったものになっているかといえば,必ずしもそうとは言えないように思います。かつて,私の研究室で研修していた高校教員が小学校の授業を見た際に,「この活動は高校でもやっています。先生は高校でどんな活動をすることをイメージしていますか?」と質問していました。この言葉に象徴されるようにゲームの経験はするけれど,ゲームを通してゲームについて学び深める授業になっていない現状があります。そこで,本書では,小学校から高等学校までの学習内容の系統性を戦術理解に求め,シームレスな学びの接続を意識した授業実践を紹介しています。執筆者の先生方には1年以上前に書籍のコンセプトをお話しして各ゲームの型ごとに小中高の先生方から構成されるチームをつくり,話し合って授業づくりを進めて頂きました。全国から集まった学校種を超えた先生方が,喧々轟々,授業について語り合い,それをもとに授業実践を構想し,それを共有し,協議して振り返り,原稿のまとめ方を考え,時間をかけて創り上げられたのが本書です。

 読者の皆様には,実践を読みながら子どもの具体的な学びの深まりを実感し,これからの授業実践を考えて頂ければ幸いです。


  2022年2月   編者 /鈴木 直樹

著者紹介

鈴木 直樹(すずき なおき)著書を検索»

博士(教育学)。公立学校に9年間勤務後,2004年から埼玉大学,2009年から東京学芸大学で勤務。体育科教育学を専門とし,体育の学習評価論,ICT利活用,ボール運動の授業づくりの研究に力を入れている。TGfU SIG International Advisory Board日本選出委員(2021年1月〜)。TGfU SIG Leadership Fellow(2022年1月〜)。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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