小学校英語サポートBOOKS
導入・展開でクラスが熱中する!小学校英語の授業パーツ100

小学校英語サポートBOOKS導入・展開でクラスが熱中する!小学校英語の授業パーツ100

ロングセラー

好評3刷

これでカンペキ!アレンジ自由自在のネタ&活動アイデア100

Let’s Try!やWe Can!に掲載された英語表現をもとにした「導入・展開」の活動アイデアを100の授業パーツにわけて紹介。基本表現をどのように導入しどのような活動へと展開させればよいのか、授業の流れが一目でわかり明日からの授業で即役立ちます!


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ファイル形式

PDF
ISBN:
978-4-18-345724-0
ジャンル:
外国語・英語
刊行:
3刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 212頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年3月19日

CONTENTS

もくじの詳細表示

はじめに
Chapter1 子供の心をギュッとつかむ!導入で使える授業パーツ
3年
1 こんにちは。ぼくはヒロです。
2 元気? How are you?
3 体調や感情を表す表現
4 いくつ? How many?
5 I like…. 私が好きなのは…
6 I don’t like….
7 好きですか? Do you like…?
8 What… do you like?
9 私はH.K! 私はだ〜れ?
10 What do you want?
11 これな〜に? What’s this?
12 この人だ〜れ? Who is this?
4年
13 おはよう! Good morning.
14 天気はどう?
15 Let’s play dodgeball.
16 What day is it? 何曜日?
17 掘った芋いじるな? What time is it?
18 What time do you like?
19 〜を持っていますか?
20 What do you want?
21 What’s your favorite fruit?
22 ケリーを見つけよう!
23 What’s your favorite place?
24 私の一日
5年
25 How do you spell your name?
26 自己紹介をしてみよう!
27 誕生日は何月?
28 When is this event?
29 今日は何日? −序数(first, second…)の導入
30 あなたの誕生日はいつ?
31 何才ですか?
32 今日は何の教科がある?
33 何時に起きるの?
34 ○○は,〜ができるよ!
35 Where do you want to go?
36 Hot Coldゲームから道案内へ
37 What would you like?
38 ○○が得意です!
6年
39 自己紹介しよう
40 地域・日本を紹介!
41 食べ物と味
42 私の町を紹介します!
43 夏休みの過ごし方
44 何が見たい?
45 My Best Memory
46 将来の夢は?
47 中学校での夢を語ろう!
Chapter2 楽しく理解が深まる!子供が熱中する展開の授業パーツ
3年
48 クラスのみんなと挨拶をしよう!
49 How are you?−I’m fine.
50 体調や感情を表す表現
51 同じ数,持っている友達を探そう
52 私の好きなもの!
53 みんなの好き嫌いはな〜に?
54 何回質問したら,当たるかな?
55 どんな○○が好きですか?
56 Hi. I’m H.K.
57 英語ゲーム「何が欲しい?」
58 これな〜に? What’s this?
59 この人だ〜れ? Who is this?
4年
60 好きなもの 好きじゃないもの
61 天気はどう? 何して遊ぶ?
62 何曜日が好きなのかな?
63 何時に起きるの?
64 児童熱中! 動物ゲーム!
65 What do you want?
66 あなたのお気に入りは?
67 学校案内
68 私の一日
5年
69 How do you spell your name?
70 自己紹介に慣れ親しもう!
71 誕生日はいつ?
72 世界の色々な行事
73 あなたの特別な日はいつ?
74 あなたは何才ですか?
75 これがあなたの理想の時間割だ!!
76 これが私の一日
77 ○○は,〜ができるよ!
78 Where do you want to go?
79 道案内をしてみよう
80 What would you like?
81 ○○が得意です!
6年
82 自己紹介しよう
83 地域・日本を紹介!
84 食べ物クイズを作ろう
85 私の町を紹介します!
86 My Summer Vacation
87 何をするか決めましょう!
88 My Best Memory
89 将来の夢は?
90 中学校での夢を語ろう!
Chapter3 文字指導が楽しくできる!アルファベット導入の活動パーツ
91 アルファベット大文字の導入
92 アルファベット小文字の導入
93 アルファベット小文字の成り立ち
94 アルファベット大文字の成り立ち
95 アルファベットカルタ
96 アルファベット大文字・小文字ビンゴ
97 アルファベット神経衰弱
98 Who am I? スペリングクイズ
99 大文字の仲間分け
100 小文字の仲間分け

はじめに

 昨年(2018年),『Small Talkで英語表現が身につく!小学生のためのすらすら英会話』(明治図書)を出版しました。この「すらすら英会話」はいわば,小学生に身に付けさせたい“ゴール”を示したものです。児童が学習を積んだ後に,このようなSmall Talk(対話)ができるようになっていてほしいと願う「基本表現集」になります。

 本書では,そのゴールに向かっての基本表現の「楽しい導入・展開の活動(授業パーツ)」をご紹介します。短時間で基本表現をどのように導入し,どのような活動へと展開させていくのか,コンパクトかつより多くのアイデアを収録してご紹介しています。

 基本的に,Small Talkを取り入れた授業では,@〜Bような学習過程が考えられます。


@基本表現の導入

 ↓

A基本表現の練習 (Let’s talk:言ってみよう)

 ↓

B基本表現の活用 (Let’s use:使ってみよう)

 ↓

Small Talk


 Small Talkは,既習表現の定着と対話の継続を学ぶことを目的とし,理想は5年生で1分間,6年生で2分間の児童同士による対話ができることを目標とします。そのSmall Talkの部分が,拙著『Small Talkで英語表現が身につく!小学生のためのすらすら英会話』で示してあるところとなります。

 本書は,それらSmall Talkに向かうための導入(@)と展開(A・B)の部分を扱います。


学習過程@基本表現の導入

 ここでは,児童に目標言語への理解を促すことがねらいとなります。今日はどんな言語に触れるのか,どんなことを学ぶのかを理解させるところまでが「導入」となります。そのために,児童全員が興味を引くような「ネタ」が必要になります。どんなネタを持ってくるかで,児童の興味関心は大きく変わります。ある小学校では,シルエットクイズで「色」の導入で,児童を引きつけていました。

 最初に「大根」のシルエットを見せ,児童にWhat’s this?と聞きます。元気のある児童たちは,「大根!」「ニンジン!」等と言ってきます。先生は,「Japanese radish!」と英語で言ってきた児童の発言を聞き取り,「Yes! Japanese radish. What color?」と聞きます。児童は「White!」と元気よく言います。そこで先生は,「Let’s look!」と言って大根の写真を提示します。そこに映されたのはなんと「紫色の大根」でした。児童は大変驚きます。次に,トマトのシルエットを見せます。その後の展開は想像できるでしょう。赤,黄,緑,紫のトマトの写真が出てきます。

 この導入には,「意外性」があります。意外性は授業を楽しくさせます。また,導入と次に行う活動があまりにも離れていると,何のための導入かわかりませんので,できるだけ,次の活動につながる導入ネタがベストと言えるでしょう。


学習過程A基本表現の練習

 ここでは,目標言語を使って,口頭による練習を促し,口慣れをする段階となります。基本表現を繰り返して言うインタビュー活動やゲーム,擬似的な話題を用いてのコミュニケーション活動,教師の後について繰り返すリピートなどが入ります。文科省教材の『Let’s Try!』や『We Can!』におけるLet’s playに当たる部分です。ここでのねらいは,英語の音声を繰り返し聞いたり言ったりして,語彙や表現に慣れ親しむことになります。


学習過程B基本表現の活用

 ここでは,意味ある言語活動を目指し,より現実のコミュニケーションに近い形での言語使用を促します。よって,この活動では,「相手意識」を持たせ,「コミュニケーションを行う目的,場面,状況」を設定する視点が必要です。例えば,「好き・嫌い」を尋ねるインタビュー活動では,「自分との共通点を探そう」とし,コミュニケーションを行う目的を明らかにします。ただ何気なくインタビュー活動をさせるのではなく,その目的や場面,状況を設定した中で行う言語活動が,ここの部分になります。ねらいは,単元において慣れ親しんだ表現等を用いて,実際に自分の気持ちや考えなどを伝え合うことになります。

 言語習得は,次のプロセスを踏むと言われています。インプットした目標言語に気づき,その意味を理解するところまでが導入ですので,練習・活用のパーツが,「内在化」にあたると考えます。


『図(省略)』


 その後,「統合」という段階は,既習事項を繰り返し用いて,自己表現する場面と考え,小学校でいうところのSmall Talkが児童の言語習得の統合化を図っていると考えます。

 まだまだ小学校英語は発展途上にあります。やらなくてはいけないことは山積みです。でも,先生方一人一人の力が結集すれば,その悩みもすぐに解消に向かいます。先生の御実践やアイデアを,どうかセミナーや学会等で御紹介下さい。そして過渡期の英語教育,共に楽しく頑張りましょう。


  2019年2月   /瀧沢 広人

著者紹介

瀧沢 広人(たきざわ ひろと)著書を検索»

 1966年東京都東大和市に生まれる。埼玉大学教育学部小学校教員養成課程卒業後,埼玉県公立中学校,ベトナム日本人学校,公立小学校,教育委員会,中学校の教頭職を経て,現在,岐阜大学教育学部准教授として小学校英語教育の研究を行う。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 英語の授業の組み立て方が分かりました。
      2021/9/1920代・小学校教員
    • 100例とたくさんあるのがよかった。
      2020/7/540代・小学校管理職
    • とても具体的ですぐに実践できるものばかりで活用しやすいです。
      2020/4/2240代・小学校教員
    • 小学校外国語ですぐに使えるアイデア満載ですばらしいご本と思います。いつも手元に置き活用させていただいています。
      2019/6/2950代・小学校教員
    • 是非授業で実践してみようと思いました。参考になりました。
      2019/3/1220代・小学校勤務
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