入学式等の行事から日常の朝会まで
心を育てる校長講話 実例105

入学式等の行事から日常の朝会まで心を育てる校長講話 実例105

いつまでも心に残る講話をしませんか?

子どもたちの心に寄り添い語りかける講話は、ゆっくりと、しかし確実に子どもの心を育てていきます。入学式や卒業式で話せる講話、4月〜3月まで1年間を通して語れる講話など、教員時代から道徳教育で自作教材を長年研究してきた著者による、珠玉の105話を掲載。


紙版価格: 1,980円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
978-4-18-346712-6
ジャンル:
学校経営
刊行:
2刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 152頁
状態:
絶版
出荷:
予定なし

目次

もくじの詳細表示

はじめに
1章 校長講話と「三方よし」
1 校長講話にかける私の思い
2 校長講話の理論的展望
3 「三方よし」の考え方
4 「三方よし」を目指した3つの校長講話
5 校長講話の自由記述のアンケート調査
6 児童の自由記述の結果
7 自校とD校における自由記述の各段階の文章例
8 校長講話の実践を振り返って
2章 心が温まる校長講話集
行事
講話1 入学式�@おはようございます
講話2 入学式�A決意
講話3 入学式�B人生は,出発の連続(中学生向け)
講話4 始業式�@日本一の学校
講話5 始業式�A「三方よし」を目指す
講話6 始業式�B校長先生は,くまモン好き
講話7 運動会�@開会式
講話8 運動会�A閉会式
講話9 運動会�B開会式
講話10 運動会�C閉会式
講話11 学芸会�@学芸会に向けて
講話12 学芸会�A学芸会を終えて
講話13 避難訓練�@自分で判断し,行動する
講話14 避難訓練�A判断力は,未来を予想する力
講話15 避難訓練�Bすべての人のいのちを守る
講話16 卒業式�@勇気
講話17 卒業式�A大器晩成
講話18 卒業式�B素晴らしい卒業生
講話19 修了式�@「三方よし」の日本一の学校
講話20 修了式�A散る桜 残る桜も 散る桜
4月
講話21 4月�@素晴らしい挨拶のできる児童
講話22 4月�A挨拶は,形と心が一致した美しさ
講話23 4月�B自分から挨拶してみよう
講話24 4月�C挨拶の習慣
講話25 4月�D挨拶の試合
講話26 4月�Eあ・い・さ・つ
講話27 4月�Fオ・ア・シ・ス
5月
講話28 5月�@返事の大切さ
講話29 5月�A自分で判断し,行動し,責任をとる
講話30 5月�Bよい習慣を身につけよう
講話31 5月�C匠と言われる人
講話32 5月�Dぞうさんの歌
講話33 5月�E金子みすゞさんの詩
講話34 5月�F松尾芭蕉の俳句
6月
講話35 6月�@記録を破るということ
講話36 6月�A見せたいもの
講話37 6月�B「学ぶ」という字
講話38 6月�C「困」という字
講話39 6月�D「礼」という字
講話40 6月�E家での復習
講話41 6月�F勉強の仕方,やり方を学ぶ
7月
講話42 7月�@道徳の勉強
講話43 7月�Aいざというときには
講話44 7月�B心の柔らかさ
講話45 7月�C省略しては,いけないこと
講話46 7月�Dハンマーでは錠前は開かない
講話47 7月�E「酔生夢死」の生き方
講話48 7月�Fコツコツ
講話49 7月�G時はいのちなり
講話50 7月�H臨海学校の思い出
講話51 7月�I浦島太郎の話その1
講話52 7月�J浦島太郎の話その2
9月
講話53 9月�@一生懸命,一所懸命
講話54 9月�Aかけがえのないいのち
講話55 9月�Bいのちの大切さ
講話56 9月�Cいじめの構造
講話57 9月�D「いじり」はいけないこと?
講話58 9月�Eいじめの授業
講話59 9月�Fいじめの調査
講話60 9月�Gいじめ防止標語コンテスト
講話61 9月�Hあかり
講話62 9月�I赤毛のロッソ
10月
講話63 10月�@人生二度なし
講話64 10月�Aマジックをみんなで楽しむ
講話65 10月�B通り沿いの花壇
講話66 10月�Cアジフライを食べるまで
講話67 10月�Dタクシーでみんな「よし」
講話68 10月�E伊能忠敬から学ぶ
講話69 10月�F中江藤樹のお母さん
11月
講話70 11月�@二宮金次郎
講話71 11月�A孔子の言葉
講話72 11月�B晴耕雨読
講話73 11月�C校長先生のお友達
講話74 11月�D見えない何かに導かれて
講話75 11月�E明かりの下の燭台
講話76 11月�Fゴミのハロウィン
12月
講話77 12月�@心をこめて
講話78 12月�A自分たちは何ができるか
講話79 12月�B口はひとつ眼はふたつ耳はふたつ
講話80 12月�Cダメな人間は,一人もいない
講話81 12月�Dサンタクロース
講話82 12月�E長い歴史のある学校
講話83 12月�Fお帰り 寅さん
1月
講話84 1月�@昭和の歌謡曲
講話85 1月�A思いやりのある人は魅力的
講話86 1月�B正直でいること
講話87 1月�C自分は何のために生まれてきたのか
講話88 1月�D感動する映画やテレビの条件
講話89 1月�E結果の出せる人,出せない人その1
講話90 1月�F結果の出せる人,出せない人その2
2月
講話91 2月�@立派な社会人とは
講話92 2月�A遅刻をするということ
講話93 2月�B何事も自分次第その1
講話94 2月�C何事も自分次第その2
講話95 2月�D友達を勇気づける
講話96 2月�E相手にとってよい友達
講話97 2月�F本当の友達
3月
講話98 3月�@反省する仕方を反省する
講話99 3月�A幸せと不幸せ
講話100 3月�Bよい習慣と悪い習慣
講話101 3月�C困っている人を助けてあげて
講話102 3月�D10年,20年,50年後の自分
講話103 3月�E一期一会
講話104 3月�F終わりよければすべてよし
講話105 3月�G本当の喜び
あとがき

はじめに

 私は,毎朝,自校の南門で児童を出迎えています。南門の正面の交差点には車道があり,横断歩道がありません。車道の向こう側から登校してきた児童は,左右にある横断歩道まで迂回しなければなりません。しかし,車道には,車がほとんど通りません。そのまま交差点を渡れば南門に入れますが,どの児童も横断歩道まで迂回して登校します。

 ある日,私は2年生の児童に声をかけました。

 「毎日,横断歩道まで遠回りして偉いね。でも,もし,校長先生が,ここに立っていなかったら,横断歩道まで遠回りしていますか?」

 私がそう尋ねると,その児童は何のためらいもなく答えました。

 「はい,そのまま車道を渡ります」

 その児童は,「規則の尊重」「生命の尊さ」などの道徳的諸価値の理解によって,横断歩道を渡ってきたのではありませんでした。私がそこに立っているか,いないかという状況を判断して,横断歩道を渡ってきたのです。これは,その児童に限ったことではありません。大人だって,その場の状況を判断して行動することがあります。

 道徳性を育成することを目標としている道徳教育にとって,これは避けては通れない重要な課題であると考えます。かりに毎週行われる道徳科の授業で,児童がねらいとする道徳的諸価値を理解したとしても,はたして,道徳性を養うことはできるのでしょうか。

 校長は,このような課題を抱える中で,道徳教育を充実させるためにリーダーシップを発揮しなければなりません。道徳教育の全体計画,年間指導計画,別葉を作成しても,それだけでリーダーシップを発揮したことにはなりません。児童の道徳性を,どのように養っていけばよいかを教師に具体的に指導しなければならないと思います。そんな思いから,私は,校長講話の充実を考えたのです。

著者紹介

松原 好広(まつばら よしひろ)著書を検索»

東京都江東区立大島南央小学校校長。

1961年生。東京都公立中学校教諭,副校長を経て,現職。教諭時代は,道徳授業の自作教材に力を入れてきた。最近のテーマは,児童や教師にとって,校長の考えや思いに直接触れ,普段,考えるこのとない貴重な機会となる校長講話(校長の自作教材)の充実に取り組んでいる。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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